1ヶ月、貪欲に生きる
11月24日、CRAZY PEEPSのライフセッションに参加した。
ライフセッションは5ヶ月かけて「ひとりの人間としてどう生きるか」を考える企画で、私は今回初めての参加だった。
ライフセッション
印象に残っているのが、幸せの順番の話。
世界平和を作りたいと思うなら、まずは自分から。
自分のコップを満たすことが先。
パートナーのことは大好きだし大切に思うけど、自分のことは好きになれない。それはパートナーのことも本当の意味では大切にできないということ。
1つめ、バタフライエフェクトを思った。
2つめ、ここ2年で考えるようになったこと。
3つめ、いまの私だなと思った。
いつからいまの状態に戻ってしまったんだろう。
3年くらい前の私は、生涯独身を希望していて、出来れば独身のまま子どもを育てたいと考えていた。たぶん自分のことが好きだった。いまでは自分の遺伝子を残すことに抵抗がある。「こんな世の中に」という思いもあるけれど、より大きいのは自分への嫌悪感だと思う。
結婚式の二次会で、不意に「子どもは?」って聞かれて、一瞬フリーズした。咄嗟に普通っぽいことを答えたのだけど、実際に思っていることではなかった。かといってあの雰囲気で、本音を答えるのも違ったように感じる。
余談。たまーに凪のお暇を読み進めている。空気読むってこういうことなのかなと、書きながら思った。
その続きで「家族を大切にできなければ、友人や仕事仲間を大切にすることもできない」って聞こえて「え」と思った。否定したくなった。極端な例だけど、虐待を受けて育った人はどうなっちゃうのって思った。
それから「気持ちより行動から変える」っていうのも聞こえて、私が父親に対してやったことだと思った。混乱した。いまもまとまっていない。
両親と一定の距離を保とうとしている私
小さな親切が世界に伝染したらいいと考える私
自分のことを好きになりたい私
矛盾しているらしい。頭では分かっているんだけど、そんなのきれいごとだと思う私もいる。しかしこの理論に従うと、いまの状態でできるのは自分を好きになることだけ。自分のことを好きになって大切にできれば、家族に対する気持ちも変わってくるのか。
書きながら「距離を保つ」と「大切にする」は別の話かと思った。両立できそう。大切にするってなんだろう。表面上の演出でいいのか。「気持ちよりも行動から」とはそういうことなのか。
それから、自分の「好きなところ」「嫌いなところ」を書き出したり、シェアしたり、心理学の話をちょっと聞いたりして、問われた。
「嫌いなところ」で真っ先に書いた「後悔するところ」を思った。小さいことも大きいことも。特に引きずるのが、言わなかったことによる後悔。
具体的には、昨年の今ごろ「ふうふ始季の申し込みをしたい」と夫に言わなかったことを改めて後悔してるところだった。
当時、共有されているカレンダーを見て、日程は空いてるというところまでは確認したけど、気持ちを伝えるのを躊躇した。私自身、やっと結婚式を諦めたのに、これ以上IWAIに憧れて苦しみたくないという気持ちもあった。(IWAIでの結婚式については結局契約した)
伝えた結果行けなかったとしても「伝える」という挑戦の有無で、その後の気持ちが全然違うものになるのだとこの1年で分かった。
改めて後悔しているのは、12月16 日開催のお知らせを見て、昨年の自分を思い出して胸が痛んでいるところだったから。結婚式を通してkuppographyさんの写真も体験したから尚更なんだろうな。それにしても、なんでこんなに後悔するのだろう。考えても仕方がないって頭では分かってるのに。
ふうふ始季はまだ募集してるみたいなので、気になる方はぜひ。
それらを踏まえて「伝える1ヶ月間」にしてみようと思った。
最後に全体でのシェアを聞いて、もう少し実行したかどうかが分かりやすい言葉が良いなと思い「1ヶ月間貪欲に生きてみよう」に着地した。
伝える以前に、まずは己の欲に従うこと。
記録
次回のライフセッションまで、貪欲な自分にスポットを当てた記録を更新しようと思う。
11/30追記:貪欲じゃない日も気まぐれに書くことにした。
11/25
ランチかディナーか。
クリスマスの食事を夫に提案した。候補はよく調べて厳選した3つ。夫の選んでくれたお店にはランチとディナーがあり、少し迷ってから後者で予約した。
11/26
ネイルサロン、年間74,400円。
その価値はあるのか。最近頻繁に自問自答していた。
お金のことを考えなければ、爪の上に彩りがある方が楽しい。自分で施すよりもプロにお願いする方が楽だし、美しい。ネイリストさんも素敵な人で、ネイルサロンを開拓して、初めて継続してお願いしたいと思った。
貪欲をテーマに、次の次の予約も取ることにした。私は私を楽しませたい。
11/28追記。
ふと、いつ死ぬか分からないことを思い出した。
死ぬ時の装いを選べるなら、爪を彩っておきたい。
いつ死んでも爪きれい。
11/28
MITTANのパンツを新調した。
K10かK18の毎日使うピアスがほしくて、最近はro-jiかatelier plowのオンラインショップをぐるぐるしていた。それから気づいたら「現在の服装」について考えていた。
頻繁に履いているパンツは2年前、体重がいまより10kg重かった時にセミオーダーで作ったセットアップのもの。ゆるい。ユニクロで今の体型に合うパンツを買い足そうかと考える反面、漠然と違う物を選びたい気持ちもあり、保留にしたままだった。
会社でMITTANのストールにくるまっていた。購入は5年ほど前。
心地よいし、染め直してもらえるし、擦り切れそうになってもいい感じに直してもらえる素敵なブランド。消耗品じゃない服。
新しいパンツはMITTANにしようと思った。数時間後、閉店間際のWEEKENDER SHOPへ買いに行った。
11/29
夜中にやっと布団に入って、先に寝てる夫の温もりを感じた時、ちゃんと幸せだと感じた。
11/30
PEEPSのIWAI OBOG会に参加してきた。
初めてIWAIに足を運んだ時「おかえりなさい」と言われているご夫婦がいて、いいなって思ったことを覚えがある。
今日「この業界でおかえりなさいはタブー」というのを聞いて、言われてみればそうかと思った。
結婚式での一般的なことをしないだけでなく、タブーまで変えていくCRAZYが、ますます好きだ。
結婚式から5ヶ月。また釜飯オープン&振る舞う体験をさせてもらった。
大好きな場所に帰ってこられることが嬉しい。お友達ができて嬉しい。
12/5
友人がSNSでシェアしてくれた内容がそっくり自分に当てはまった。
その中で「お金を使うことに罪悪感を感じる」が印象に残ってる。
お金を貯めた後で好きに使った時代もあったし、今年は結婚式で大金を使ったりもしたけど、お金に対するマインドは変わってないように感じる。
特に自分に使うことに抵抗を感じることが多い。
結婚式の自分のドレスの課金とか、無駄だし申し訳ないと思ってた。
貪欲と直接は結びつかないけど、近いように感じる。
12/6
ヴィーガンのことを考えるこの頃。苦しくなってきた。
加害をしたくないけれど、既存の人間関係も維持したい。
自己否定に加えて、人間が嫌になってきた。
自分と人間の嫌悪、どっちの解消が先なんだろう。
解消できるのかわからなくなってきた。
ロフトの文具コーナーにも行ったけどいつもほどときめかなくて、この先の人生を楽しめるのか不安になってきた。
12/9
友人2人と会って、まったり遊んでた。
共通の知人の店でランチして、友人の家でティータイムして、広告川柳で遊んで。
特に何かが足りないとか、欲してるとかではなかったんだけど、心が満たされることを感じる日だった。
12/10
鵠沼で終日の研修を終えた後、品川で夫と合流。
オイスターバーで大好きな牡蠣を食べて、気になってた映画を見た。上映ギリギリに駆け込んだ。
朝7時出発で、夜11時に帰宅。盛りだくさんな1日を過ごした。
最近気づいたのは、部屋が散らかってること。
人と会ったり、何かをインプットしたり、新しい仕事をしたり。楽しいけど、それを受け入れる準備が出来ていないように感じるこの頃。
リセットの日を作りたいな。
ロック画面には「余白」という文字を入れた。
電車まで、待ち合わせに早めに着く、などの目標を抽象化した言葉。
12/12
撮影の仕事をいただいた。
以前ドタキャンした人なんだけど、また私を候補に上げてくれたらしい。
1年ほど前にキャンセルした時は、酷く憂鬱で自信もなくて、当日が近づくにつれてどんどん不安になっていた。
数ヶ月前に別の方からの撮影依頼を断って(気持ちというより本業との兼ね合い)、撮影の仕事も再開しようかなと考えてたところだった。
撮影対象のイベント自体気になっていたので「やりたい」とまず思ったものの、即決して後悔するのはよくあることなので、一旦考えさせていただくことにした。
振り返り
貪欲に生きれたかな。
SNSで見かけた「迷ったら1番いいの行っとけ」という言葉が印象に残っている。なんでもない日にオイスターバーに行って、リッチな晩ごはん。何でもない日にネイルを施して、自分を楽しませる。
お金って、大抵使ったことを後悔しないなと思った。
後悔する自分については、少しアップデートできたように思う。
1年くらい先にイベントを設定することで、過去よりも現在と未来を考えて行動できるようになる気がする。
来年の夏に個展をしようと考え始めたら、わくわくと不安の波はあれど、そんなに過去に苛まれることがなくなった。
親との関係はどうだろう。
遠い国の映像で、親が目の前で虐殺されるという形の死別をたくさん見て、極端かもしれないけど、こんな別れ方をするとしても今の関係を続けるのかと考えた。