「摩耗より研磨する」を大切に〜サカナクション山口一郎の言葉〜
実はサカナクションのファンでもある私なのですが、とあるネットラジオでサカナクションの山口一郎さんがゲストで呼ばれていました。
サカナクションのみ聞きたい方は28分あたりから聞いていただけるいいかと……
コロナ禍での音楽活動においてこんな事を言っていました。
摩耗より研磨……!!
なんて素敵なんだ!!(多少ファン目線入ってます。ご了承ください!)
そういうことを言える山口さんは、実はインスタライブ等でコロナ禍とても悩まれ苦労されたのを、ほんの一部だけだけれど、知っている。
夜を乗りこなす企画を沢山立ち上げたり、今までのLIVE を無料でYouTubeで流したり……曲作りだけでなく、ミュージシャンとして、人として何ができるか常に問いただしてきて、わたしたちの心を揺さぶった。
コロナ禍にかかる前、個人的な事だが私は心身の体調を崩し、コロナ禍で休職〜復職をした。
未だフルでは働けていない。
正直、この2、3年、自分の人生設計なんてあったものじゃなく棒に振ったと思っていた。
完全に摩耗していたのである。
だって、1日のほとんどを寝て過ごすことしかできなかったり、なんとか外に出ても疲弊してしまう。
あ〜あ、私がこうしている間にも社会は動き、親戚や友人は結婚し子どもを産んだり、バリバリ働いているのだ……
さらば、私の「あるかもしれなかった幸せ」たち……
そんな中遅ればせながら今日、先日配信されていたネットラジオを聞くと、先程の言葉が引っかかった。
言葉のリズムとしても好きなのかもしれない。
でも、摩耗したと思っていた日々も、実は研磨だったのでは……?と思ってきた。
だって今、現に私はnoteを初め、どこにもやりようのなかった気持ちをここに書き留めている。
実は新しいTwitterアカウントも作って、とある作品への愛を語ったり、それを通じて出会った方もいる。
新しいことだけでは無い。
断捨離をして部屋がスッキリした。
疲れるような人間関係はそっと、おさらばした。
今、その摩耗した日々が不思議と鈍いながらも輝き、研磨されていることに気がついた。
自分の心が呼ぶ方へ少しずつ、少しずつ近づいてきたのだ。
うん、私、案外いいかも。
その日々には、もちろんサカナクションの音楽も共にいた。
ありがとう、サカナクション。
感謝です、山口一郎さん。
と言うわけで、摩耗より研磨してるんだな〜と思えたらこっちのものだし、そう思えなかった摩耗した日々も時間が経てば、少し輝きが垣間見えるかもしれない。
私だって、だた摩耗した日々だと思っていた。
少しずつ、自分がワクワクする方へ。
そこに名前や意味をつけてあげるのは、紛れもなく自分なのだから。
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