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闘鷲降臨~5アウトの守り方の練習だったと思おう(20-21プレシーズンマッチ) #FE名古屋

バスケットライブには、まともな実況はブッキングできなかったんかいとツッコミたい。

FE名古屋 91-81 富山

残念なことに、富山は外国籍選手が未合流。というわけで、インサイドを攻めて点が取れるのは当然のことなので、それ以外の部分でどんなプレーが出来たか、というのが重要な試合だったと思います。

ただ、そうはいってもB1のチーム。そして、しっかりとスペースを開けて宇都や岡田がドライブしてくれれば、ズレは作られてしまうというのが実際のところ。そして外国籍選手交えたディフェンスローテーションも、マンツーマンについてはまだまだという印象で、前半は兎も角後半48失点は川辺HCも頭が痛いところではないでしょうか。

その一方、日本人選手の守備についてはかなり練度が上がっている様子。最後にタフショットを決められたのは残念でしたが、特に後半はハンドオフやピックでズレを使いたい富山の攻撃をスイッチを多用して凌いだ守り方は、今日の富山をかなり悩ませたと思います。

また、先日のプレシーズン、名古屋D戦でも見せた、シェリフフィッツティルマンを下に並べたゾーンは、むしろ今日のような相手には効く形だったように思います。ドライブからキックで良い外のシュートを打ちたい富山が、ゾーンを敷かれることでそもそもいい形のもらい方が出来ず、また、シェリフとティルマンが機動力がある分、最後に打つシュートが思ったよりもコンテスト出来ていた印象。守り方のバリエーションとして、さらに精度を上げていきたいところです。

本日気になったのは、リバウンドをかなり相手に抑えられていたこと。ティルマン、フィッツジェラルドともに高さに特徴のある選手ではありませんが、守備を終わるためにはリバウンドをしっかり抑えないと始まりません。ここは今後の修正点と言えるでしょう。

選手別短評

松山…古巣へ凱旋。若さを見せつつも、外のシュートを中心に存在感を見せていた。彼がこれだけの時間プレーしてくれるだけでも昨季とだいぶ違う。

杉本…守備ではサイズで劣る分、宇都や岡田とのマッチアップで苦労していたが、外のシュートが当たってきていることは何より。順調。

鹿野…宇都、岡田など、若くて動ける大型ハンドラーを一歩も退かずに守り切る。あと、ドライブ増えたよね。

ティルマン…勝負所でのシュート力はさすがだが、チームの中で活かすやり方については試行錯誤中の模様。

フィッツジェラルド…先週よりはマシな動きだが、まだまだ重め残り。あのロングミドルが確率良く決まるようになってからが本番。

横江…勝負所をかき分け、4Qに全振りしてるのではと思えるほど終盤のキレが違う。岡田をアンクルブレイクしたついでにレイアップ決めきったのはえぐい。横江マジック。

飛田…先週よりはプレイングタイムが伸びた。コンディション上がってきたかな?

シェリフ…B1クラスのフォワード相手だと守備が怪しいが、攻撃ではアドバンテージを遺憾なく発揮。

宮崎…ドリブルさせて味の出る選手ではないとはいえ今のチームではある程度ハンドリング出来てほしい、そういう意味では今日は良かった。

…短時間のプレー、今日は若干戸惑いが感じられた。

会田…相手が橋本だったこともあり、ある程度まとまったプレイングタイムをゲット。前回の出番同様、教えられたことをキチンと出そうとしていたのは好感。

ジャワラ…唯一の出場なし。どこか痛めてなければいいのだけど。

宇都…中に切れ込めばフィニッシュもパスも天下一品の反面、切り込めないとどうにもならないのも相変わらず。終盤一本決めた通り、やはり3Pは身につける必要があるだろう。

岡田…宇都同様厄介な大型ハンドラーだったが、今日は外がまるで当たってなかった。これからキャリアを上向けるためには安定感がほしい。

橋本…コンディションがまだこれからとはいえフィッツジェラルドをあれだけ守り、攻撃で外であれだけプレーできるなら十分すぎるのでは。

松脇…正直プレーを見るのは初めてだったんだけど、あれだけ外が入って中に切れ込んでもフィニッシュできるなら十分。これなら2~3番の出番争いに入っていけるのでは。

前田…こちらもシューターとしてシャープさを見せつけ、シェリフ辺りに対してもフィジカルで負けないところを見せた。

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Nacky a.k.a. 青井高平
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