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写真展で夫への手紙を読んだ

初めての写真展、10p10fp展2024が終了した。

いろんな偶然が重なって出会ったSIGMAのfp。

休職しなければ友人の会社にも入ることもなく、SIGMAという会社やfpという機種を知るのもだいぶ先になっていたのだと思う。
転職先の人間関係で病んで休職するなんて経験したくなかったけど、ここに来るには必要な出来事だった。

10p10fp展2024では3日に渡ってギャラリートークが開催され、私は最終日にお話しした。


11月4日

・水色さん

最終日の午後、アーティストの友人(以下、水色さん)が来てくれた。

水色さんとの付き合いは、彼の個展がきっかけで始まった。
高校時代の校外コミュニティで彼を知って、一方的にファンになり、SNSをフォローしていた。
あるとき水色さんが小平で個展をするとの情報が流れてきた。せっかくの機会だと思い仕事帰りに行ってみたところ、私は初日のたった一人のお客さんだったそうで大変喜ばれた(このことがきっかけで、水色さんのご友人に会うときは「女神様」と紹介されるようになった)。

それからは急に「今日空いてますか?」と電話が来ては、行く先々で素敵な人たちを紹介してくれて、水色さんのおかげで私の人間関係は随分と広がった。

そういえば、fpと出会ったのはまた別の友人が経営する会社で、その友人と繋げてくれたのも水色さんだった。
それと水色さんがきっかけでLinkedinに登録して、私はLinkedinを介して夫と出会った。

・fpとの出会いのきっかけ
・夫との出会いのきっかけ

どちらにも関わる水色さん。
彼がいなければ私はきっと今回の写真展に参加していなかったし、夫の寝顔は作品になっていなかった。

水色さんが写真展にいらした際に手紙をくれて、小平でのエピソードが書いてあったので思い出した。
女神だと崇められている場合ではない。

ギャラリートークが緊張するとこぼしたら、練習台になってくれた。

10p10fp展2024後に水色さんと行ったカフェ

・ギャラリートーク

自己紹介で、専業主婦であること、本と手紙と写真が好きなことを伝えた。
fpとの出会いは社用カメラ。普通、fpは社用カメラにならないらしい。

司会の山口さんから作品についての質問を受けて、この景色について思っていることを伝えるとき、涙がこぼれそうになった。

なんとか説明を終えて、司会の山口さんにボールを戻したとき、まさかのご提案。

「せっかくなので、お手紙読んでみましょうか」

緊張してたことも、泣きそうだったことも忘れて、素で「えええええ」の声が出た。

撮影:SKYFISHさん

人前で手紙を読むなんて、結婚式の一度きりだと思っていた。
まさかの建築会館で開催。

会場に夫と友人たちがいてくれて良かった。

▼手紙の内容は下記記事の ”12.誓いの手紙” に記載

・展示作品の余談

ある時は穏やかに、ある時は力尽きて、どこかで眠りにつく夫。
できれば布団で休んでほしいと思う一方、電池切れで寝ている姿を楽しむ私もいる。
一緒に暮らし始めて3年、いまもシャッターを切り続けている。

作品に添えたキャプション

キャプションは寝顔の写真を40枚展示する想定だった時に考えた。
気に入っていたし、展示作品を変えても違和感のない文章だったのでそのままにした。

展示した写真は、穏やかな寝顔の一枚。

40枚からどうやって絞ったのかと度々聞かれた。
大きい写真一枚だけを展示する想定で、下記の順で考えた。

  1. 力尽きてるよりは、穏やかな寝顔優先

  2. 引きで写ってるもの優先

  3. 好み

1の時点で30枚程度になり、2の時点で残り4枚ほど。
残った写真の中から好みで選んだ。

さいごに

私がやりたいことをやると、私の大切な人たちが喜んでくれる。

反対を押し切って開催した結婚式は、そんな体験をさせてくれた場だった。
私はその日から、もう一度人生を始められた。

読んだのは夫への手紙であり、私の人生の始まりの手紙。

一年の時を経て、結婚式と違う顔ぶれの前で読んだ手紙は、今度は自分への誓いのようだった。これからも幸せを抱きしめて生きていきたい。

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*見出し画像:右のShiftキーさん

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