フリーダムな読書会 #本よまナイト 新年初開催のレポート @ #FARO_COFFEE
ライター浅田よわ美さん主催の新年初開催の #本よまナイト にいってきました!
「本よまナイトとは〜?」な人は私の 初 #本よまナイト の記事をどうぞ読んでください。
いつも開催している #block が引っ越し作業中とのことなので本郷三丁目のカフェ 『FARO COFFEE』 で開催でした。日本の知性のトップ東京大学のお膝元の本郷はまさに読書するのにうってつけの場所といえるのではないでしょうか?
FARO COFFEEは本郷三丁目駅すぐの雑居ビル2階にあるカフェで、本郷通りを眺められる解放感たっぷりのスペースが自慢です。さながら秘密基地、隠れ家感満載のナチュラルなインテリアがいいですね。
サバサンドをいただきました。
小ぶりの焼き鯖を薄いライ麦パンで挟んだサンドイッチでとってもおいしかったです!サバのジューシーさとこんがりきつね色に焼かれたカリカリサクふわの薄いトーストがマッチして絶妙なハーモニーをかもしだしていました。檸檬をしぼればこれまたさらによし◎あと味もスッキリのフレッシュなフィッシュサンドです。
ドリップコーヒーもいただきました。
タイルの上にビーカーで供される感じがかわいいですね!
器も背が低くてコーヒーの色を楽しみながら飲めます。そして器をタイルに置くたびに響く高めの音がとてもよいです。音を楽しむドリップコーヒーはこのカフェ以外にはなかなかないと思います。
ディープな味わいとのことで深入りを頼みましたが、あっさりと癖がなく香りはほのかで味がしっかりしたコーヒーでした。サンドイッチのパンによくあう感じです。そしてなにより水がおいしい!
さてさて今回は新年初とのことで7人参加でした。
私は苫米地英人氏の「洗脳力」、田所雅之氏の「スタートアップサイエンス」、神田昌典氏の「[新版]あなたもいままでの10倍速く本が読める」などを持参し読みました。
参加者の持参本はさまざまで聖書、小説、歴史、エッセイ集、個人出版の詩集、研究論文などでした。相変わらずフリーダムな感じです。
私の読んだ「洗脳力」では、こんなことが書かれていました。
個人が現実と認識している世界は実はそれぞれ個人の認知の中の世界であり、絶対的な世界など存在しないも同然である。人とは他者との関係があって初めて自分の存在がわかるのである。凡庸な夢のほとんどは競争主義社会が生み出した個人利益的な煩悩にすぎない。競争社会とは敗者を大量につくりだし、そして勝者はつかの間の幸せにすがることもできず常に次の目的を探し彷徨うという勝っても負けても幸せになれない仕組みである。だから自我にこだわり「私は、私は...」と言っているうちは幸せにはなれない。なぜならばそれは我欲であり人との関係性がないからである。人は自分以外の人の幸せを願うことではじめて幸せになれるのである。人類がつくりだした文明はすでに飢餓への恐怖を乗りきっているためこれからの社会に競争主義は必要なく、必ずしも子孫を残さなければならないわけでもない。夢を自由に追いかけていい社会が実現しようとしている。その夢の内容というものは我欲の発散ではなく出来る限り多くの人を幸せにできるものであってほしい。
こんなかんじの苫米地氏のメッセージを感じました。
これからの社会はそれぞれが夢にむかって生きること。そしてその夢は誰かの幸せに向かうものであることが自己の幸福ならびに人類全体の幸福につながるのだと思います。
ところで人類は本当に飢餓を克服したのでしょうか?世界中のみならず日本ですら貧困はみられるところです。それは一握りのお金持ちが世界中の富を独占しているからだと私は昔考えていました。しかし、それはきっと違って裕福と貧乏の差というのは超えられない壁があるのではなく、きっと些細なものなのではないでしょうか。ほんのちょっとの知性と勇気と変わりゆく世の中に対応していく行動力である気がします。
日本は世界有数の経済大国で他の国よりも環境が恵まれているはずですから全く身動き取れないというわけではないでしょう。しかし日本人は幸福度が先進国では低い値を示しています。精神的な貧困が蔓延しているのです。
古い価値観に縛られて身動きが取れず。少ない富を奪い合うために互いに罵り傷つけあうことを常套手段と誤認している。そういう人が大多数な状態が本当の一握りの富豪と大多数の貧困者という状況を生み出す元凶とも考えられます。読書はこういった状況を打破するためのひとつのキーであると思います。
そしてひらともやさんがもってきた本「キッチンで読むビジネスの本」を読みましたが、その本は具体的な夢に向かって頑張る人たちのインタビュー集でその生き様が書かれていました。
佐藤友子さんの「コンプレックスや自信のなさが共感を生む」、引田ターセンさんの「ビジネスとは、誰かの幸せをとことん考えること」「営業力とは正直であること」などなど生きる希望にあふれる起業、ビジネスの方向性を感じられる本ですごく興味深かったです。
このように自分が持ってきた本以外の他の人からの本から今の自分のテーマを発見できるのが #本よまナイト の魅力なのだと思います。
そして本の中で引田ターセンさんの「売るものは商品ではなくブランドと時間、空間」と語っていたように、カフェFARO CAFFEEはコーヒー売り場ではなく、コーヒーを通して時間や空間を楽しみ人生に花を添える場を提供するお店であります。
五感すべてで感じ学ぶ環境が揃って臨場感とともに学びが深まることになりました。
また「営業はトークではなく相手の中の答えを引き出すこと、聞くことが大事。相手に喋らせて提案書にまとめること。」と語っていたように、そこでそれぞれの読書感想をヒアリングしながら意見を交わし合う #本よまナイト は、単なる読書会を超えてそれぞれの目的や趣向、生きる楽しみを確認し高める至高の交差点のような役割を果たしていると思います。
なにやら同日、遠野でも #本よまナイト が開催されたようですね。このような読書会の価値はますます広まっていくことでしょう。
いいですねこんなアットホームな感じ。#block 開催でもこんな感じのアットホーム感がありました。あなたも、#本よまナイト 参加してみませんか?
当分 #block での開催は未定なので上のTwitterかFacebookで次回開催と場所がわかります!あなたもぜひぜひいかがでしょうか。