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2024-2025 #オラシオンPOG ドラフト1位~4位プレビュー(および前年の反省会)

 次シーズンはなんと18人立てフルゲート。なのにもうこれを書けるくらいドラフトが進んでるってすごいな。今季はレガレイラのおかげで楽しめたし、前年よりも上のクラスで走れる馬が増やせたので良かった。あとははおーくんネイチャチャレンジを残すのみ。

2023-2024シーズンの反省

 今季の現状はこんな感じ。ダービーでレガレイラが勝ってなかのさんの馬が1頭も掲示板に載らなければ逆転、くらいの薄い目。とはいえこの時期までトップがどうこう言えるのはいいシーズンだったと思う。

掲示板には載れそう。しかしなかのさん強かったね。
2000pが4頭はまずまず

 今年は2勝馬を出すことができた。しかもうち1勝はG1、しかも牝馬でホープフルS。新種牡馬スワーヴリチャードでこの結果が出せたのはちょっと嬉しいし自信になった。一方でレイデオロとシュヴァルグランでは失敗しているので、この辺りの反省点をどう活かすかということになる。

 具体的には、時間がかかりそうな血統はいくらいい評価でも結局時間がかかったり間に合わなかったりする、ということ。もうハルーワスウィート牝系にはダマされないぞ←

2024-2025シーズンの指名方針

 昨季の指名方針はこのエントリに書いた。

 手応えは増してる感じなので大まかな方針は変えず、さらにブラッシュアップしていきたいと思っている。今季はこんな感じ。

  • 配合相手の質が上がっている種牡馬、キズナ、エピファネイアあたりはしっかり確保。もちろん配合的方向性はキッチリ見ていく。実績。

  • 例によって新種牡馬は指名必須。ここで差をつけるべくしっかり配合を吟味。新鮮。

  • 生産牧場はノーザン系中心にしつつ、2勝以上した馬を多く出している牧場からピックアップ。故郷。

  • 2023-2024は全頭デビューできなかったのは反省点でやはり時間がかかるタイプの指名は良くない。が、コメントや写真だけでなく動きや血統から想定される体質などにも気を配る必要があると感じた。成長。

  • そういう意味では今季も配合的には望田氏の血統理論を参考に、ニアリークロスとニックスを攻めつつ、「3/4○○1/4非○○」の考え方をさらに取り入れ、なおかつ写真があればその血統の方向性と合っているかもチェック。その上で、早く動き始められる筋力の持ち主をとっていきたい。筋肉。

  • 勝つことを考えたらやはり「ダービー」を勝つのが1番手っ取り早い方法。そういうのを中心に。素質。

 望田氏の理論はご本人のブログをのうち一番わかりやすいかもしれないこれを参照。今年は著書であるパーフェクト種牡馬時点も買って万全?

 今季のドラフトも指名順位は下の方。とはいえ自分の理論は独自路線だし、似た方向性の勝汰さんは好みが真逆なんであんまり心配はしていなかった。実際、一部を除けば欲しい馬はまずまず思うように確保できた気はする。そんな指名馬たちがこちら。

2024-2025指名馬プレビュー

1位 デアマトローナ

  ちょくちょく言っている通り、自分の指名ポリシーとしては「1位指名でダービーを勝つ」なので大体毎年牡馬中距離路線の血統馬を指名するんだけど、今年はどうしても黒本のあるページに載ってた牝馬の写真が頭から離れない。そこから血統を見ても馬体の印象と相違ない、つまり血統表でこういうところが表に出たらいいよね、というパーツパーツのつくりだったので、珍しく牝馬の指名に踏み切った。

 血統的には前シーズンから血統背景が大幅に向上しているキズナ産駒で、母方にデインヒルとSharpen Upを持つのは今年の皐月賞馬ジャスティンミラノと共通。馬体も張りのあるトモあたりはデインヒル系のスピード馬であるHoly Roman Empireらしさが出ている。バランスとしては父父ディープインパクトが欧血、父母キャットクイルが米血、母が欧州マイラー×欧州中距離という1/4米血だし、母母LagrionがNorthern Dancerを持たない1/4異系で、Northern Dancerもちの種牡馬相手にいい仔を出してる名牝なのもポイント高い。

 厩舎的には短距離向けのジャッジのようだけど、母母の血と父父の血の出方次第では限定戦のうちは距離はもってもおかしくないと思う。時代が変わってもクラシック勝つのはまだまだゴリウーであることを見せつけて欲しい。

2位 デックドアウトの2022

 今年は1巡目でマイラー牝馬に行ったので2巡目は牡馬中距離路線で日本ダービーを狙う(獲れるとは言っていない)。と言いつつ1巡目で注目していた福永厩舎のドゥラメンテ(ネブラディスク)が売れてしまったので他にリストに挙げていたドゥラメンテ牡馬の中から、世界の矢作がお気に入りと吹いて回っているこの馬をチョイス。
 個人馬主(冠名サンライズのところ)であることもあり写真が出ていないが矢作調教師の評価は良く「クラシックへ」とのことなので素直にとっておくことにした。
 母系は全体的にNorthern Dancerが薄くMr.Prospectorやそこを通したNasrullahの影響が濃い印象で、Northern Dancerの頑強さの上にトニービンの重厚なキレを積み上げたドゥラメンテの斬れの部分をどれだけ強調できるかになってくるような気はする。構成自体はRoberto、Damascus、Nijinsky、Tersa≒Conquistador Cieloとリバティアイランドの母ヤンキーローズからEl Gran Senorを抜いてHelen Street入れました、みたいな形なので欧州Nasrullah主導であることには変わりがない。全兄がダートで勝ち上がりというのは一抹の不安はあるけれど、ポテンシャルは十分。ホームラン狙い。

3位 パイオニアスクエア

 今年も遅い順目なので、2位を指名すると次までは結構長い。今年はリストの中ではここで母アイムオールレディセクシー、母ツルマルワンピース、母プラウドスペルあたりが指名されていった。いっくんの調教師としての腕には興味があったんだけど、リストアップした中からは2頭とも指名されてしまったので今季はおあずけ。
 で、今年はドゥラメンテ牡馬を多めに取りたいと思っていたので、その時点で残っているドゥラメンテ牡馬で自分の中で一番評価が高かったパイオニアスクエアの指名に踏み切った。
 ドゥラメンテ産駒の基本は好走馬の多くが内包しているNever Bendの血で、またNorthen Dancerのクロスを抱えていることを考えると、できれば母父か母母はNorthen Dancerを持たないほうが、健康面からも良さそうだ。その意味で母ジュリエットシアトルはその父Seattle FitzがNever Bendを抱えてかつNorthen Dancerを持たないというなかなかに理想的な配合になっている。
 厩舎が友道厩舎というのも魅力。ダービーの冠をさらに増やしてほしい。

4位 ヴァルキリーバース

 4位は早めに回ってくるんだけど、ここまでの流れと自分のリストを見比べてみると、この順目で牝馬かつ中距離対応できそうな血統を取っておかないと後で困りそう、という状況。というか、中距離で取りたくなるような牝馬があんまりいないというのはあった。
 そんな中、仕上がりが早そうで中距離まで対応できそうなエピファネイア産駒の牝馬が残ってくれたのでここで指名。なかのさんから悲鳴が上がっていたのでどうやら正解だったらしい。
 血統としては母父ハーツクライに母系にSharpen Upということでほんのりエフフォーリア風、かつ母母が強いNureyevクロスを持っているマイラー体質で母系からはデニムアンドルビーやラーゴブルーが出ているポテンシャルの高さなので、エピファネイアには間違いなく合う形だと思われる。。
 実馬の動きも良く、使い出しも6/9の東京1800mにほぼ決まっているとのことで、早いタイミングから余裕を持ったスケジュールで目指すはオークス、といってほしいところ。血統的背景、そして厩舎も新進気鋭の田中博康厩舎と楽しみが膨らむ。

長くなったのでいったんここまで。続きは次のエントリで。

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Nacky a.k.a. 青井高平
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