コロナ明け、観劇第一弾!『獣道一直線!』
コロナが流行り始めた2月、滑り込みで観れたのが、高橋一生さん主演の「天保12年のシェイクスピア」。
そこから、バタバタと毎月のように取っていたチケットが返金された春先。
もう、舞台を観るなんて、いつになったらできるのだろうと思っていましたが、予想よりも早く、劇場に戻ることができました。
パルコ劇場オープニングシリーズで発表されたときから見たかった、ねずみの三銃士の舞台。『獣道一直線!!』
もう、一席空きじゃなくお客さんが入れるけど、厳重な検温と消毒、静かなロビーと開演前。やっぱり、コロナ前のようには戻らないんだなとは思ったけど、舞台の幕が開いたというところが、嬉しかったですね。
Theクドカンワールド全開!!
もう、観劇後の感想は、この一言につきる。
今回、前から2列目の席が取れ、1列目はコロナ対策で空席なので、実質1列目。ここまでか!というくらい、近くに演者がいる空間が凄かった。だからこそ、最後のオチが与えるインパクトも凄かった。
あーゆーのが苦手な私としては、最後は、少し遠いところから見るがちょうど良かったなと、内心思ってしまいました(笑)
でも、もう情報量が多すぎるし、結局何が言いたかったんだろうって考えるところもあるけど、このコロナで変わってしまった世の中だからこその内容、セリフがあったような気がしました。
決して、映画やテレビといった、大衆向けのエンタメではできない表現。(下ネタも含め)
けど、だからこそ、ストレートに刺さる何かがあるんですよね。
そして、あの脚本は、あのメンバーでしか演じることができなかったと思ったり。芸達者な、生瀬さん、成志さん、古田さん、のぶえさんだからこそ、出ずっぱりでも、噛んじゃったとしても、どんな結末や感情になったとしても、観ている私たちに訴えかけてくる表現ができる。
大声で言いたい!
やっぱり、舞台はいい!
古田さんが、インタビューで以前話をしていましたが、
舞台にはコンプライアンスが無い。というより、舞台にコンプライアンスがあってはいけない、と。
今、テレビも映画もCMもなんでも、コンプライアンスや炎上防止を考えて作ったり、考査があったりする。だから、なんか普通で、刺さるものもない。受け取る私たちの思考を停止させてしまう作品が多い。
けど、サブカルの舞台にはそれが無いから、どんなに卑猥でも、グロくても、世の中を批判しても、色々な作品が作られていく。
そして、受け手である私たちは、毎回、何か受け手として考えるきっかけや挑戦状を突き付けられて劇場を出る。それが、また生活をする中での糧になっていく。
このループがやめられない。
だから、来月も、松尾スズキさんの新作ミュージカル「フリムンシスターズ」を取ってしまった。(また、前から2列目(笑))
阿部さんのコロナ感染報道があったけど、無事に幕が開いてくれるのを祈るのみ!
最後に、、、
一緒に行った母が、古田さんの足がキレイだと絶賛していました。
(おれスカの女装姿を見た時から、いつも言っていたが、生で見てやっぱりキレイだとのことでした。)
私は、池谷のぶえさんの方が、大人の色気がムンムンで、素敵だと思いました!