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ありがとう創作大賞 その3
拝啓 めぐみティコ様
私はこの方の作品に対する姿勢、および「推しへの愛」が堪らなく好きだ。
でも、この方の領域に無断で入り込める程のスペースはない。周りにはティコ様を崇拝する方々の熱き塊があるから。
どの作品もティコ様節と言えるほどの切れ味の鋭さが引き立っている。わたしはどう書くか、ひと及び作品に対する姿勢、揺るがない推しに対しての強烈なリスペクト。どれも読み手にがつんと響く。
自分が男だったら、ティコ様から哀れみのまなざしを向けられて変態の称号を頂きたいくらいだ。それくらい好き。
何度もこの方の作品でコメントを残そうと思い、結局文字数制限で諦め、それでもどうしても伝えたくて一度だけ感想を書いた。
この方が人生において全てを投下した血で綴られた作品だと思う。名前は言わずもがな皆が知っていると思うので私の心の中に止めておく。
吐き出したくても吐き出せない人は世の中に沢山いる。
その中でこの方は自分の為に書いたと仰りつつも、私や姉のように不妊に悩む者たちへの力強いメッセージをくれた。
陳腐な感想になってしまったが、本当に心に刺さる言葉を紡ぐこの方を木陰の隅で応援したいと思っている。
彼女をフォローしている訳ではないので、結局これはただの私の独り言なのだが、この方程有名になるとやっぱりこういう優しいnoteという世界でも荒らしにあってしまうんだな、と悲しい気持ちになった。
私も何も知らない奴から散々影で叩かれた人間ですのでハッキリと言いますが、荒らしや外野で悪口を言い続ける人間は、そのクリエイターに対して才能や周囲への嫉妬なので、ティコ様はティコ様の持ち味と信念を貫いて頂けたらと思います。あ、私が言わずもがな貫いておりますので、これはただの独り言です。
本当にこの方しか紡げない世界がある。それでいて伝わりやすい。
文で全てを伝える、というのは本当に難しい。日本語が言語の中でも難しいと言われているのが多分そこだと思います。
人間ー人間はエスパーではない。だからこそ、相手がどう考えてその言葉を発信したのか汲み取るまでに時間がかかる。
ストレートな直訳であればその通り腑に落ちる。でも日本語は違う。
私は色の世界を十分に理解していないので、以前から書いているが、詩やエッセイ、短歌は専門外で見るだけの人間です。(お気に入りのクリエイターさんの作品をみて「んああ!これスキ!!!!」という語彙力のない感想を言い続けるだけの変態です)
ティコ様のエッセイは人の心の奥深くに語り掛けてくる。
要は、書く内容によって文体を自由自在に操りたいですよね、っていうはなし。
んで、どんな文体で書いてあっても「めぐみティコだよねぇ」って思われるくらい、自分のスタイルを確立したいなってはなし。
(余談だけどコニシさんのエッセイはどんな内容でもコニシ節でだから好き)
いやもう十分確立されてますって!!!
エッセイと、自伝のテイストの違い。ファンの方々は気づいておりますよね。テイストが違っても、どっちもティコ様なんですよ。当たり前ですが、言葉が本当に心に沁みる。トップに書いてある言葉がティコ様の心理を全て表現されていて、これが揺らがない生き方か……!とこの生き方から惚れます。
そして所々にあるつぶやきが可愛すぎます。メイク過去一盛れたとか、iPhoneに顔認証されなかったとか。旦那さんとのやり取りがまたツボ。
時にくすっと笑える話と、真面目に考えさせられる切れ味と、推しとクリエイター仲間に対する推し活という本気の愛を貫き通すティコ様をこれからも応援させて頂きたい。(むしろ踏まれたい)
ちなみに、ティコ様のお名前も私がフォローしている方々が某エッセイに対するコメントや感想を書きまくっていたので、どれどれ…と試しに訪問したらもう虜になっていた。泣いた数は数えられない。でも私自身この方と交流があったわけでもなく、おこがましいと思いなかなか筆が進まなかったのですが、ストーryのようにコソコソ見つめておりました。
私の妊娠に対するモヤモヤがこの方のお陰で少しだけ掬われた。
いくら良い言葉を探しても、私の女としての賞味期限は切れている。だが、このエッセイを読んだ時、別の視点から悩みもがき苦しむ方がいて、ふと姉との電話を思い出した。
私はこの作品を読んで、子が欲しい幕引きを決断した。
先輩の娘さんから生理の度にリハビリパンツを勧められる状況なので、現実問題そこまで至ったら本当に手術を考えようと思っております。
私に最後の最後までしがみついていた決断を迫ってくれた作品に出会えたこと、めぐみティコ様という文才を発掘した方々、全てに感謝です。
※ティコ様への感想はここまでですので、下は私の独り言です。
ここまでお読み下さりありがとうございました。
※この先はティコ様の作品とは無関係な私の体験談ですので、ただの独り言としてください。
この作品を読み何度も泣いた。姉の不妊治療を思い出し、東京から実家に一本の電話がかかってきて「またダメだった・・・」「次で(不妊治療回数)終わり」「〇〇ちゃん(旦那)ひとりっこだから、どうしたらいいの!」と発狂したように電話越しで泣く姉の声が遠く離れた私の聞こえないはずの右耳にも届いた。
ほぼ姉に対しては喧嘩してこなかった母が一緒に泣いていた。何と声をかけたらよいのかわからない。今も思い出すと涙で画面が見えなくなる。
私は子供が欲しくて結婚という道を歩んだが、旦那がマザコンだったので結局一度も子を作る行為というものがなく、なのに「種なし」という称号を与えられた。義妹が夜勤の度にピンポイントで子供二人を自慢げに連れてくるのが憎かった。仮眠をとっている私に対してわざわざ起こすようにけしかけて、「〇〇ちゃんが来てるのに寝てるなんて、失礼な嫁ね」と罵られた。
離婚して、新しい相手が出来、その人と利害の一致で「妊活」に励んだが、この結婚時代の猛烈なトラウマから子が出来なかった。
今の彼氏とも子が欲しいという理由で一緒に暮らしているものの、こちらも突然性欲がなくなり結局私の子作りの道は何もスタートしないまま蓋を閉じた。
私はもう結婚する気はないし、年齢だって早生まれなので来年2月には42になる。もう無理、だったら子宮筋腫も大きくなってきて貧血もめまいもあるからとっちゃえばいいじゃん?
取るというのは簡単だ。でも私は手術室にいた人間だ。あの後の痛みも知っているし、既に左肘で2回手術をしている。3回目手術に挑んだ時、多分私の左肘はまた壊れるだろう(手術の際の体位により)
そうなったら本当に片腕で生活することになる。子宮筋腫の手術でなんで肘?と思う人が殆どだと思うが、変な方向に曲がり固まってしまった私の肘は骨を一度削って人工骨を入れなければ治らない。
だが、婦人科の手術は医者が二人腹の横に立つので両腕を伸ばしたまま固定する。私の肘は粉砕骨折して変に固まっているので、伸ばす事ができない。それを手術の筋肉が弛緩した状態で強制的にまっすぐ伸ばされるのだ。
これの後遺症がないわけがない。それが、私の唯一踏みとどまっている理由のひとつである。
あとは、もしかしたら子供がまだ作れるんじゃないか、とか甲状腺の病気で女性ホルモンが乱れるので、とってしまうことでまた持病の悪化も考えた。
あと何年この身体が動くのかわからないが、今年なんとなく、で再開したnoteから色々なクリエイターさんに触れ楽しかった。
色々と小説投稿サイトと比べると使いにくい点はあれど、小説を投稿するだけのサイトよりも面白いものが転がっている。
自由なクリエイト、自己啓発、私に必要な好奇心を刺激する文章。中にはただの金稼ぎの人もいたが、それはそれでその人の生き方なんだろうし、それも自由を応援するnoteという媒体なのだと思う。