第1回.架空のエッセイを書く
「自分で雑誌を作って、エッセイの連載を勝手に作る」
これは、星野源が自身のラジオ番組で述べていたもの。
ゲストの荻上チキさんと選挙の話題の際に、選挙に行ったよというのをエッセイにしてみるのもいいよねーという風に話していた。
実際、星野源もエッセイの連載がない時に、架空の連載のエッセイを書く遊びをしていたそう。
言わずもがなだが、星野源は文がめちゃめちゃ上手い。
読んでいてキエーーと奇声を発するほど共感するもの、おかしみのある話。下ネタの往来、日常の、生活の綴り。そして哲学と呼ばれるだろう、自分や周り、世の中に対する考え方。
真夜中に部屋を無音にして読むと、そこには一対一の空間があるし、確実に救われる。(それと同時に辛さや絶望も感じながら)
私はラジオを聞いてからうずうずし、
何か言葉を吐き出したくなった。
架空の連載のエッセイなんて絶対楽しいじゃ〜んという自己満足ではあるが。
さて、
紙に書き出そうか。
スマホのメモに入れようか。
Twitterの鍵垢に、
自分だけ見れるようにして、しまっておこうか。
と思ったが、もしかしたら誰かの目に触れるかもしれない。
そのくらいが丁度いいと思い、
端の端の端で、綴っていく。