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第一子不妊治療をしていた2年間のときのこと。治療を受け入れられず、失神してから覚悟を決めて妊娠・出産するまで
2022年1月、第二子の不妊治療を始めました。
まずは、第一子不妊治療のときのことをざっくり思い出しながらまとめたいと思います。
※私は専門家ではなく、これは個人の体験談・日記です。あくまで私はこうでした、という話であり、何かを推奨するものではありません。気休め程度にお付き合いください。
27歳 定期検診で再検査になる
市の無償で受けられる婦人科検診で「水が溜まっている」とのことで再検査に。お医者さんに「ストレス溜めすぎ。仕事何やっているの?」と言われました。経過観察に。実際この頃は、引っ越しと転職でだいぶ疲れてはいました。
再診した際、「水の溜まり」は無くなっていました。が、お医者さんより「恐らく妊娠しにくい体質。治療しないと妊娠は難しい。妊娠希望するなら急いだ方がよい」と言われるが、受け入れられず。
慣れない内診の緊張と、治療が必要と言われたショックでその場で失神。「ちょっと気を失っていたかもしれないです…」というと、「そうだろうね、白目剥いてたよ」と言われてびっくり。自転車で病院に来たと伝えると、受付の方が心配してチョコレートくれた…。どうしようもないので、ちょっと休憩して自転車で帰宅しました。※その後、自転車で病院に行くのはやめました。
結局このときは、不妊治療が必要という事実は受け入れることができませんでした。通院はせず。ただ、夫に事実を伝え、妊娠まで時間かかるならそろそろ妊活始めるか〜くらいの軽い気持ちで、自己流妊活開始。
28歳 自己流妊活を始める
日本堂の漢方を飲んだり、基礎体温を測ってなんとなくタイミングをとったりしていましたが、1年妊娠に至らず。
何回か「あれ、生理こないしなんか気持ち悪いな…」ということはあったのですが、単に生理不順だったのか、化学流産だったのかは未だ不明です。
重い腰を上げて病院を再度受診すると、改めて「通わないと妊娠しないよ!」と言われる。PCOS状態と言われました(確定診断はされていない)。
ちなみにPCOSとは…
一般社団法人日本内分泌学会サイトより
簡単にいうと、私の場合は卵子が育つ→排卵する、が起こらず、成長途中の卵子がたくさん卵巣に溜まっている状態でした。
本当に子どもが欲しいのか?何度も自問自答して、覚悟を決めて、治療をすることに。
29歳 タイミング法を始める
1年間ホルモン法(薬と注射)、タイミング法(妊娠しそうな日にちを特定し、タイミングを取る)を行いました。薬や注射は生理を来させるもの、排卵しやすくするもの、妊娠しやすくするもの、妊娠を継続しやすくするものなどを使用しました。
薬は生理3日目〜次の生理が来る直前までいろんな薬を飲んでいたので、毎日だいたい何かしらの薬を飲んでいる状態。注射は毎日ではありませんでしたが、妊娠しやすくする注射は2〜3日に1回打っており、病院に通うのも大変でした。
初めは薬が合わず気持ち悪くなったり、仕事を(半ば無理やり)都合をつけて通院の予約を取ったり、タイミングの日を夫に伝えるのが恥ずかしかったりと苦戦していましたが、だんだんと慣れていきました。ただ、妊娠はなかなかせず、自分より後に結婚した友達が妊娠・出産し始めて焦りも出てきていました。
30歳 人工授精→治療中断→妊娠→出産
タイミング法を1年ほど続けるも、にっちもさっちもいかず。先生にも「薬は効いているから、妊娠するはずなんだけどなー」と言われました。
私の場合は、薬と注射で排卵はしていたので、それで妊娠する準備は整っていたらしいのですが、治療自体がストレスになっていたのかもしれないです。
どうにもならないので、人工授精にチャレンジ。特に痛みもなく、人工授精した当日も、頑張った自分へのごほうびでタリーズのドリンクを飲んで、午後から何食わぬ顔で出社して仕事していました。内診で失神していた自分が人工授精をするなんて、したたかになったなーと感じました。
そんな初めての人工授精も、結局妊娠には至らず。しかも、薬が効きすぎた?副作用で「子宮が腫れているので治療をお休みしましょう」と言われました。
このときの私は絶望していて、早く妊娠したいのに治療を休まなければいけないこと、仕事と治療の両立や、食べるものを気をつけたり、お酒やコーヒーを控えたりすることにストレスを感じていました。何より終わりが見えないことが一番辛かったです。
長期間の治療は精神的にも体力的にも、時間的にも金銭的にも大変だと感じ、これは何年も続けるのはキツい、そろそろ体外受精も考えないとなーと思っていました。
突然の治療お休みを宣告されて、当時はやけくそで、控えめにしていたお酒をたくさん飲んだり、料亭のYouTubeをみながら旅館のご飯を作ってウニやらキャビア(ランプフィッシュ、という偽物だけどそれでも高価!)やらを食べていました。既に世はコロナで外出しづらい状況だったので、自宅でちょっとした贅沢をしていました。
「治療をお休みしましょう」と言われて、排卵の注射や薬などは最低限の処方で、好き勝手に過ごしていたところ、まさかの妊娠。
人並みにつわりを経験し、切迫早産になりながらも、産休まで仕事をつづけ、無事出産しました。
第一子はこんな形でまさかのタイミングでの妊娠でしたが、第二子はどうなるか…。ご興味のある方は今後もぜひお付き合いください。
妊娠、出産のときのことはこちらから
第一子不妊治療中に読んだ本などはブログに書きました。ご興味ある方はこちらもどうぞ。
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