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2022-2023 #FE名古屋 シーズンレビュー Vol.1 選手編
シーズンが終わってずいぶん経ってしまったけれど、備忘として残しておく。
#0 アンドリュー・ランダル
シーズン前は「彼がB1チームのエースで大丈夫か」という不安が拭えなかったが、前半は杞憂であることを証明する働きぶり
特に試合中に何かが起こったわけでなく痛めた膝だったので、負荷が限界だったのだろう、復帰後もプレーは見る影もなかった
恐らく療養中に某H屋駅ですれ違ったことがあるけど、脚引きずって歩いてたので「こりゃアカン」と思ったよね
足りないのは能力というより体力であったというお話
自由交渉リスト掲載済み。2年間あなたは間違いなくエースだった。ありがとう、お疲れさまでした
#1 宮崎恭行
彼をB1でプレーさせる、が合言葉だったここ数年のFE。夢は成就
とはいえ、ヒザも限界だっただろうし、B1の強烈な強度の前にはなかなか出番が与えられなかった
それでも腐らずにチームを支え続けたその背中、ブースターも後輩も見ていたと思う。ファイティングイーグルスの魂は間違いなく貴方でした
最後の試合の最初のプレー、完全に宮さんをフリーにするセットでフリーになって、B1最初で最後の3Pを決め切ったのは流石。他のプレーも含めて、あの試合はチームの勝敗に関わらず8.0の採点。お疲れさまでした
新聞紙上の最後のコメントはリップサービスかそれとも…?僕らは待っている。ともに闘える日が再び訪れることを
#2 ストックマンJr. ケドリック
今年で特指が終了の勝負の年も、結果は出せず
練習では素晴らしいプレーをするがコートでは出せない、の繰り返しだったそうだ
厳しいことを言うようだけど、試合で発揮できない才能はないのと同じ
その評価を覆すために、競争の上プレイングタイムを勝ち取って、コート上で証明する必要がある。おそらく舞台はB2やB3になるだろうけれど
頑張れKJ、また会場で逢おう
#3 エヴァンス ルーク
チーム初の日本代表選手となった彼は今年も進化、3P試投数を3倍近くにしたうえで、確率も29%→32%と向上。FTも昨季より良くなっている
一方FG%は10%以上落ち込み、B1の強度に苦しんだシーズンでもあった
それでも30分を超える出場時間は、彼の重要度を物語る一方、体力面でチームとしての課題であることも間違いない
契約継続も決定、来季も青いユニフォームを身にまとい、全力でプレーしてくれるはずだ
#6 林瑛司
B2でブレイクした彼もB1の強度に苦しんだひとり
守備面では短時間ながら良いところを見せられていたが、とにかくボールを保持したところで出来ることが少なく、キャッチ&シュート以外はなかなか上手くいかなかった
アジャストをしていこうというところで怪我をしたのも少し不運ではあったけれど
B2で長い出場時間をもらって自信を回復してほしい選手であることは間違いない。また、それができるだけの能力の持ち主でもあるはず
どこに行くことになっても応援しているよ
#7 宮本一樹
昨季終盤に合流し、今季も契約
日本人ビッグマンとしてはシュート力と器用さがあり、フィニッシュも上手だったが、なかなかルークの対角としては定着できず
練習でも物足りないところがあったのかもしれないが、ルークのクオリティを維持する意味でももう少し使ってあげてほしかった選手の一人
サイズのわりに手足の動きも軽く、動ける選手。実力を蓄えれば、再びB1にもお呼びがかかるはず。
頑張って大きくなって帰っておいで
#11 石川海斗
久々のB1で被害者増産…とはいかず
AST:TOV比が2.8→1.8に落ち込むなど、ゲームメイクに苦労
守備面でもスピードのあるタイプとのマッチアップにスイッチ後の背の高い選手へのクローズアウトにと弱点を突き付けられる形に
終盤を見ても短い時間であれば強度は保てることは証明していたが、来季はどのように過ごすことになるだろうか
宮さんとは別の意味で「プロ選手とはどういうことか」という背中を見せた選手。彼の姿勢がクラブに少しでも残ってくれることを望む。2年間ありがとう
#12 野﨑零也
B1の強度に苦労しつつも、アジャストしてみせた今季
特に守備面では素晴らしい出来で、他チームのSGと比べてもそん色ない強度を出せていた
攻撃についても停滞を彼が切り開くことも多く、また終盤は多少調子に不安があってもシュートを打ち続ける姿勢が見えてきた
チームアイデンティティの継続という意味でも残留してほしい選手だが、ここまでの選手はどのチームでも引く手あまただろうし、さっそく噂にも上がっている様子
さすがにB1に引き抜かれては「どこに行っても応援する」とは言い難いが、うち含めてどこに行っても重宝される選手に違いない
個人的には、「FEで0番をつけて活躍する野﨑零也」を見るまでは諦めない
#13 中村浩陸
B1チームからの移籍は伊達じゃない
攻撃面ではペイントタッチ能力の高さが際立っていた。守備面での貢献は言うに及ばず
一方ゲームメイクとボールハンドリングは大きな課題。自らのシュート率が上がらなかったのもゲームメイクのしわ寄せを最後に自分が引き受ける羽目になるからだろう
B1強度でプレーできるハンドラーとして、そして地元出身者としてもその肩にかかる期待は大きい。来季の成長も楽しみにしている
#14 ジョナサン・ウィリアムズ
流石ゴンザガ大出身だけあり、真面目、そして機動力と身体能力は素晴らしいものがあった
特にオフェンスリバウンドではチームを大いに助けていた
一方、細身ゆえのぶつかり合いの弱さとボールハンドリング、そして判断力はなかなか向上せず、これが契約延長とならなかった原因だろう
身体能力は高くフィニッシュも器用なので力量の高い彼を操れるPGがいれば輝くだろう
来季もどっかで見られたらいいな
#16 満尾竜次
特指として立命館大初めてのプロ選手に。
立命館大入学時も「サイズのある外の選手というロマン枠」だったそうだが、それはそのままFEにおける立ち位置でもある
出場時間はあまりなかったが、出た時にボールを持つことを恐れず、チャレンジするメンタルに好感が持てた
スキルもフィジカルもレベルアップが必要だが、楽しみな素材であることは間違いない
16番の後継者としても期待
#18 相馬卓弥
前シーズンに怪我の影響で不調だったこともあるが、チームで唯一3P%を前シーズンより上げた選手になった
守備面ではサイズの面で苦労することも多かったが強度を高く保つ意志と、終盤にはアジャスト出来てきたのは素晴らしい
シュートを打つ、アグレッシブにプレーするという姿勢はウイング陣の後輩たちにも間違いなく伝わっており、メンターとしても期待できることが継続につながったと思われる
来季も1試合10分強の出番になる可能性が高いと思われるが、その時間ですべてを出し切りつつ3Pを決めて帰ってくる仕事人になってほしい
#21 笹山貴哉
一年間健康に、60試合出場できたのが何よりの収穫
2ndハンドラーとしての出場でサイズの大きい選手にマッチアップすることも多く苦労したシーズン
一方で、1stハンドラーとしては攻守ともに強度が微妙になってきていることが、よりにもよって古巣相手の試合で露わになったことは皮肉としか言いようがない
少なくともチャンピオンシップに出場するためには笹山もあの強度に対抗するだけの磨き直しが必須であることを念頭に置きつつ、いいオフを過ごしてきてほしい
#22 ジェレミー・ジョーンズ
B1スティール王オメ。
でも怪盗ルパンはネーミングセンスとしてはなし寄りのなしなので、「Phantom Thief」を積極的に推していきたい
守備力ではB1でもトップクラスであることを証明したが、彼でも単騎で抑えきれない猛者が沢山いるB1はやはり魔境
攻撃面も確実に進歩しているが、チームとしても彼本人としてももっと出来るはずなので欲を出して頑張ってほしい
とりあえず再契約したことで路線継続は確定
#25 葛原大智
能力は間違いなくあった、と思うのだけど、攻守ともにチームシステムへのアジャストに時間がかかりすぎてしまった
攻撃をクリエイトできる選手の不出来の余波をモロに被ってしまった、ともいう。3&Dの悲しみ
とはいえ、チームの求める方向性と違ったようだし、進境が望めそうにないのであればお別れも致し方なし
特段何かが衰えたわけでもないので、フィットするチームに行ったら普通に輝きそう。お礼参りを受けないようにしないとね
もう少したくさんプレーを観たかった。次のとこでも頑張って
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