
闘鷲降臨~開幕節・香川戦プレビュー(20-21GAME1-2)#FE名古屋
そういえば地味に初の試み。
週末の開幕節、香川ファイブアローズ戦(10/3,4)のプレビューをやってみます。
まずはカブレラ氏がまとめてくれた両チームのデータをどうぞ。
FE名古屋の開幕戦の相手は香川ファイブアローズ!
— カブレラ (@FE_cabrerabb) September 29, 2020
両チームの昨季の成績をまとめたので、観戦のおともにどうぞ!#FE名古屋#香川ファイブアローズ#Bリーグ pic.twitter.com/NpnQy4oP9H
1.香川ファイブアローズのアウトライン
香川は昨季西地区2位、B2全体でも6位。ウッドベリーの強烈な得点能力と、コッツァーのインサイドでの頑強さを軸に、bjリーグ時代以来11季ぶりの勝ち越しシーズンを過ごしました。FE Family的にはその前のシーズンまでともに戦った小さな巨人、兒玉が移籍した先としてもお馴染み。その兒玉も大いに暴れまわり、チームの好成績に貢献していました。
この大迫力さんのエントリーは西宮目線での書き方になっていますが、香川の3Pがよく入っていた、という記述を見るに阿部、筑波といったシューター陣も好調ということでしょう。新外国籍選手のヴァーグがおそらく未合流で、外国籍のプレイングタイムの配分は頭を悩ませそうですが、選手の大半が昨季から残留。外国籍選手がなかなか入国できず、各チームの戦術が仕上がりきらない序盤戦を戦う上では、昨季からの継続路線は優位に働くかもしれません。
2.香川の攻撃力をいかに抑えるか
昨季の香川は1試合平均82.8得点。これはB2全体で4位の数値。ゲームのペースレーティングもリーグ上位で、速いペースで得点を取ることで勝ちを掴んでいたチームと言えるでしょう。一方アシストはリーグでも下半分の1試合平均であると考えると、1on1での得点の比率がほかのチームよりも高いということ。これはそれだけ、ウッドベリーの攻撃力が強烈であるという証です。その1on1でできる隙をどんどん突いてくるのが兒玉であり、阿部、筑波。そして、彼らを頑強さを活かしたリバウンドで支えるのがコッツァー。これが昨季の香川の強みだったと言えそうです。
ただ、今回対戦についてはFE名古屋は外国籍選手が3人+帰化選手が1人と人数に余裕があり、ある程度余裕をもって守備を対応させることができるはずです。実際のところ、直接的にティルマンやシェリフをウッドベリーにぶつける形で行くのか、それとも鹿野や杉本で横を、インサイドのヘルプで高さを封じるお得意の形を選ぶのか、それを交互に繰り返して幻惑するのかはわかりませんが、まずウッドベリーをスローダウンすること、これは至上命題となるでしょう。
その上で、こぼれたボールをコッツァーに拾わせず、しっかりと守備を終えること。先日の対富山のプレシーズンでは、守り方の都合もありますが相手にオフェンスリバウンドを拾われるケースがよく見られました。ディフェンスリバウンドの確保ができるか、要注目です。
3.外国籍選手を含めた、戦術の仕上がり具合はどうか
一方FE名古屋のプレーという意味で見た場合、やはり気になるのは戦術の仕上がり具合ということになるでしょう。先日のインタビューでも川辺HCが言っている通り、「継続を基本にしつつ、そこに追加をしていく」ことが今季のチームの目標。ただ、早期合流して徹底して戦術の落とし込みを受けられた日本人選手はともかく、9月上旬にようやく合流したフィッツジェラルドやティルマン、そして25日にようやく合流なったウォルドーについては、どれだけ戦術が落とし込めるかは未知数です。
プレシーズンの名古屋D戦の2戦目においては、特にピック&ロールを仕掛けるとき、相手の守備の圧力に負けて攻撃が上手くいかないシーンが多く、敗戦の要因となりました。これはハンドラーの責任だけかというとそうではなく、ピックを仕掛けるスクリーナーの動きも含めて、ピックのかけ直しなど、上手くいかなかったときの攻め方がまだはっきりしていなかったというチーム全体の問題です。
フィッツ、ティルマンの合流から3週間あまり。そしてウォルドー合流からは1週間あまりという状況ではありますが、まずは現状の仕上がりが試されます。
4.FE名古屋のスタメンとローテーションは?
プレシーズンゲームでは、フィッツ、ティルマン、鹿野、杉本までは固定で、ポイントガードに横江か松山が入る形でした。ウォルドーが加入間もないことからも、現時点ではおそらく上記4人に横江を入れた5人がスタートとなると思われます。ただ、相手PGはスピード自慢の兒玉です。横江が兒玉の対応に手を焼くようであれば、松山の出番は早いかもしれません。また、パワー自慢のコッツァーをフィッツジェラルドでどこまでカバーできるか、というのも未知数です。長時間は使えない可能性もありますが、ウォルドーにも一定時間は頑張ってもらう必要があるでしょう。
シェリフをどう活用するかも見どころです。使うとなればプレシーズン同様、少なくともティルマンと同時起用になるはずで、帰化選手やアジア枠のいない香川相手では間違いなくミスマッチが発生します。彼がおそらくマッチアップするであろう金久保や藤岡あたりをインサイドでしっかり勝てるなら、相手にかなり負担を強いることができるでしょう。また、守備面では彼をウッドベリーにマッチアップさせるシーンがあるのかどうか、彼がいるときにゾーンを使ってくるかも注目したいですね。
基本的なローテーションはここまでに挙げた8人に飛田を加えた9人で回すのが基本になるでしょうが、プレシーズンでの使われ方を見る限りでは宮崎と林もスポットで出番を得ることになりそうです。宮崎については得点力はお墨付きなだけに、そのサイズが弱点にならないタイミング、3Pの威力でもってコートを広げたいタイミングではコンスタントに出番を与えられるでしょう。林については、彼が鹿野、飛田、シェリフあたりを突き上げられるかがチームの今後を大きく左右します。思い切ったプレーを見せて欲しいですね。
5.まとめと試合スケジュール
以上が僕が感じている今節の見所です。自分自身は恐らく開幕の10/3のみの現地観戦となりそうですが、シーズンの出だしを、良い形で迎えたいものですね。
(開幕節のイベント情報はコチラ)
いいなと思ったら応援しよう!
