自転車で海沿いを走ってみた
先日の休み、まだ見ぬところを探検してみようと自転車で散策してきました。
以前は徒歩で攻めたのであまり広範囲まで行けず。今回はその時に断念した伊万里湾方面に目星をつけました。
地図上でざっくりな方向を確認し自転車を漕ぎます。日光がじりじりと熱いですが、普段はテレワークで引き籠り生活なのでなんだかそれさえも気持ちいい。
横には田んぼが広がり、トンビが飛んでいて、緑が鮮やか。めっちゃ綺麗。めっちゃのどか。気持ちいい。
途中怪しげな小道を見つけ、ずんずん進みます。すると看板に遭遇しました。
夢りんりんロードなるサイクリングロードを発見しました。お名前から楽しそうな気配が漂ってきます。
そして更に向こうまで道が続いている様子。とにかく行けるところまで行ってみようと、向かい風にも負けずチャリを進めます。運動不足の太ももにはいささか、いえ非常に、負担が強いです。がんばれ太もも。
りんりんのロードの横には海が広がっていました。海は広いな大きいな〜。海なし県出身の私、潮の香りがするだけで大興奮。ブチアゲです。イケイケです。そして風切って走るのは最高に気持ちいい。太ももの疲労感を忘れそう。
遠くの方には橋が見えます。どうやらその辺りまで道が続いている気配。どうしよう…ちょっと挫けそう…。でも好奇心が勝ちました。何か見つけたら折り返そう、と決めて自転車を漕ぎます。
途中、ギンヤンマやバッタと並走しながらしばらく進むと目の前に青い建物が見えてきました。
カブトガニは生きた化石と言われて古来から形が変わらないのだとか。伊万里は日本でも数少ないカブトガニの産卵地なのだそうです。こっそりと中に入るとカブトガニ夫婦がお迎えしてくれました。
カブトガニの館の方がいろいろと教えてくださったのですが、パートナーのメスが逃げないようにオスは4本のカギ爪で捕まえているそうです。でも寝てる間は外れてしまうのでその隙にメスは逃げちゃうとのこと。せつない。
産卵時期は6月後半〜8月ぐらいで、日ごとの産卵カレンダーなるものが教育委員会から発表されるそうです。予測できるものなのか。これまた驚き。仕組みを知りたい。
館の方はあたたかいし、展示物からは地域の方の愛を感じました。ちなみにカブトガニの様子はこちらで中継もされています。
ここで引き返そうかと思っていたのですが、館の優しいおばさまにあっちの方まで行けるよ!と勧めていただいたので、夢りんりんロードの終点まで行くことにしました。もう少しがんばれよ太もも。
10分ほどチャリを進めると、ついに伊万里湾大橋の下まで辿り着きました。やったぁ!!!すんげえ達成感!!
この後、来た道を戻り街の方へ。汗をかいたのでLIB COFFEEさんで伊万里の梅ソーダを飲んで帰ってきました。
近くに海や山や自然があるってめっちゃ素敵。いいお休みになりました。