2024/02/14(水)
お話を作っていると必ずどこかで「とうとうこの世界を終え、封じ込めるときがきた」と明確に感じる瞬間が訪れます。
それはまったく自分の頭の中だけの感覚。実際の作業は全然まだ未完成で、誤字脱字だらけ、説明不足だらけだったりもするんですが、少なくとも自分の中では、物語は完結します。登場人物の役割や心情、世界の事象、または真相、そういったものが全部連動し、1つのスイッチ(配線?)で繋がり“仕上がった手応え“のようなものを感じます。
「あとは粛々と作業をすすめ作り上げ、扉を閉めて帰るだけだ」
って気持ちになります。
編集を終えた動画を書き出してるような、頑張って作った表をPDFに変換してるような、瓶の中に作り上げたジオラマやスノードームに封をするような、そんな感じにも似ています。
日々の生活と同時進行で、いきいきと動いていた物語の世界は「さよならしなきゃいけない場所」になってしまうのです。猛烈な淋しさと愛しさを感じます。(拙い筆ですが)これまでお手伝いさせて頂いてきた様々な“お話“のすべて、例外なく、この気持ちを味わって作ってきました。生活よりも物語の世界にどっぷり浸かってる……ということもよくあります。
キャラづくりやプロットから自分で作るようなお話となると、その気持ちはなお強くなります。趣味で書いていてお客様の元へ手放さなくても良い作品でさえ、物語の終焉を感じるときはやはり「この世界を創り終えちゃった。もう、閉じて帰らないと」という淋しい気持ちが伴います。
CRPG様でゲームマスターをやらせて頂いてます。
担当させて頂いたパブリックシナリオのリアクションが公開されました。
いつも通り作業中使っていたプレイリストを貼らせて頂きます。
https://s-avatar.jp/scenario/guide/STR0003241
今回は舞台やモチーフに合わせたチョイスが多いです。作業中でも聞きたいお気に入り曲や勝手なキャライメソンがちょいちょい入ってて、相変わらずの雑なプレイリストです。いつも書いているのですが、日本語歌詞は文章作成作業には不向きなのですがイメージ作りにかなり聞いたのでのせておきます。