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偉くなるほど何もしなくなる終わった組織

最近の若い社員は管理職になりたくないという人が多くなってきたと、ネットニュースの記事で取り上げられているのをここ10年くらいはちょくちょく見ますね。テレビのニュースでもたまに取り上げられているのを見ることもあるので、みなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
テレビでもネットニュースでも「管理職は膨大な仕事に忙殺されていて、給料に見合わない仕事を課せられ、そして部下の管理と上層部への対応という心的ストレスも相まって心身ともにボロボロになるからなりたくない」と、だいたい同じようなことを言っています。
まぁ簡単に言えば「出世する=損」という認識なのですね。
しかし、最近では「尊敬できるような管理職が身近にいない」ために「管理職いは興味がない」と考える若手が増えてきたように感じます。
まぁ、尊敬できないくらいならまだマシなのかもしれませんが、規模の大きい会社や歴史の長い会社では偉くなるほど働かない無能な管理職が爆誕していて、若い社員たちを失望させるいるのでしょう。
せっかく苦労して入社した大手企業にも関わらず入社数年で転職してしまう人、特に優秀な人が離職してしまう背景の1つには、こうした残念すぎる働かない管理職の存在があるのだと思います。

白いブラック企業に爆誕している働かない無能な管理職はどんな感じなのかを一例として紹介しましょう。
彼らはもはや働かなくても高い給料をもらえ、そして出世のエスカレータで自動的に上へ上へと登っていくものだと思っています。自分は鵜飼だ、楽な家業だと勘違いしているのです。そんなことを言うと本物の鵜飼さんに失礼ですね。彼ら(ポンコツ管理職)がそう思っているだけで本来の鵜飼さんがやっている日々の苦労、鵜たちのお世話や訓練、漁のときの協働作業をまったくわかっていませんね。鵜たちが自主的に魚を取ってきてくれる気楽な仕事だと思っているのでしょう。
搾取するのが当たり前、それが「The 管理職」だと思っているのです。
定食屋さんでメニューも見ずに「俺が望むようなもの持ってきて〜♪」って注文したら持ってきてくれると思っているのです。気に入らなければ文句を言い続ければ、いずれ気に入るものを持ってくるだろうと思っているのです。
最悪ですね。
ポンコツ管理職たちの発言もかなりのヤバさです。
「俺は管理職だから実務はしない」
「俺は管理職だから難しいことはわからない」
現場の人間と同じように実務をしなくてもよいかもしれませんが、現場の状況に応じて多少は手伝うとか、何らかの支援策(応援要請なり期間延長なり)を考えて対応するとか常識的に考えれば当然ですが、彼らにはまったくその気はありません。
部下の仕事を理解しようともしません。後工程で問題が発生してから対応するのは仕事ができない人です。途中過程でリスクなどの懸念事項を検討して、望ましいゴールへと効果的、効率的に進ませるのが一流です。そのために優秀な部下たちは途中過程で相談しているのにも関わらず「難しいことはわからない」とバッサリと切り捨てるなんてのは管理職として不適切です。話す側も決して細かいこと、専門的なことを言っているわけではないのです。そもそも管理職が聞こうという意思がなく最終結果が自分にプラスかどうか?要するに自分の上司が自分を高く評価するかどうか?しか見ていないので、それ以外は「難しいからわからない」という言葉ですべて片付けているだけなのです。成功したら「自分が指揮してやった」、失敗したら「部下が勝手にやった」と業績を搾取し失敗を擦りつけるテクニックばかり一流のポンコツ管理職なのです。
もちろん実務もしませんが管理もやってくれません。
「出退勤をチェック」しているのと「良い結果を上に報告」するのが管理だと思っています。それだけなら初歩的なAIでも十分できますよね。早くAIになればいいのにと思います。しかし、ポンコツたちは「これぞ自分の仕事」「私はちゃんと仕事してます」と偉そうにしているから腹が立ちます。
部下たちを気分よく、そしてモチベーション高く働ける環境づくりをする。問題が発生したら率先して対応する。失敗したら部下を守って責任をとるなど。理想的な上司の真逆の管理職たちが爆誕しているのです。ポンコツたちも口ではここで書いたような理想的なことをやります。いや上にはやってますと言っているのでしょう。現実は最悪です。問題が発生したら部下だけに行かせ、失敗したら陰でコソコソ上に部下の責任として報告。そんなこと全部、部下たちはわかっているということすら気付かないのか、気づかないふりをしているのか、かなりのモンスター(サイコパス)なのです。

他にも腐った発言はたくさんあります。
配属されたメンバーを見て
「配られたカードが悪い」
「次に良いカードが配られるまで待つしかない」
「今回は変なカードが配られた」
など、部下を配られたカードに例えて人間扱いしていない管理職の発言です。
こうしたことを他の管理職に言ってしまうあたりがモラルの低さをあらわにしています。
麻雀でもポーカーでも配られた牌やカードが悪いから勝てないと言う人はかなりの下手くそです。配れたカードが良い時には勝てる時もあるかもしれませんが、トータルでは必ず負けます。自分でがんばって成し遂げるという気がないのです。運に頼った仕事の仕方をしていると、こういうモラルの低い管理職を増産してしまうのです。

白いブラック企業ではこんなポンコツ管理職を爆誕させ続けています。
そして優秀な人間を上に上げると自分の立場が悪くなるので、自分以上にポンコツで自分に尻尾を振るような可愛い部下を上に上げていきます。こうしてポンコツがポンコツを増産するシステムが築き上げられ、もはやまともな判断ができなくなっているのでしょう。
若手が厳しい就職戦線を戦い抜いてやっと入社した優良企業(表向きにはですが)にも関わらず入社数年で離職するという現実を直視せず、「本人の問題」「若い人は忍耐がない」などと問題の根幹を見ようとしないがために、組織の腐敗が進んでいる企業はもはや末期です。尊敬できないどころか呆れた人間たちの巣窟から一目散に逃げ出すのが最善策でしょう。
優秀な人ほど早く逃げていきます。そうして末期を迎えた企業はさらにポンコツ濃度が高めていくのです。

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