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アユミ
2020年3月29日 08:41
わたしは小さい頃、「いい子」だった。いや、「とってもいい子」だった。「大人にとってのとってもいい子」だった。言われたことは素直に聞くし、真面目で大人しいし、成績も良く、大人が求めることを察知して、行動することができた。特別厳しい家庭でも、逆に無関心な親なわけでもなかった。クラスも特に問題はなかった。ただわたしは、人並みに怒られることが嫌な、小心者だったのだ。わたしは、わたしが怒られるのを避