産まれる場所
fukiちゃんは家で産まれたかったんだ。
その時からすでに意思の強さを感じる。
朝起きていつもと違うお腹の感じ、、、
お産予定の助産院に電話をかける。
「もう少し陣痛の間隔が短くなってきたら、また連絡下さい〜」と
電話を切るが、どんどん痛みは増し陣痛の間隔も短くなっていた。
と思う。
もう時計を見ながら間隔を計る余裕は無かった。
助産院へ電話を入れる余裕も。
助産院へ向かう為noviが車のエンジンをかける。
「次、陣痛の合間が来たら車に移動しよう!」と
自分に言い聞かせる。
が、しかし、合間が来るどころか加速する陣痛
布団の上でもがきながら「あれっ?産まれるかも?!」
と思ってからはジェットコースターだった。
noviとaoくんと私、家族だけでfukiちゃんを迎えた。
お産が終わって一息ついた後
noviは「内心テンパってた。」と言ってたけど、
助産師さん不在の中で今目の前で我が子が産まれようとしている
その状況下で、
私には全く焦っている様子を見せず、
冷静にfukiちゃんを受け止めてくれから、
私は必要以上に不安になる事もなく、
助産師さんが到着するまで穏やかな気持ちで
fukiちゃんを胸に抱いて横になっていた。
母 mari