佐藤初女さんのおむすび
様々な悩み苦しみをもったひとが助けを求め訪ねてくる『森のイスキヤ』
青森にあります。
主宰されていた佐藤初女さん。(2016年に96才で逝去されています)
その献身的姿から「日本のマザー・テレサ」とも呼ばれているそうです。
初女さんは、食べることをとても大切にされていました。
訪れた人々は、
森のイスキヤで素朴ながらも心のこもったおいしい食事をする。
そうしているうちに
少し心を開いて、お話をして、元気になっていく。
そんな人も多いそうです。
初女さんの「おむすび」は特に有名かもしれません。
お握り、ではなく、おむすび。
命をむすぶ。
お米とお米をむすぶ。
色々な意味があるようです。
もう10年くらい前ですが
初女さんの
おむすび教室に参加しました。
ご高齢でいらっしゃいましたが、たいへんテキパキとそして、手際よくおむすびを作っていました。
印象に残っている言葉は
「めんどくさい、が地球を汚す」
おっしゃるとおりすぎます 笑
「祈るということは、行動するということ」
祈りは大切であるが、祈っていてもお腹は満たされない、だから祈りを胸に行動する、というような意味と思います。これは色んなことに通ずる考えですね。
初女さんの本もたくさん読みましたが学ぶことが多く、時々読み返したくなります。
凛としており素敵な方でした。
おむすびは、
力は強すぎず弱すぎず、
お米一粒一粒が呼吸できるように、
とおっしゃっていました。
形はまんまるです。
角がないほうがいい、だから丸いおむすび、
とお話されていました。
海苔は裏表を間違えず、ごはんが見えないようにつけています。
作ったあとは
ラップに包むより、タオルや布巾などの布のほうが美味しく保てるとのことでした。
その他もろもろ、とても丁寧な作り方ですが
誰でも作れるものです。
この心のこもった丁寧さが
美味しさの秘訣であり、
食べるひとに
元気を与えるのかもしれません。
いつも食べている娘も、
「このお握りおいしい~、なんか違う」とよく言います🍙
作り方を書いておきますが、
初女さんの著書やYouTubeなどでも見れるようですので、ご興味のあるかたは、ぜひご確認くださいね。
ワタシが間違って説明してはいけない気がするので笑
★初女さんのおむすび★
1,まな板を濡らす(そして、軽く拭いておく)
2,お茶碗にごはんを平らにもる
3,それを、まな板の上に逆さまにして、ごはんを置く(2合のお米で5個できます)
つくる数だけこのようにしておきます。
4,そのごはんの真ん中に具をいれる
5,手にお水をつけよく切ってから、
指3本でお塩をつまみ、両手のひらに伸ばす
6,その手で強すぎず弱すぎず、まるく結ぶ
7,2個目からはお水をつけず、お塩だけで
同じようにする(不思議と手にごはんはつきません!)
8,正方形の海苔を用意しておく。
海苔を半分におり、端2センチほど折り曲げそこをカットしてから、残りの本体の方の海苔を4等分にするとよい。(こうするとごはんの量・大きさに合うため)
カットは、折り目をつけて手できれいに切る。ハサミは使いません。
9,この海苔を表裏間違えないようにおむすびに2枚張る。少し空いている白いところにも先ほどの2センチ余りの海苔を活用。
そして海苔の上から数回結んで、整える。
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