暁鐘 / 巴
こんばんは、イイホシです。
ARTIFACT OF INSTANT
1st sigle 「暁鐘 / 巴」の配信リリースが発表となりました。
両曲、再録となります。
再録ではあるのですが、初めて耳にする人も多いと思うので、知ってる人は聴き比べたり、知らない人は まっさらの気持ち聴いていただければ嬉しいです。
「暁鐘」
緊急事態宣言下の中で東京、大阪、宮崎と各地にいたメンバーでリモートレコーディングで制作した楽曲。
どこかで話したような気もしますが、
オールドシンク / さよならポエジー
のアンサーソングとして書き下ろしました。
2つの曲を聴き比べ、見比べてみてください。
彼らが云う、
覗き込む対岸の山の頂上に埋められた私たちが、今も戦っている仲間を眺めていて、こちとら「いや、死んでねーから」という声を上げているんだけど、ちゃんと聴こえているのか、その狼煙を上げている事に気付いてくれるか。
という所から、
極楽鳥の「朝焼けが示す方へ」
Youの「陽はまた昇るよ」
Willの「この夜が明けて」
それぞれの夜明けにリンクしていくというストーリーに仕立てています。
夜明けを待つ人も、夜よ明けないでくれ と思っている人にも、それぞれの想いをなぞって残酷にも当たり前のように夜明けは訪れる。
その普遍性があるから、どっちが前でどっちが後ろなのかを確認することができる。
こうやって対面できる時間が帰ってきて、録音しないわけにはいかなかった曲です。
再始動のイメージにも近かったし。
「巴」
古の音源 2nd demo収録曲。
知ってくれている人は、そんな昔から我々を知ってくれていて、ありがとう。
元タイトルは「ともえ」です。
宮崎市内の歓楽街「西橘通り(ニシタチ)」をモチーフにした楽曲です。
友人や知り合いにも夜の仕事を生業にしている人が多くて、私たちが家に帰る頃に艶やかな衣装を纏って、戦場に向かっていく後ろ姿を見ながら「かっけぇなぁ」と思っていました。
そんな中で色んなドラマが存在するのだろう。というのを実話を織り交ぜながら書き進めた曲。
今になって、当時の2nd demoを聴いて、20代半ばの色気もくそもないヘラヘラした声で歌っている自分を、
違う違う、そうじゃなーい。
とぶん殴ってやりたくなりました。
ちゃんと落ちるところに落とせたと思います。
色気があるかどうかは置いておいて、おじさん臭さは目一杯パッキングできたと自負しております。
「色」という歌詞を「エロ」と発音しているのですが、
ああ、昨今のデジタルタトゥーの話も歌ってるのねぇと納得いただけると幸いです。
しれっと時代に合わせてバージョンアップしております。
どちらの楽曲も録音からミックスまで、
井上峻(Gt)が全て担当しています。
作曲者がレコーディングすると云う事は、作曲者の頭の中をそのまま形にすることが出来る。ということです。
すんげーことです。
我々4人以外の誰の手にも触れず、我々だけで創った作品です。
こうでなきゃダメだ!って言葉はたくさんいただいてきました。
が、心より納得のいく作品は本当に一握りだった。
せっかく自分達がやりたい事をやるために再び集まったのです。
これが再始動した
ARTIFACT OF INSTANTのやり方です。
どうか、愛聴よろしくお願いします。
どちゃどちゃにかっけえーです。