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UberEats配達はもはや推理ゲーム!?配達先目的地ピンのズレ、住所欠落や間違い、目的の建物が見つからない時の対策法について

UberEatsをやっている人なら絶対にぶつかる問題。それは店舗でも配達先でも目的地が正確に表示されないという問題。この問題のリカバリー能力が配達する上で最も大事です。

本当にマジで、マジで、マジで大事なのです!

そう、目的地が正しく表示されないのは定めである

配達員をやっていると「目的地ピンが実際の住所とズレて表示される」「住所が間違って表示される」「むしろ何も表示されない」こんなことがしょっちゅうおきます。

住所欄が郵便マークのみで空白だったら、目的地ピンの刺さってる位置は基本的に見当違いの場所になっています。(なんらかの原因でバグっているのだと思います。)

実際この問題のほとんどはアプリのバグによるところが大きく、どちらかといえばUberのアプリやそれを管理するエンジニアの問題です。

ですが、ですが、ですが!

プログラミングを少しかじった人が配達員をやれば気がつくと思うのですがUberEatsの配達アプリはかなり高度なことをやっていると思います。

システム内で完結しないリアルな情報、「配達員たちの位置情報」「注文状況」などの変化する情報や「マップ情報」「決済情報」などふんだんに取り入れて運営されています。

つまりは位置ゲーの超リアル版なのですが、位置ゲーと違うのが「配達員」「店舗」「客」それぞれがユーザーと言えるところです。

そしてそれぞれのユーザーが別々のアプリを使ってやりとりしている。これってヤバイくらい難しいことだと思うのです。

ソーシャルゲームのアプリならユーザーがたくさんいるといえども一つのアプリですから、一つのアプリをメンテするだけでOKですが、UberEatsは3つのアプリが複雑に絡みあってるので単純に考えても3倍以上労力がかかると思われます。ですのであらゆるところでバグが発生してもおかしくないのが現状なのです。

そしてそのアプリを使う環境は在庫管理とかのハンディーとか会社ケータイとか専用の端末ではなく、配達員おのおのの私用のスマフォというかなり信頼性が低い環境におかれているわけです。ですので問題が頻繁してしまうのはもはや定めなのです。

そしてUberってアメリカの会社です。もともとアメリカのエンジニアが作ったアプリをむりやり日本にあてはめているため日本語にすごく弱いのではないかと思います。だから領収書の文字化けや配達メモ非表示問題などがおこるのです。

エレガントな住所確認を心がけるべき

住所や配達メモに不備や間違いがあっても、「住所が間違ってますよ〜」というような切り出し方はしない方がいいです。

「◯◯神社」「◯◯郵便局」みたいな一見住所入力間違いのような目的地が正解だったりと色々な事情で受け渡し場所が意外な場所であるケースはよくあります。

また間違いを責められていると受け取り逆上する人もいます。

基本的にお客様の機嫌を損ねることを言うと配達難易度がぐんとあがります。不信感を抱くと住所確認すらままならなくなります。

怒らせない言い方、メッセージの書き方がコツになってくるのです。

当然、電話で聞き出すのが一番早いです。メモを用意してから電話しましょう。しかし会議中など手が離せない状態だからUberをつかっているなんてケースも多いものです。なるべく電話で確認しない方が本当はいい。目的地付近でなければ、はじめはなるべくメッセージで様子を伺いましょう。

「申し訳ございませんが...」で始め「こちらのアプリ上では...」と配達員のアプリの中で起こっている問題を強調します。

「お手数ですが...」「恐縮ですが...」で書き出し住所や建物名部屋番号を聞き出すのがいいです。

そして返信がきたら「ありがとうございます」を忘れないようにしましょう。

ちなみに外国人など英語でメッセージが返ってきた場合はこの限りではないです「Thank you」だけで充分です。

正しく表示されにくいパターン

次に3000件の配達の中で体験してきた、よくある住所がうまく表示されないパターンを紹介します。

基本的に配達上痛いのは、目的地ピンの刺さった場所に行ってから気づくパターンです。

なので以下のパターンに当てはまる時は出発する前に事前に確認をとることで配達の遅れを軽減できると思います。

正しく表示されにくいパターン① 中小ビルや戸建て住宅などの小さい建物の密集地帯

銀座などの中小規模のビルの密集地帯や、アパートや一戸建てが複雑に入り組んだ住宅地などは目的地ピンがずれやすい傾向にあります。むしろズレていることを前提に配達をすすめるのがミソになります。

配達メモ欄に住所がしっかり書かれていれば、それを頼りにするのですが、そうでない場合も多々あります。

正しく表示されにくいパターン② 曇りなど電波干渉によるGPS位置の狂い

「現在地」から検索で注文してきた場合GPS精度に依存します。たとえ、いつもそれで正しく表示できる場所からでも、雨雲などの干渉で天候によって見当違いの場所を指すことがあります。

これでかなりトラブルになっています。悪天候時はこの点非常に注意が必要になります。

正しく表示されにくいパターン③ 新築物件、振興開発地域

比較的新しい物件の場合、マップに情報が登録されていない場合があります。その場合はかなり見当違いなところに目的地ピンが刺さるケースが多いです。

特に都内なら晴海や豊洲、築地などでその傾向が強くなります。また浅草入谷周辺も近年新しいマンションが建ち始めているせいかうまく表示されないケースが目立ちます。真新しい建物ばかり建っている地域はかなり要注意といえます。

正しく表示されにくいパターン④ 線路際

線路際はなぜか正しく目的地ピンが表示されにくいことが多くなっています。高架下に立地する店舗などは見当違いの場所に目的地ピンが刺さっているケースがあり注意が必要です。

ちなみに「すき家水道橋店」が良い例です。中央線の高架下にありますが、店舗ピンはその下の区画にズレて刺さっているのです。

また銀座コリドー街や銀座インズも「銀座◯丁目◯”先”」などという、いわゆる正式な住所がない状態になっています。

これらはもともと川だった土地を埋め立て高速道路にしてしまったためで、商業施設が入るものの居住者はいないため住所は現在も正式には割り当てられていないとのことです。

正しく表示されにくいパターン⑤ 水際

埋立地の水際はうまく表示されにくい傾向にあります。マップ上で住所が登録がなされていない可能性があります。

正しく表示されにくいパターン⑥ 同じ住所に複数の建物が点在

低層住宅地で比較的起こりやすいです。同一住所に複数の一戸建てが建っているのに住所しか書かれていないケースです。

お客様もその事実を知らない場合が多いのでかなり厄介です。電話などで確認しましょう。できるなら家の特徴を教えてもらうといいです。

正しく表示されにくいパターン⑦ 入力ミスしやすい地名

「青海(あおみ)」と「青梅(おうめ)」を間違ってアイドルがライブ会場に遅刻なんていうニュースありましたね。

UberEatsではさすがに地域が違うと現在地と照らし合わせてアプリから警告が出るのでこんな大きなミスはないはずですがやはり入手ミスはしばしばあります。

上は登録住所の漢字が1文字誤っていたため正しいお客様の住所が認識されなかったパターンです。

目的地が1kmほど先の笹塚駅付近だったのが、本当は8.5km先の千歳烏山駅最寄りの地域と発覚し往生しました。

また、住所を勝手に省略してしまったがためにうまく表示されないケースもかなり目立ちます。少しの違いでも地図上では大きな違いです。

神田美土代町、神田淡路町、神田猿楽町など、神田や日本橋は地域名を冠した後町名が続くのが正式住所になっています。

しかしよくこの「神田」「日本橋」を省略していたため正しい住所が表示されない間違いは意外と多いです。

また「台東区秋葉原1丁目」のところを「台東1丁目」としてしまうミスなどもあります。これは平凡なミスですが地図上では大きなミスです。想像力を働かせましょう。

正しく表示されにくいパターン⑧ 同じような名前の建物が複数ある

「日本橋三井タワー」と「日本橋室町三井タワー」など隣接してややこしい建物名が重なるケースがあります。お客様の入力ミスやマップの登録ミスが起きやすいので確認をしっかりとりましょう。

正しく表示されないパターン⑨ 勤務先と家が近接や近所に最近引っ越した場合

前回の注文場所と全く違う場所「この住所からかなり離れた場所にいるようです」と注文アプリが教えてくれます。

しかし、勤務先が家から近い、引っ越し先が近所となるとこういった注意が表示されず、気がつかずに前回の住所に設定してしまっていることがあります。

この場合お客様の申し出がない限りお手上げになります。

基本的に目的地についてから発覚することが多いです。

正しく表示されないパターン⑩ ホテルに泊まっている外国人のお客さんの場合

ホテルからの注文の場合ほとんどが日本語を話せない外国人である場合が多いです。そして「GPS現在地」による自動住所入力のみを使いがちのため基本的にズレて表示されているパターンが多いです。

怪しい場所にピンが刺さっていて、確認のためにメッセージが英語で返ってきたら近くの外国人向けの大きめの国際ホテルを探してみましょう。だいたいそこが目的地となります。

ちなみに国によってGPS精度は異なるようです。日本はアメリカの衛星を間借りしているの精度は低めとききました。アメリカや中国のような国からのお客さんは本国のGPS精度と同じつもりでいるのかもしれません。

まずはお客様や店舗に確認すること

まずは怪しいと思ったらメッセージや電話で確認を取るべきです。メッセージも電話もしてみて返信がない場合正しい住所を推理する以外の項目を実行します。

怪しい場合連絡を取る前にやること

建物名は空欄なのに住所に建物名や部屋番号、会社名まで書かれていることがあります。こういったケースで確認のため連絡すると怒られることが多々あります。ちゃんと確認しましょう。

探すポイント① 同じブロック内をさがす

大概は「○丁目○番地」までくらいのところまでしかマップ上には登録されていません。その先の「何号」かはブロック内のどこかの建物に打ち付けられている住所表示ラベルを頼りに探すことになると思います。ラベルが見当たらないときは近所の人に尋ねてもいいと思います。

探すポイント② 交差点や道路を跨いで隣地をさがす

まれに交差点や道路をまたいでいるケースがあります。ブロック内に建物が見当たらない場合隣のブロックの建物を見て回ります。

探すポイント③ 住所の丁目や番地や号を入れ替えて検索

「2-12-6」を「2-6-12」に入力し間違えたなど結構見受けられます。

あたりのブロックを探してみてマンションへの配達のはずなのに明らかにそのブロック内には小学校しかなかったりおかしいと気づくこともあります。そんな時は「住所はまちがいないですか?」とメッセージしてみましょう。

案外入れ替えるとすんなりでてきたりします。

探すポイント④ 「ブ」を「ヴ」になおすなど検索に工夫

アプリ上は「リブハウス」と書かれているのに、マップには「リヴハウス」として登録されているなど、マップ上の登録名と配達メモの建物名に書かれている文字が微妙に違うことがあります。その場合が考えつく限りの文字を当てはめて検索すると出てくるケースがあります。

お客様が勝手に省略するケースや「パークハウス」を「パークホーム」などに間違えているケースも多々あります。

「パークハウス」を「パークハウジング」と書いていたときはさすがにツッコミをいれたくなりました。いますよね周りに一人はこういう人が…

探すポイント⑤ 建物の旧名や改称に注意をする

建物をリノベーションするとき改称することがあるようです。表示されている建物名と違う場合があるのですがよくよく建物を見回してみると小さく「旧○○マンション」などと旧名が書かれていることがあります。

上のマンションの看板は、現マンション名の下に小さく「旧)◯◯」と書かれています。

マップの登録は旧名のままだったり様々なケースがありますが、案外これはつまづきやすいです。

どうしても見つからない場合、建物が改名していないかよく探してみましょう。

探すポイント⑥ 建物名の一部だけしか書かれていない可能性を考える

「コンシエリア○○マスターズヴィラ」など長い名前のマンション名の場合「マスターズヴィラ」とだけしか書いてくれないケースがあります。検索上や建物看板上から見間違えやすいのでよく注意しましょう。

探すポイント⑦ 同じ建物内に複数の名称の施設や住戸が同居してないか疑う

ラトゥール系の高級マンションブランドなどはオフィスビルの高層階を住戸としていたりします。この場合一見オフィスビルが目的地のように見えて混乱しますが、よくよく建物をぐるりと見回すと別の入り口があることがあります。

探すポイント⑧ カタカナで書かれていても看板ではローマ字表記など表記に注意

「大将」とアプリ上書かれているのに看板はなぜか「TAISHO」だったり、カタカナ表記なのに看板は筆記体だったりというケースが見られます。

お店の人は案外この違いの難しさに気づいてくれてくれません。

探すポイント⑨ 部屋番号から階数を予測しそれに見合った建物を探す

1205号室宛なのに目的地ピンの刺さった建物は3階建てだったら間違いなく目的地が違います。案外高い建物は隣接していないこともあるので高層の建物を探せばそこであるケースは多いです。

探すポイント⑩ Uber登録の店名と実店舗名が違う可能性を疑う

BARなどがUber上で定食屋をしていたり、焼肉屋が海鮮丼屋をしていたり、中華屋が中華屋ととんかつ屋と洋食屋とタピオカミルクティー屋を掛け持ちひているなんてことはよくあります。惑わされないように注意が必要です。

探すポイント⑪ 表札や入居物件の案内を見る

同一住所に複数一軒家がある場合、表札を頼りに探すしかないこともあります。しかし表札も当てにならずということも多いので怪しい場合は連絡がとれるまで待ちましょう。

まとめ

「住所が間違っている」「目的地ピンの落ちている場所に配達メモに書かれている建物名の建物が見当たらない」ということがわかると最初のうちは焦るものです。

しかし、上記のポイントを押さえていればだいたいのケースに対応できるばずです。来たるトラブルに備えてしっかりとした心がまえでいることが大切です。

実際はもっと細かく「そんなのありかよ」と思うようなケースに出くわします。寛大な心を持って配達に望むことが試されているかのような仕打ちをうけることもあると思いますが、どんなときも心を乱さず対応するメンタリティを養うチャンスと思って配達に臨んでほしいと思います。

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