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闘鷲降臨~20-21シーズン選手別レビューVol.5 杉本慶 #FE名古屋

本日はエース様の番。

11 杉本慶~切り込み隊長のこれから

19-20 47G 9.4PPG 6.2APG 1.7STL
20-21 54G 7.5PPG 6.7APG 1.4STL

 チームのエースは今年もフル回転。SGポジションのファーストオプションとしてだけでなくPGからSFまでこなすマルチぶりでもってチームの勝利に貢献。得点こそ2点近く低下していますが、アシストは増えていますので、単純にパスを捌くという選択肢を選ぶことが増えた、ということではないかと思います。その上でターンオーバーが減ったことも素晴らしく、杉本が切り拓かないと攻撃が始まらないということを敵味方誰もが知っている中でこれだけのプレーをする彼は紛うことなきエースと言えるでしょう。

 特にローソンの縦の高さ速さと彼のプレイスタイルは極めて相性が良く、時にはトップから、時にはバックダウンポストからのピックアンドロールからのリングアタックでローソンから相手外国籍を引き剝がしてローソンにロブを供給するパターンは極めて効率の良いオフェンスとしてチームの得点積み上げを支えていました。

 守備については1.4STLという派手な数字もさることながら、そもそもの1on1で相手を抑え込む技術、そしてヘルプの時に相手がやりたいところの急所を抑える嗅覚が素晴らしく、コート上にいるといないとでは守備の強度が全く違います。今季は相手チームに外国籍のハンドラーがいるチームも散見されたため、杉本のフィジカルと瞬発力に頼るシーンも多くなりました。時折相手が効率よくプレーしてくることを信じすぎて、思い切りのいい外のシュートを目の前で決められるシーンがあったのはご愛敬。間違いなく攻守でナンバーワンの重要度を誇ったシーズンで、それは彼の今季の出場時間の試合あたり+/-がB2日本人選手の中で上から5番目の+5.3だったことからもわかると思います。

 社員選手の立場のはずですがおそらくはバスケに専念出来ているここ数年、この状況がどれだけ続けられるのかはわかりませんが、B2では屈指の「お金を払って見に行きたい選手」であることは間違いないところ。精神と肉体のバランスが最高潮に差し掛かっているだろう彼のプレーを、もうしばらく見続けたい、そう願わずにはいられません。無論のことB1からも引き合いがあるとは思います。

…滋賀なら許す!←

今年の印象に残ったシーン

・昨季ほどの率ではなかったものの、3P%は高確率を維持。勝負どころではよく決まっていた

・普通だと止めろと言われてしまうジャンプしてからのパスも、彼の身体能力だと魔法に変わる

・ベンのような縦に速いビッグマンがいるととてもやりやすそう

Phote by じゅんじゅん

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Nacky a.k.a. 青井高平
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