生きてこそ
蒼井瑠璃です。
知人の若すぎる宙への旅立ちに、いつかはみんな平等に訪れることとはいえ、やるせない気持ちになりました。
彼女は誰からも好かれる、家庭を愛する女性でした。同じ病いでも生存されている方々もいらっしゃるのに若くしてなぜ彼女が…。
病名については発覚された頃から知っていました。彼女は非常に人の心に寄り添うようなセンシティブなことをお仕事にされていた経緯もあり、病状公表はされておりませんでした。彼女は闘うでもなく、病と共存するべく、自分の心と向き合いながら治療をされていました。
人を幸せへと導くために、自分の現状を丁寧にみえないように隠しながら、自分の与えられた使命ともいえた仕事と生を全うする姿は彼女らしい生き方なようにも見えるのだけど、私としてはもっと、誰のためでもなく自分のために、自由に時と歳を重ねて生きていてほしかったって
心から思います。
幸せを解き説いてく人たちは
聖人君子でなきゃいけないみたいな暗黙ルール
誰が決めたんでしょうかね。
もっと生身に、泥くさいって思うくらい
良いも悪いもすいもあまいも感じてオープンに
生き誇っていいと思うんだけどな。
お宙で『瑠璃ちゃんらしいね』って
微笑んでそう。
もうちょっと一緒に
病気なんてどこ吹く風で
ケロっとして楽しみたかったよ。
ホロリ、涙雨。
ご冥福をお祈りします。
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