運動会の競技(オリジナル)
今にして思えば自由な運動会(体育祭)だった。
私の高校はなぜか伝統的に競技を自分たちで考えることができる。
その年の役員的な代表者たちが、話し合って考えるのだ。もちろん、今まで通りの競技を行う年もある。
そして秀逸な競技は次の年もさらに次の年も引き継がれ伝統競技と化す。
今回はその中の一つをご紹介
「Run &綱引き」
グラウンドに書かれたトラックの真ん中に綱引きの綱が置かれる。
両陣営約20人の女子が向かい合って綱引きの準備を進めている。
本来なら片側50人くらいでひく綱である。だからだいぶ後ろの方は余っている。
男子はトラック上に約20名が待機している。
スタートの合図で女子の綱引きが始まる。
と、同時に男子がダッシュし始める。
男子はトラックを100メートル走って綱引きに合流するのだ。
100メートルを走った男子が次々と綱の後ろから合流してきて綱引きに加わる。
最終的にはみんなで綱引きになる。
男子の足の速い人を揃えた方が有利になるのか、綱にたどり着いたら後ろから綱を引くべきなのか、色々と戦略もできる。
体の大きい集団がドスドスと遅ればせながら走ってきて、負けそうになっていたチームを一気に勝ちに引っ張り上げていく様子などは、本当に面白い瞬間だった。
この競技は相当前の先輩が考えたもののようだ。
私たちの台が考えた競技「超障害物リレー」はまた次回