2023年シカト祭りの現場に、12年ぶりに参戦した出戻り人が感想書いてみた
はじめましてこんにちは、またはこんばんは。
あおい といいます。
初記事なので、一応こういう奴が書いてるよって事で自己紹介しておく。
前身バンドの頃を含めて約10年ベスハチを観てきて、
その後諸事情で約10年空白期間があいたのち、
昨年頃に出戻ってきたベスハチファン、通称ゼルバニアの者です。
北関東在住。
語彙力溶けすぎて、まとめる力がなくてダラダラ長くなってしまったけど、その場で感じた事を省かず残しておきたく。
時間があるときに読んだり読まなかったりしてどうぞ。
シカト祭り参戦にあたって
「女王誕生祭。を主にシカトする祭り」
と銘打ったこのイベントも今回で15周年。
自分が最後に現場参戦したのは2011年らしい。
思ってたより序盤の方しか知らなかった。
そして何より、こんなにも長く続くイベントとなっていた事に驚きもした。
10年程ライヴの現場はブランクがあり、まだまだ慣らし状態であったので、
昨年のシカト祭りは配信で参加。
今回も過去の危険な泥酔者について散々おどかされていて、
まだまだ恐い気持ちはあったけど、
ベスハチライヴで通いまくった新宿MARZでの開催再び!という事もあり、
12年ぶりにシカト祭りの現場への参戦を決めた。
コロナ禍の反動でわりとメンタルもブレブレで、当日になって
ヤッパワタシ行ケナイ無理…
みたいになりかねないので、保険として配信チケットも買った。
総帥(ミワユータ氏)のツイキャス配信やブログで各バンドのあれこれも予習したし、さあ準備万端。
あとは当日もってくれ、おれのトゥフメンタルよ。
仕事を休めず後半からの現場参戦ではあったけど、
北関東の僻地から新宿へ向かう道中、
どきどきしながら配信の音だけ聞いてた。
ここからは各出演者の感想をタイムテーブル順に書いてく。
■ タマキング(手紙出演)
最近よくお名前を目にする方だけど、あまり存じ上げなくて私の中では謎の人物(すいません)
今回は実際の出演はなく、シカト祭りへのお手紙という形での出演という新しさ。
お手紙の読み手として劇団グレモンのヤマトさん、ツッコミ役として助ジャイのギターの今井さんが指名されていて。
シカト祭りは常連の面々が出演していることもあり、彼らに対するメッセージという形だったけど、ヤマトさんの読み方のおもしろさと今井さんのツッコミのおかげで、お手紙読まれるだけでも楽しく拝聴できました。
このお二人を読み手とツッコミ役指名してきたあたり、完全にわかってる采配だった。
■ HANKs
北海道出身のパンクバンド。
噂にはよく聞いていたものの、観るのは今回が初!
メンバーの見た目の治安の悪さ(特にタクミさんの長身+トギトギのモヒカン)がすごかったけど、こんなにかっこいいバンドだっとは!!!
本当に真っ直ぐで、しっかりとした音による、めちゃくちゃに胸を打つロック。
音楽によって彼らの真面目でまっすぐな人間性を知れたかのような。
総帥からも思い出話を色々と聞かされていたせいか、音のエモさと相まって思わず涙が溢れてきてしまった。
シカト祭のトップバッターを飾るには相応しすぎる。
やはり総帥の采配は間違いないし、総帥の連れてくる人たちって全部好きだな、となった。
■ フクモト原点
パリピが飛び入り参加してきた感がすごかった(主に見た目)、
ギター弾き語りの男性シンガーさん。
普段はハテンコウというバンドをやっているという。
シカト祭にはもってこいな、絶妙な笑いの入ったノリの弾き語り!
酒を片手に観るのにちょうどよい。
ちょいちょいネタを挟んで笑わせてくれるけど、しっかり音楽を伝えようというがむしゃらさみたいなものも感じられてすごく良かった。
最初にステージに立ったのが14年前でベスハチと対バンしたとの事で、当時は東京千葉埼玉あたりだったらベスハチ皆勤参戦だったため、私も既にどこかで観ている可能性あるけど。
いずれバンド形態の方も観てみたいところ!
■ The Bright Light
一度配信ライヴで観たことがあり、総帥激プッシュの驚異の10代ガレージバンド。
配信で観た時も度肝抜かれたけど、ミッシェル・ガン・エレファントのマインドを受け継いだ音がド好みすぎて激ヤバ!!
ヴォーカルのミズキさんの声、チバばりに酒と煙草で潰れたような感じで、まじでこの前まで高校生だったの?っていうくらいの貫禄ある声と歌い方。
ただ10代だからすごいんじゃなく、バンドとしてめちゃくちゃかっこいいのが推せる。
コーラスでドスの効いた声を出していた子が、ステージ降りたら全く毒気のない、ぴちぴちの若さたっぷりな癒し系な子であったこともまたびっくりした(笑)
油断したら背後撃たれるぜ、っていうかっこよさだったので、今後どうなっていくのか目が離せない!
お酒が飲める歳になった頃にシカト祭りに参加した彼らを観るのもまた楽しみ。
■ 杏仁豆腐とおしるこ太郎
サブステージでは弾き語りがメインという認識だったけど、力強い歌声の女性ヴォーカルによるコンテンポラリーダンスと男性のギター伴奏という形式のユニット。
芯のある艶やかなお声による音楽と踊りは、瞬く間に別世界へ連れていってくれた。
限られたスペースの中で優雅に踊る彼女に釘付けになる。
この世界観に対して、このユニット名のゆるさは一体…!という。
ギターの男性は元々シェルドブランというバンドの方で、10年前まではシカト祭にも出ていたのだが(恐らく自分も別の機会に観てる)、
紆余曲折あってもこうしてまた形態を変えて出てくれる事に感謝。
歌もダンスもギターも、美しく調和のとれた音楽だった。
■ Canaria
ベスハチの対バンで配信と現場で一度ずつ観た事のある、いわゆるギャルバン。
高めでかわいらしい声のヴォーカルに、すごくしっかりとしたバックの音による音楽!
キャッチーなのですごく耳に残る。
楽曲も良いし、改めて聞くとめちゃくちゃ人気出そうだなーと思った。
カナリアの名にふさわしく、かわいらしく楽しそうにさえずる姿をしつつも、炭鉱で真っ先に有毒ガスを察知できる侮れない鋭さも持ち合わせているような、そんなバンド。
ブライトライトとはまた違った角度からシカト祭にフレッシュな空気を送り込んでくれたのが良かった!
また横浜ベイシスでのベスハチとの対バンを楽しみにしてる。
■ 味可
鍵盤弾き語りの女性シンガーさん。
情緒に満ちた力強さのある歌声と美しいピアノの音で、めちゃくちゃに心揺さぶられる…!
最初から最後までぎゃわーっと騒げる音楽に終始するのもいいけど、
時折こういうしっとりしつつも激情を感じる音楽が入るあたり、シカト祭りというイベントのジャンルの多彩さよ…!となった。
普段は中々聞かないタイプの音楽なので、こういう場で触れられてありがたい!
戦場で華麗に駆け回る女性騎士のような、美しくも芯のある歌声で、とても素敵なライヴだった。
■ The Spanky Muds
去年のシカト祭り配信のトップバッターで初めて観て、
一曲目に突然放たれたベスハチの「パーティーズオーバー」のカバーにノックアウトされたガレージパンクバンド。
去年の配信がめちゃくちゃに良すぎて、たぶん全出演者の中で一番繰り返して流してた気がする。
バンドのオリジナル曲もめちゃくちゃ好みだし、疾走感のあるガレージサウンドに、ハセガワイッキさんの声ほんと好き。
今回はハンクスのギタボであるリックさんがサポートでベースを弾いてたけど、ひとつのバンドとしてめちゃくちゃ音が馴染んでいて驚かされた。
ガレージ音楽の荒々しさの中にも、心臓をがっつり掴んでくるような実直さみたいなものも感じられてすごく良かった。
■ タテヨーコ
美しく、かつ可愛らしいお声の女性のピアノ弾き語りシンガーさん。
かなりの癒し枠…!!
今回シカト祭に出演している、代々木ラボの店長であるハロー松田さんとご夫婦だそうで。
ヨーコさんご本人は至ってかわいらしいイノセントな歌声をしているのに、MCであまりにも赤裸々な馴れ初めをぶっちゃけていて笑った。
本当にかわいらしく、澄み切った湖畔で飛び回る妖精のような音楽に対してぶっちゃけトークのギャップがまた良きでした。
可愛らしい笑顔に赤いワンピースのお衣装もすごくお似合いで、妖精感を後押ししてた。
彼女の音楽には空気清浄効果がある。
■ あやかしの動物園
バンド自体は5年前に既に解散しているものの、総帥による毎年の熱烈なオファーに応えてくれて、今回ついに出演する事になったというグラムロックバンド。
今回恐らく初めて観たのだが、熱烈にオファーし続けるのも完全納得のかっこよさ!!!
パフォーマンスも含めて本当に圧巻!!
バンドの存在感にめちゃくちゃに華がある。
総帥がダイヤモンドを抱えてるのがわかってるのに、それを皆に見せない理由が見つからないというような話をブログに書いていて、本当にそれだなと思ったし、見せてもらえて、知ることができた事に感謝しかない。
ぎりぎり現場に間に合わず配信アーカイブでしか観られなかったので、また復活してくれるなら絶対に現場でちゃんと観たいバンドだった。
ギターサウンドの感じとかめちゃくちゃ好き。
良すぎて通販で音源買った。
■ More Sugar
ここでちょうどMARZに到着したので現地で拝見。
絶妙に癒されるアンニュイな甘いお声のギター弾き語りシンガーさん。
上の階にも響き渡る伸びやかな甘い歌声を乗せた音楽が素敵すぎたし、
配信アーカイブで改めて聞いて思わずため息が漏れてしまった。
シカト祭のジャンルの層の厚さはすごい…!
特にMore Sugarさんは纏う雰囲気から何から何まで、爽やかな風のようでめちゃくちゃ癒されました。
その甘いお声にメロメロ。
この面子の中で観られるというのが非常に良い。
是非またシカト祭りで拝見したい!!
■ 忘却曲線
去年のシカト祭ではヴォーカルの土橋さんがソロのピアノ弾き語りで出演されていて、そのセクシーなお声と歌詞の妖艶さに圧倒されていたけど、今回はエロティックパーティーバンドとしての出演!
先日ベスハチとの対バンの配信でも既に拝見していてどんなバンドかは知っていたものの、ソロの時のしっとりとしたテイストとはだいぶ変わり、お茶目さと楽しさが加わってさらにエンタメ感が増し増しになってる!!
現場で観ると土橋さんの圧倒的声量とバンド全体の場慣れしたパフォーマンスでさらに圧倒されてしまうー!!
完成された音に溢れる大人のセクシーさとお茶目さ、エンターテイメントってこういうものだな!!!と強く感じさせられた。
まるでミュージカルでも観賞していたかのような充実感でいっぱいになった。
■ ザ・ハンズインポケッツ
最後に現場で観たのはZeppでのワンマンで、12年ぶりくらい?
昔からベスハチとはよく対バンしていたので、今回の面子では特に思い入れの強いパンクバンド。
とにかく胸アツでエモくて、どこまでも楽しくてかっこいいライヴ…!!
セトリもめちゃくちゃ好きな曲ばかりで、ずっと拳を振り上げて大興奮。
いくつになっても変わらない音楽を続けてくれる貴方達が大好きです!!!!!
フジタさんは当時短髪だったけど、ここしばらくは金髪ロングヘアになり、この日はさらにブルーかグリーンのグラデーションになっていて、それもすごくよかった。
今や年に何度かしかライヴをやらなくなってしまったようだけど、今年も変わらずに出てくれて本当にありがたい。
不滅の青春であり、パンクロックそのものって感じのライヴだった。
■ 雨宮健三郎
ベスハチが山梨でライヴがある時は高確率で対バンしている男性弾き語りシンガーさん。
配信でも何度か拝見していたけど、実際に対面で観ると、力強く真っ直ぐな歌声がより一層胸に刺さる…!
めちゃくちゃに体を鍛えており、物理的にも力強い()ため、シカト祭りで続出する泥酔者や暴れだす輩を抑えるためのマッチョ隊の一員としての顔もあり。
物腰の柔らかさが彼の音楽にも反映されていて、力のある者ほどそれをコントロールする術を心得ているのだという気がした。
「豪」と「柔」がうまく同居したステージでとても良かった。
■ 機械男(メカニックマン)
昨年のシカト祭で初めて観て以来、あまりのかっこよさと面白さでドハマりして大好きになったコミックロックバンド。
その後配信でも拝見して、今回ようやく初現場!
サウンドはメタル感ある轟音テロテロギターで、バンド全体の音楽の技術の高さがすごいのに、曲の内容やパフォーマンスが完全に笑いに振り切られているのがまたすごい。
こんなにおもしろいステージなのに、こんなにうまいのずるいでしょ!!!!っていう(笑)
演奏のうまさがより笑いを誘ってしまうという意味のわからなさ。
現在はギターの内田さんが不在のため、お手製パネルをステージに立たせるというさらなる意味のわからなさも爆笑だったし、それ以上に生の音がすごすぎて、音楽としてもバチバチにかっこよかった。
ヴォーカルのDr.ノージンジャーのお声が無駄に美声で好き。
なのに変顔しながらの高速カニ歩き、ずるい(笑)
また来年のシカト祭でも観たいぞー!!
■ ツチハシノブユキ
絶妙なまったりとしたゆるさと抜け感を湛えた、男性のギター弾き語りシンガーさん。
初見だったけど、長丁場のイベントにはこういうゆるさがちょうどいい箸休めにもなりつつ、ゆるーく横ノリしながらすっかり身を委ねたくなるような音楽。
サラッサラの長髪にかぶったキャップ、ハートのサングラス、オーバーオールのスタイリング、めちゃかわ。
しかし間の取り方も絶妙にうまくて余裕たっぷりなところが、どうしようもなく引き寄せられてしまうオーラがある。
とても不思議な人だった。
シンプルにめちゃくちゃいいライヴだった…!
■ 助っ人集団☆ジャイアンツ
昨年のシカト祭にも出ていて、その後フェスやら配信やらでも拝見していたコミックバンド、助ジャイ。
バンド音楽としても楽しいライヴをしてくれるけど、毎回のコントが楽しみで(笑)
張り合う対象が、この後コントをする予定の劇団グレモンというオモシロに振り切った感じがまたオモシロ。
確かに15分で彼らのステージをおさめるのは大変なのかもしれない。
でも十分に助ジャイした!!!(動詞)
コントが長めで演奏は2曲のみだったけど、やっぱりおもしろかったし、わちゃわちゃの楽しいライヴだったー!!
助ジャイのライヴを観ると、たまった鬱憤全部吹っ飛ばされる!!
■ ハロー松田
代々木ラボの店長さんでもあり、先に出演していたタテヨーコさんの旦那様でもあるギター弾き語りシンガーさん。
今回夫婦で出演しちゃう?というオファーを快く受けてくれたそう。
大変良いお声で下ネタ全開の曲を歌うもんだから余計に笑えて仕方がなかった(笑)
タテヨーコさんのMCや思い出話をネタにシームレスに展開される曲がまた味があって良い。
流れるように曲とMCが繋がる感じがとてもうまいなと思った。
ちょいちょい笑いも挟みつつで楽しいステージだったー!
ご夫婦での出演てのが余計にエモ!!
■ vono vomno
昨年のシカト祭にも出演していて完全に心を奪われたロックバンド。
その後配信でも何度か拝見して、今回が初現場。
たぶんシカト祭の面子の中ではベスハチを除いて一番音楽的に好み。
轟音の中で獅子奮迅のドラムプレイを展開するレオナさん、シカト祭マッチョ隊でもある骨太ベースのダイさんと、ギターヴォーカルのキョウタさんの不動の王のような「静」の対比が良い…!
キョウタさんのギターの歪み具合めちゃくちゃ好きだし、端正な佇まいの中にも色気を湛えたお声による歌、ダイさんの狂ったように踊るような演奏をする様子も圧巻で、
けど何よりレオナさんの鬼のようなドラムプレイとパワフルなコーラスの存在感に圧倒されて釘付けになってしまった。
各メンバーのプレイもだけど、ボノは楽曲がバチくそにかっこよくて好きすぎる。
魔境の奥に存在する氷瀑の、奥の奥にある洞穴で焚かれた業火を囲んで、狂ったように踊る特級悪魔たち。
そんなイメージ。
初めての現場でのボノ、圧倒的すぎた。
是非また現場で観たい…!!
■ 佐藤達生
昨年のシカト祭の他、配信やフェスでも何度か観ているギター弾き語りの男性シンガーさん。
365日ライヴしながら全国を旅をしていて、お客さんを自分のペースに引き込みつつ盛り上げていくスキルが卓越しすぎてる。
たつおさん自身も愛嬌たっぷりなので自然と引き込まれるし、彼の音楽を聞いていると自然と笑みがこぼれてきた。
気付けば完全にフロアの空気を掌握していて、愛嬌がある中にもこの圧倒的な引き寄せ力をもったパフォーマンスに驚かされる。
今回も会場全体で盛り上がって、ピースフルで楽しいステージだった~!!
■ 劇団GuReM♂♀N
ハンズインと並んでシカト祭り常連というかほぼレギュラーのコント&ダンス集団、劇団グレモン。
去年のフェスで久々に現場で観れて、今回半年ちょっとぶり。
前回のシカト祭りでもやってたけど、
今回もトチる度にウォッカをあおってコントやダンスを続けるという緊張感のあるアルコールデスマッチと称した罰ゲームあり…!
コントの内容に加えて細かい演技そのもので笑わせてくるのも、グレモンさんがそれぞれ俳優をやってるからこそだなーとなったし、
ウォッカをあおる度に歓声が起こるという謎の空気感が余計に笑えた。
メンバー皆しゃべって動くだけでおもしろいのほんとずるい。
滑舌悪いキャラをやったアスナさん優勝過ぎた。
そしてシメにベスハチの曲でのダンス!!
10年以上前のシカト祭でもやっていた、
「No Ready号」に「pm11:45」、激エモ!!!
フロアも大湧きでタノシーーー!!!
たくさん笑って盛り上がったステージだった!
■ 銀幕一楼
以前銀幕一座というバンド形態のライヴを配信で拝見していたのだけど、
今回はサブステージにてソロ出演。
まさに骨の髄までエンタメの権化!!!
圧倒的声量・歌唱力と伸びやかなセクシーヴォイスを前に、思わず少女漫画顔でため息が漏れてしまうほど。
小さなサブステージでは完全に収まりきらず、ステージもフロアも関係なしに縦横無尽に動き回って4DXアトラクションばりの大パフォーマンス…!!
アーカイブで後から観返したら、フロアを走り回ってる間は普通にカメラアウトしてしまってたけど(笑)
脚立に登った先が定点カメラでどアップになったりして、
現場でも配信でもおいしい…!となった。
ステージ降りてフロアの端から端まで繋がったChoo Choo TRAINは現場ならではの体験。
キビキビと駆け回るパフォーマンスも爆笑なんだけど、
圧倒的歌唱力がさらなる笑いを誘うという現象によって銀幕さんのエンターテイナーっぷりを見せつけられて、
観てる方も全力で体力もっていかれた。
ラストはLUNA SEAの「ROSIER」で盛大に盛り上がって大団円。
ありがとう銀幕さん!!!
ありがとうミスターエンターテイメント!!!
■ フカミユキハル(Elizabeth.eight)
白血病で療養中のため免疫が落ちており、人前に出られないという事でビデオ出演だったけど、今回はメッセージあり!!
しっかりとひとつひとつ丁寧に言葉をつむぐ姿を観られただけでも、涙が滲む。
自分が最後に観た時は殿下(フカミさん)もバンドに居た頃だったから、
余計に色々な感情が込み上げてきてしまう…!
しかもその後はベスハチ各メンバーとリモート映像で
「はきちがえんな。」を演奏!!
シカト祭でこれをやるってことが本当にエモエモのエモ…!!
意外な選曲のようで、
カッコ悪い奴が出てるとこの曲をやりづらいのだと総帥も以前から言っていたけど、シカト祭ではかっこいい人しか出てないからこそこの曲をやれるって事!!だ!!!!
「ロックを!はきちがえんな!」
の部分でフロアで大合唱起こったのも、何もかもがエモすぎた。
■ Elizabeth.eight
大本命のベスハチ!!!!
フカミさんのビデオメッセージ前の転換中の音出しで
「銃声に鳴る彼のタンバリン」
「No Ready号」
をワンコーラスずつやってたの激アツ!!!
本編を前にフライング大合唱。
フカミさんとのリモート演奏で
「はきちがえんな。」
もやってくれて、既にフロアは温まってる。
大好きなオリジナルSEと共にメンバーが出て来たら、
最前にいたゼルバニアさんが総帥にふわりとお花を差し出していて、
完全にNANAのワンシーン再現だったのめちゃくちゃにエモかった。
始まると同時、フロアは熱気で爆発したかのような盛り上がり!!!
お客さんほぼ全員がベスハチ大好きで、尚且つ会場全体のテンションが高くなっていて爆裂に盛り上がるので、シカト祭でベスハチを観るのって本当に特別な体験!!!!
「ロットガットで飛んだ」
「アイアンガール」
「シック・ア・ゴー」
即ぶっ倒されそうなぐらいトギトギに尖った攻撃力を持ったパフォーマンスなのに、皆ベスハチが大好きすぎて喜んで刺されにいってる。
刺されにいった観衆はベスハチの軍門に下り、
この3曲で全てを薙ぎ倒しながら頂上まで駆け抜けていくのを、我らが軍勢は先頭のベスハチに振り切られそうになりながらもなんとか食らい付いていく。
背後を護るのは、シカト祭のノボリを左右に堂々と振るう旗持ちたち。
それらがさらにフロアの熱気を押し上げ、完全に戦場!!!
戦場は徐々に、ベスハチという炎を囲んでの宴になっていった。
わちゃわちゃの男女分かれてのモッシュに、シカト祭のノボリが舞い踊り、ピーク地点で銀テープ発射!!!!
なんという幸せな空間か!!!!!!
他のゼルバニアさんからお手製のベスハチフラッグをいただいたので、配信でリアタイしてた人にも見えてたらいいなという思いでノリノリでフラッグフリフリしながらわちゃわちゃに飲まれてた。
アンコールは「あたしバンドマン」でしっとりシメ。
モッシュで汗かいた体に染み渡った。
やはりベスハチライヴのかっこよさは現場で体感するのが一番だ…!!!
各出演者1ステージあたり15分という縛りはあったけど、ベスハチは本編以外にも数曲聞けていたおかげで、体感では普段と変わらないくらいの長さで観られた感。
フロアでの盛り上がり含めて、本当に楽しく素晴らしいライヴだった…!!!
シカト祭りを通してのあれこれ
現場を体感して、アーカイブでも改めて全部通して観ての感想。
本当に、ずっとずっと楽しいイベントだった。
下階に降りずともステージの音が楽しめるMARZの環境のありがたさをひしひしと感じられたし、
出演者だけじゃなくお客さんも皆で雰囲気作り上げて楽しもうっていうのが伝わってきた。
参加させられてる感や評価してやろう感が全然ないというか。
そこは歴戦の出演者やお客さんが集まってるからこそでもある気がした。
出演者もゴールデンメンバーといったラインナップで、一切のハズレ無し。
極上のマンネリ、究極の内輪ノリのキャッチコピーを掲げつつも、
最初から最後まで飽きさせない。
私が出戻り前からもベスハチとの対バンでよく観ていたハンズインに、
シカト祭りに無くてはならない笑いの要素としてのグレモンの他、
昨年のシカト祭りかここ一年のベスハチの対バンで知ったり噂だけ聞いていた面子が大半だったけど、総帥が連れてくる人たち、本当に間違いない。
音楽の趣味的にも私にドンピシャに刺さるのでたすかる。
今回の出演者で自分が音楽的なところで特に好きだなと思ったのは、
メインステージではvono vomnoさん、
サブステージではMore Sugarさん。
ライヴとして良かった、ベストアクト的なところでは、
メインステージであやかしの動物園さん、
サブステージで銀幕一楼さん。
本当にどのライヴも良かったし、各出演者15分ずつという時間が飽きたりダレたりする事なく、ジャストオブジャストな時間だった。
年々集中力がなくなってきてるので()あんまり長いと途中でおうちに帰りたい気持ちを思い出してしまうので、そんなこと思い出す間もなく次から次へと別の出演者のライヴが始まるっていうタイテづくりが完璧だった。
出演者のジャンルもまるっと全部好きな系統ではあるけど、その中でも多彩さがあり、音楽的なところ以外でも笑いの要素まである。
しかも笑いのテイストまでハズさないっていう。
好きなものがよりどりみどりすぎて、休む暇もないくらい。
これだけの数の出演者がいて、7時間越えの長丁場で、全部観たい!!見逃したくない!!って思えるようなイベントなんて、通常ではあり得ない。
でも、あり得てしまうのがシカト祭り。
15周年にもなるけど、出戻りの私がまたこうして参加できるイベントであり続けてくれてる事が嬉しい。
本当に本当にありがとうございます。
昨年の配信ももちろん良かったけど、現場に来ないと感じられない部分がたくさんあるというのは、12年ぶりに現場に来てみて改めて思う。
(特に特に銀幕さんあたり)
危険行為をするような泥酔者は今回全然居なくて本当に平和そのものだったし、
むしろステージ上での出来事の方が余程色々あった気がするくらい。
音楽のイベントなのだから本来それが正しい。
内輪ノリだからこそそういう事が起こり得てしまうんだと思うけど、ある程度の節度がないとステージ楽しめなくなるというのは共通認識だったためか、そこだけはしっかり守られてた。
総帥も言ってたけど、MARZの上階から飛び降りて骨折してシャレにならん感じになるのとかマジサムい。
そういう意味でも、今回は懸念していたような事も起こらずに本当に手放しで楽しめたのが良かった。
内輪ノリでも、それによって積み上げられて守られてきた自治。
なんだかタイムスリップしてきたくらいの感覚だけど、このイベントの成長の過程を観られなかったのが今更ながら悔しい。
でも戻ってこられてよかったし、これからは取りこぼす事なく見守ってゆきたい。
あと、当時はまだシカト祭りのグッズというものがなかったので、
今回Tシャツの他にもキーホルダーやステッカーといった、シカト祭りが終わってもずっとシカト祭り気分を引きずれるアイテムが揃っていたのも嬉しかった。
デザインの方向性も好き。
エチケット袋の存在もシカト祭りらしくてとても良かった。
また個人的なことだけど、通ってた当時は同行者の他は知った顔も居たり居なかったりくらいの感じで。
しかしこの一年でゼルバニアとも知り合えたおかげで、12年ぶりにも関わらずアウェイ感無しに楽しめたのもすごくよかった。
出戻ってきたばかりの頃、当時のベスハチファンはベス子ベス男呼びだったのが、1ミリもベスハチを連想できないゼルバニアという呼称に変わっていた事自体が何だかこわくて近づけずにいて()
この一年でゼルバニア大丈夫、ここになら入ってもたぶん大丈夫、
っていう判断ができたのは、
昨年のシカト祭りで、ゼルバニアさんが用意したお手製のお神輿が配信映像にバッチリ映り込んでいた事によるもので。
積極的に盛り上げようとしてくれるあたたかいファンの存在に救われた。
12年ぶりにいきなり現場に来る前のワンクッションとしても、シカト祭りのライヴ配信というものが本当に最適だったし、
ネット環境の普及と昨今の配信文化様様。
トゥフメンタルな私が保険のつもりで買った配信チケットも、
シカト祭りを現場で楽しんだ上に、さらに振り返りおかわりしまくるために大いに役立ってる。
シカト祭りが終わっても、アーカイブ繰り返し観まくっていて、
毎日がずっとシカト祭り。
アーカイブの円盤ください、是非ください。
ダウンロード販売でもいいです。
そして少しでも収益にして次回の運営費に回していただきたい。
というか、飲み放題代だけでこの数の人たちが観られるの、
本当に意味がわからない。
普通に飲み放題以外にもチケット代払うのに!!!っていう。
物販の存在感が希薄で各出演者へのお布施()を出しにくいので、
せめて心付けをチケ代に上乗せって形でもいいから払わせてくれと思う。
ここまでのクソ長文を読んでる関係者の方なんてほぼゼロだと思うけど、まぁなんか届いてたら次回以降ご一考いただけたら幸いです。
思いのまま書いたら長くなりすぎたけど、
大変居心地の良いイベントだった。
終わって一週間経った今もシカト祭りロス状態。
また来年も、こうしてロスになるくらい楽しくありますように!!
現場組も配信組とも同じ時間が過ごせて幸せでした。
本当にありがとうございました!!!!
そして、
ここまでの超長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!!!!
そんなクレイジーにも幸あれ!!!!!!