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闘鷲降臨~20-21シーズン選手別レビューVol.6 アンドリュー・フィッツジェラルド #FE名古屋

本日はチームの得点源のあの選手。

12 アンドリュー・フィッツジェラルド ~攻撃の黒字と守備の赤字

19-20 46G 27.1PPG 10.8RPG FG%51.8% 37.1MPG
20-21 57G 18.3PPG 5.9RPG FG%53.4% 27.5MPG

 奈良から移籍したPFは、序盤ちょっとした怪我がありつつもほとんどの試合で出場。数字自体は昨季よりも落ちていますが、30分換算してみると大きな変化はなく、やや落ちたリバウンドも本人は自分よりも大きい選手に競る役目(=リバウンドを確保するのは別の選手)が多かったことを考えれば許容範囲内。中間距離でのシュート率の良さとゴールに動きながらのフィニッシュの上手さはリーグ屈指で、ピックアンドロールなどで有利な状況を与えてあげれば非常に高い確率で得点を積み重ねてくれる、頼りになるスコアラーでした。

 一方守備についてはそもそもさほど得意ではなくどうしても腕や手に頼りがちだったこと、序盤はコンディションの問題もあり横の動きが鈍かったことなどもあり、序盤にファウルトラブルに遭ったりそもそもハードに守ってほしいところで守れなかったりと言った問題点が頻出していました。昨年までのレギュレーションでは外国籍選手が出ずっぱりになることも多かったため、ハードさよりも長時間コートにいることを求められていた側面があり、その意識が残っていたことが影響していた、ということもあるかと思います。

 このあたりの部分はおそらく首脳陣も相当口酸っぱく指導し、またティルマンあたりもかなり要求していたのだと思います。シーズン終盤は苦手なりにハードに守備を行うようになりましたし、スタミナが厳しいタイミングでも頑張ろうという意志がプレーに現れるようになりました。Game2の成績がシーズン終盤に向けて上向いていったのは、彼の向上と無縁ではないでしょう。

 来季に向けてはまだ何も提示されていないのが現状。プレーオフ越谷戦の結果をみると、何かを変えたいところではあり、最初に変えやすいのは外国籍選手であることも間違いありません。その一方でコロナ過の状況では外国籍選手の新規入国が非常に厳しいため、入れ替えようとすること自体がギャンブルになりかねないジレンマを抱えます。当然のことながら本人へいいオファーがあればそちらへ、ということもあるわけで、残る、出す、出られる、色々な選択肢がチラつく夏となりそうです。

今年の印象に残ったシーン

・基本的にダンクをせず、レイアップやフローターでリングを通す技術、何かを思い出すと思ったらDEAR BOYSの布施くんだった

・来季があるなら、ウェイトコントロールだけはしっかりやって来日してほしい

Phote by カブレラ

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Nacky a.k.a. 青井高平
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