2024/2/26 入籍しました
タイトルの通り、26日に入籍をしました。
数年後に読み返して笑うかもしれないけれど、感じたことや覚えていることを書き残します。
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この日を選んだ理由は、2月中で、役所の手続きができて、吉日だから。
味気があるような無いような理由だ。ちなみにこの日は大安で大明日だった。
『天地が開通して太陽が隅々まで明るく照らす』という意味があり、何事もうまくいく縁起の良い日、大明日。
その意味の通り、26日は快晴だった。足元や木の上には雪が残り、空の青と雪の白のコントラストが美しかった。
雪道を歩くのは慣れてなくて、役所までの道のりを私は一歩一歩確かめながら歩いた。
彼はというと、駆け出さんばかりにズンズン進み、止まったと思ったら振り帰りこちらを見てにんまり。その手には雪玉。
やめてくれ。(笑)
なんてこともありながら役所に着き、戸籍謄本と婚姻届を提出。併せて受理証明書の作成も申請した。
「受理しました」の言葉にホッと一息つき、待合椅子の端に2人で腰掛けた。とりあえず不備がなくてよかった。
証明書が出来上がるまでの間、家族や友人へ報告LINEをぽちぽちと送った。そして返信が来るたびに、2人で画面をのぞいた。
受理証明書が完成。「夫」、「妻」の表記を見て夫婦になったことを少し実感した。
フォトスペースで記念撮影をしたいと伝えたら「婚姻届とか持ちます?」と職員さん。慣れてるなぁ。
忙しいお昼の時間に対応してくださりありがとうございました。
手続きの後はお昼ご飯を。
行こうと2人で決めていた老舗の蕎麦屋さんへ向かった。平日ということもあり、並ぶことなく席につき、すんなりと提供された。
これで2度目の来店だが、お蕎麦もけんちんもやっぱり美味しくてお腹も心も満たされた。
この日は彼の住むアパートへ向かった。
次の日午前中から予定があり帰宅するつもりだったが、入籍初日に別々で過ごすのもおかしな話なのでついて行くことにした。
夕飯どうする?
ケーキを買おうか
外で食べて帰ろうか
「0年目記念日だからね」
そんなにワクワクして、さては私と過ごせるのがよっぽど嬉しいんだな、可愛いやつめ。
結果的には、天気も悪かったので、スーパーで食材を買いホームパーティをすることにした。料理好きな彼だから、一番私たちらしい過ごし方だと思う。
家に着いたらいつも通り部屋着に着替えて、いつも通り2人で夕飯の支度をした。
「えーそれでは乾杯の挨拶を」
おっ、なんだなんだ
「この先、いろいろあると思うけど、どうぞよろしくね」
『いろいろ』には文字通りたくさんの意味が含まれていると、すぐに気付いた。体調のこと、仕事のこと、これからのこと。そうだね、お互いにいろいろあるよね。
それでも私は彼を選んだ。私が選んだ。
繊細だけど、器が大きく愛が深くて、決して否定せずに、私の話を聞いて、受け入れてくれる人。
私は、この人となら幸せに生きていける自信があった。
「こちらこそ、どうぞよろしくお願いします」
涙が溢れそうで、彼の顔は少ししか見れなかった。
来年も再来年も、この先ずっと、こうして過ごせたらいいな。
この後は、3月末に私が退職、4月からは彼の扶養に入り同居がスタートする。
生活が落ち着いたらまた仕事もしていかなければ。
それから、式場探しに前撮りに新婚旅行に妊活計画に……
やりたいことがまだまだたくさんあるから、2人で考えながら豊かに暮らしていこうと思います。