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1ヶ月ドイツ行ってきます

彼氏の家族に招待されて今日から1ヶ月ドイツに行ってくる。
7月に彼氏が日本に来て私の祖父の家に2ヶ月半滞在したので、今度は私が彼氏の家族に会う番。

私は沖縄で22年間生まれ育った後2年台湾にいるので、寒い地域に住んだことがない。
寒いのが怖い。本当に怖い。私たちがフランクフルト空港に着く日の現地の予想気温は−5℃。

今まで経験した最低気温は3月にニューヨークに行ったときで、-3℃だった。風邪をひいているわけじゃないのに鼻水が止まらなかった。

9.11跡の世界貿易センター周辺は地面が凍っていて、ツルツルして転びそうになった。

世界貿易センター跡地
被害者の名前が周りに彫られている

この時よりも寒いのか…。しかも1ヶ月…。生きていけるのかしら。

彼曰くドイツは日本や台湾と逆で、夏に弱く冬に強い作りなので建物の中は暖かい、らしい。

台湾のアパートは床は全部タイルで窓の隙間風がすごく、寒さから何も守ってくれない。雪の中で育った彼ですら台湾の建物の中の寒さには耐えられないと言っていた。台湾のエアコンはクーラーのみで暖房がついていないことが多いので、私も台湾の冬はとても嫌いだ。沖縄ですら家には暖房があるのに、それ以上に寒い台湾(5℃〜10℃)が防寒0なの、毎冬疑問に思う。

暖かい家といえば、小学生5年生の時、鳥取の家庭に4泊5日ホームステイするプログラムに参加した。その家庭は人も家も本当に暖かかった。私のために布団乾燥機まで用意してくれて、私がお風呂に入ってる間に布団を温めておいてくれた。脱衣所にもヒーター、お風呂場は床暖房、どの部屋にもヒーターがあって感動した。ご飯も全部美味しくて、何もかも手作りだった。
私と同い年の小学5年生の女の子、2個下の妹、お母さん、お父さん、おじいさん、おばあさんの6人暮らしのその家庭はご飯中は絶対にテレビを消していて、会話を楽しんでいるようだった。

今思えば私が”お客さん”だったからかもしれないけど、14年経っても「スミさんの豆腐ハンバーグ、すごい美味しかったな〜」と思い出しては少し恋しくなる。

彼の両親もホストするのが好きなようで、何度も電話やテキストで「飲み物は何が好き?お菓子は?Milkaは何味がいい?迎えにくる時、コート持ってくるね。手袋もマフラーも買っておいたよ。ブランケットも用意したよ。」と連絡してくれた。

まだ直接彼の親に会ったことはないけど、週に1回は電話するし毎日彼氏の母親とテキストしてるから(自分の母親とは年に数回しかやり取りしないのに)、なんかもう友達みたいだ。

なんていうか、彼氏という推しを共に応援している熱狂的ファン、みたいな。私は彼氏という素晴らしい人間を創り出してくれた彼の両親とその環境全てに感謝しているし、彼の母親も「よくぞ私の生み出した奇跡の作品を見つけてくださりました。あなたはお目が高い」みたいな感じで私のことをよく気にかけてくれている。

私の父方の祖母は私の母によく嫌味を言うので、将来結婚するとしたら絶対姑とはある程度距離置きたい…と思っていたが、今のところそんな心配はなさそうだ。

台湾ドイツ間の飛行機代(往復)は、なんと彼の両親が全額負担してくれた。

「会いたいからおいで〜」と全額出してくれた彼の両親に、私も私の家族も目ん玉が飛び出すくらい驚いた。「貧乏日本人に同情しての施しの気持ちなんじゃないか…?大丈夫なのか…?お前、売りにでも出されないといいな」と父親には言われた。

売りには出されないと思うけど、将来はドイツに住んで欲しいんだと思う。実際、「ドイツを好きになってあわよくばドイツに住んで欲しい」と彼の母が言っていた。(残念ながらドイツ語喋れないアジア人がドイツのど田舎で職にありつける可能性は0に等しい)

人生で恋人の家族に紹介されるのはこれが2回目。前の彼氏の家族とお正月を過ごした時は、全く話も弾まずただただ気まずかった。

私が無事に1ヶ月後、売り飛ばされずにドイツから台湾に帰って来れるよう願っていてください。


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