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選び取りで「筆」を選んだ子どもが大きくなるとこうなった。

皆さん、1歳の時に「選び取り」という行事をしただろうか?

選び取りとは、幼児の前に意味のある品物を置き、どれを取るかでその子の将来を占うものであり、地域によっては、「将来選び」ともいわれる。幼児にお餅を背負わせる一升餅とあわせて、「選び取り」をする地域がある。

ウィキペディア


当時1歳だった私は筆を取り、祖父に「この子は将来物書きになるかもしれない!」と言われた過去を持つ。

若干3歳の私へのお土産として小難しい小説を買ってきたり、とても可愛がってくれた。(そして読んでない、ごめん、じいちゃん……)

小学生でクラスのお便りに私の詩が何度か載ったことがあり、それをコピーして大事そうに持っていた。

めちゃくちゃ褒めてくてた祖父には本当に感謝している。

これが私が何かを書く原点だろう。

ただ年齢が重なると、文章が上手い人間が沢山いることに気づき、ひっそりと隠れるように詩を書き綴ることとなる。
文芸部にも入らず自分の文章に自信も持てず、部報を見ては同年代の文章力を見てすごいな、モヤモヤの繰り返しだった。

大学生になると不思議と詩を書く機会が減り、書かなくなってしまった。

そんな私が再び書き始めたのは、まさしく自分の為。
とあるアニメが終わり、その続きをどうしても読みたい……

読むには……自分で書くしかない?!

……ということで、いわゆる二次創作に手を出したのが2年程前。
オタク気質はあったけれど、自分が書くなんて……いや、でもどうしても続きも過去もしりたい。それには書くしかないのだ。
自分で。
それからペースは一定ではないものの、Twitterに載せ続けている。

天国のじいちゃん、ごめん。
物書きらしきものにはなったけれど、二次創作だよ……

そして最近ちょっと日記を載せたりしているよ……

今日も何かしら文章を書いたり、そうでなかったりぼけっとしたりしてる。

そんな私を見て祖父は笑っているだろうか?

1歳の選び取り、どんな形であれ意外と当たるかもしれません。


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