これってセクハラ?
ある会社におけるセクハラ?なのか、そりゃセーフでしょ!なのか微妙なラインのエピソードを聞いたので、ここで紹介したいと思います。
登場人物は本エピソードの主人公であるAさん(女性)、かつてAさんの上司であったBさん(男性)、Aさんの現在の上司であるCさん(男性)。なおCさんは、かつてAさんがBさんの部下であった当時、CさんはBさんの上司でもあります。この3者、正確にはBさんは話題に上がっているだけなので、AさんとCさんとのやり取りがセクハラに値するのかを考えてみたいと思います。
Aさんは現在特殊な技術業務に携わっており、Cさんは上司ではあるものの、Cさんからは「私には技術的にサポートすることはできません」と明言されてしまっているそうです。そのために毎日自力でなんとかもがいているそうなのですが、サポートできないわりには、Cさんから結果を催促され続けメンタルの限界に達しようとしているように感じられます。Aさんはそれでも何とか現状を打開すべく、Aさんが現在担当している技術分野のエキスパートである元上司のBさんの支援を受けられるようにCさんに再三依頼をしていたそうです。しかし、毎回ことごとくCさんから拒否され続けていたそうです。そしてその理由も教えてもらえなく「理由は言えない」の一点張りだったそうです。それでもめげずにBさんの支援を貰えるように頼み続けたそうです。Cさんから直接Bさんと連絡を取ることを禁止されているため、Bさんと公式に連絡を取ることはできません。そして直接連絡を取ることを禁止されている理由さえも教えてもらえていません。正しいかどうかはさておき業務命令ですので逆らうことはできません、個人的に個人的な内容でBさんと連絡を取ることはプライベートなことなので会社にとやかく言われる筋合いのものではないですから、連絡してみたようですが、察するにBさん側が断っているようではさなそうです。困っているならいつでもアドバイスをしてくれるようなことを言っているので、たぶんCさんの一存で止めているように思えたそうです。そこでAさんは、Bさんとのプライベートのやり取りは伏せつつも、Cさんに対してなぜ同じ会社なのに連絡すら取ることを禁止されているのか?それは人間関係の切り離しではないのか?と聞いたそうです。しかし、Cさんは煮え切らない返事をするばかりだったそうです。
この頑なにBさんとの連絡を拒む理由は「AさんとBさんができている」要するに大人な関係があり、その関係を引き離すために連絡を取らせないというのが会社の意向としてあるらしいのです。これはあくまで噂話として出ているそうです。しかし、そういった噂が流れるということは「不適切な関係」と「連絡禁止」を結びつける噂の出どころがあるはずです。Aさん自身がそんなことを言う必要性がないので、Cさんが「王様の耳はロバの耳」並に黙っていられずにどこかの酒席でポロッと言ったのかもしれませんね。
ところでAさんもBさんも家庭を持っています。もしAさんとBさんが大人な関係となれば確かに不適切な関係にはなりますが、勝手な憶測でそんなことにされてしまっているのはAさんにとっては心外でしかありません。もちろんBさんも同様でしょうが、Bさんはそんなことになっているなど知るよしもありませんし、夢にも思っていないことでしょう。明確にAさんに対して「あなたはBさんと不適切な関係があるから連絡を取ってはなりません」と言われたならいくらでも反論できたでしょうが、なんとなく不適切な関係があるっぽいので連絡を禁止されていることにAさんはひどくウンザリしたそうです。もちろんこんなことをBさんに相談することもできません。また、Cさん、というか会社なのでしょうが、会社がAさんとBさんとのことを勝手にそのような関係だと思っていることにAさんはとても悲しくなったそうです。日本の法律では「推定無罪」、立証できない場合には無罪となりますが、会社組織では「推定有罪」なのでしょうね。少しでも疑わしきこと、それが根拠のない噂であっても有罪、しかも取ってつけたような形式的な理由で人事を動かし、社員に対して酷いことをするのが今の日本の会社の現実なのでしょうね。
現状、よくわからないというかハッキリと理由を言わずにBさんとの連絡を会社が拒絶することは「人間関係の切り離し」でありパワハラです。そして、微妙な言い回しではありますが、在らぬ疑いで男女の関係の嫌疑をかけてくるならばセクハラ?のような気がします。明確にセクハラだ!と言われないために、モヤ化して言っているのでしょうけど、明確な証拠もなくそう言った嫌疑で連絡を取らせないことは会社として不適切なようにも感じます。
微妙なラインの話ではありますが、みなさんはどう感じますか?
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