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理由
実家を出たのは約1年前。
よく「なんで若いのに一人暮らししてるの?」と聞かれる。その度にうまい答えが見つからず、もごもごしては毎回違う答えを言っている。
本当はね、歳を重ねるごとに母とうまく噛み合わなくなって、ケンカも増えて、しんどくなってしまったんです。
1回だけ本当のことを直属の上司に話したことがあるが、その時に言われたのが「どうや、親の有難さがよう分かったやろ?」。
確かに親の有り難さは痛感したさ、そりゃとても。でも、実家にいた頃も何かしてもらったら「ありがとう。」これだけは毎日欠かさずに言っていました。そしていくら有難くても私が話してるのはそういう事じゃないんです、多分…
ここを出て一人暮らしすれば、きっと関係は上手くいくはず。毎日じゃなくてたまに一緒にいるくらいなら大丈夫。また前みたいに仲良くできる。
そう思って大好きな実家を出たんだもん。
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昨日、今日と連休で実家に帰ってきた。
実家は私の家からそう遠くはなく、疲れが溜まったり栄養が偏ったときは短時間お世話になってる。
でも1泊したのは久しぶりだった。
帰ってきてすぐに違和感を覚えた。
母とうまく噛み合わない。
会話のペースだろうか、なんだろうか、何かが決定的に噛み合わない。
たぶん性格が合わないんだろう。
極論だが、もうそうとしか言えない。
私が高校生の頃までは「大人と子ども」として関係はそれなりにちゃんと出来ていた。
でも子どもだった私が大人になり、「大人と子ども」から「大人と大人」になってしまった。
(でも父母のことは大好きなのでそれがまた話をややこしくする。)
実家は大好きなのに母と話すとすぐにモヤッとしてしまう。すぐに1人の部屋に帰りたいと思う。でも1人の部屋は寒々しく、まるで男性の一人暮らし部屋のようだ。
殺風景で、最低限の物しかない。ごちゃごちゃと物がある実家とは正反対なのだ。
誰もいない部屋は楽だが、やはり誰かの影というか、誰かの存在を近くに感じていたい。
自分じゃない誰かがさっきまで着ていたカーディガンとか。そういうのを見つめて「1人じゃないんだ」「私はここにいても良いんだ」とそう思いたい。
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追伸。横になってYouTubeを見ていると、急にとてつもない眠気に襲われて1時間も眠りこけてしまった。
そういうウィークもあるよね、女の子だもん
#エッセイ #部屋 #一人暮らし #実家
#親 #人間関係 #日記