口の立つやつが勝っている現実にどう向き合うか
仕事で作った書類をみむきもせずに「没」と言われて心が折れ、その日のうちに転職サイトに登録した。
そんなことくらいで、と思うかもしれないが心が折れるまでにいくつもの小さな出来事が積み重ねられた結果である。書かないこと、言わないことの間に、いくつものいくつもの事象が重なった結果である。
自分もまた、無邪気な発言で他人を傷つけているかもしれないと思うと同時に、人間のキャパシティはしれていることを実感する。
ニンゲンは誰だって自分のことしか考えないのである。
「口が立つやつが勝つってことでいいのか」というエッセイを読んだ。軽やかなタッチで書かれているが、そこに至るまでの筆者の紆余曲折を思うと文に深みが出てくる。
転校で性格が変わった話が特にお気に入りだった。
ニンゲンは誰だって自分のことしか考えない、だから少しずつの親切をしていくのだ。
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