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組織が腐敗してくると起こること「④イエスマンが増える」

組織が腐敗してくると「イエスマンが増える」。
これもありますね〜
情報伝達や指揮系統が乱れる」のところでも述べたように組織が腐ってくると、組織がどうなろうと知ったことではないと上も下も思っていますね。
上が2、3年で変わるから「今の組織がどうなろうと知ったことではない」と思っているのと同じように、下は下で「上はどうせ2、3年で変わるし適当にやっていればいい」とばかりにいいかげんな対応なんですねん。
だからちゃんと仕事しようなんて奇特な人は稀ですね。
ちゃんと仕事をしようとすると間違っていることを指摘しなければなりませんけど、どうでもいいと思っているのでなんでもかんでも「はい」と言ってさえいれば問題なしなのである。
反対して嫌がらせされても嫌だし、揉めるのはバカバカしいとばかりにみな「はいはい」とイエスマンになるのである。
いや、ちょっと待て!「はい」と言った以上はしっかりやらねばならないのでは?
と思ったかもしれないが、覚悟が違うのである。
なんやかんや言い訳して先送りしておけばよいのだ。
どうせ2、3年したら変わる上司だ。
次の上司が来たら、前の上司の指示に従ってやってただけといえばそれですむ。
上は上で下の責任にして、下も下で上の責任にする。
全部誰かの責任にして先送りにするのが世渡り上手とばかりに何もしない。
組織が腐敗するとみな「やってるふり」をするのである。
ハッキリ言ってこんな組織は終わってますね。
最悪です。
しかしチキンレースと同じで「ちゃんとやったら負け」みたいになっている。
ちゃんと仕事をしようとすればドンドン仕事を乗せられる。
壊れるまで乗せられるから、そんな奇特な人はいない。
「はい」とさえ言っていれば指示をした人間の責任だから、間違っていようと非効率であろうと知ったことではないのである。時間を切り売りしているだけだからこの会社がどうなろうと知ったことではないからできることなのだ。

上に気に入られようとして良い返事をするイエスマンもいるだろうが、白いブラック企業のイエスマンはさらにその先を行くのである。
「会社がどうなろうと知ったことではない」からこそ何にでも何も考えずに反射的に「YES」と言えるアバンギャルド(前衛的)なイエスマンなのだ。

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