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「何者でもない自分」から抜け出すため?

・現在「税金に関する記事」を提供するWebライターチームを運営中。
・ライターさん7人、ファクトチェック担当の税理士さん3人、その他のチェッカーさん3人、Webプログラマーさん1人、その他のもろもろの作業を手伝ってくれる方2人で構成されています。
・現在、チームが発足して9ヶ月目です。
・チームの
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チームを立ち上げてから、良い出会いに恵まれ続けています。

昨日から今日にかけて、これまでの経験を「ぜひチームで活かしたい!」と連絡をくれた方が3人もいるんです。

そうは言っても、一緒に働き始めたら合わないこともやっぱりあって、継続となるのは(たぶん)4〜5割です。

それでも新しい出会いはやっぱり嬉しくて「もしかしたら、これからずっとお仕事できる関係になるかも!」と思うと、いつもわくわくします。

新規で契約をとれた時ももちろん嬉しいのですが、いい出会いに恵まれた時の方がずっと喜びが大きいのは驚きの発見でした。(チームを立ち上げて、はじめて気が付きました)

私たちのチームには、素晴らしい経歴の方からの応募が結構あります。

今回も、税理士の方、行政書士の資格を持つ方、元国家公務員の方から連絡があり、ありがたい反面「なぜ?」という気持ちも大きいです…。

この「なぜ」について、よく考えます。

何を求めてチームに加入したのかがわからないと、私が何を提供できるのかが掴めないからです。


私は「何者でもない自分」に失望することがあります。

今まで、いろんなことをがむしゃらに頑張ってきて、たくさんの人が応援してくれたのに、その結果が「今のわたし」だと思うと、本当にやり切れない気持ちになるんです。

(今はそういう気持ちになることは少ないので、正確には「本当にやり切れない気持ちになっていました」ですね)

4年前に病気を患ったとき、今までの人生で意味があったのは子供を産み、育てたことぐらいだな〜と心底思いました。それは「私にしかできないこと」だから。

その他のことは、正直私じゃなくてもできたことばかりなんですよね。

「私にしかできないこと」を選んでいかないと、結局は「何者でもない自分」に失望し続ける気がしています。

この失望は、どんなにすごい資格をもっていても、大きな収入を得ていても、決して払拭することができない感情です(私にとっては、という意味です)。


もしかしたら、素晴らしい経歴をもった方たちがチームに応募してくれるのって、これ(失望)と似た感情を持っているからなのかな〜と。

努力に努力を重ねて、素晴らしい経歴があるのだけれど「だから何?」という一種の虚無感というか、そういうものを抱えているのかな。

この「虚無感」は、資格や地位、収入で誤魔化すことができるのですが、ふとした時(例えば大きな病気をした時や大切な人が亡くなった時、人生の先が見えた時など)に一気に顕在化することがあります。

そんなことがきっかけとなって、何か突破口のようなものを探すために、このチームへたどりついてくれたのかもしれません。

だから、もしこの仮説が正しいなら、その「突破口」が見つかるように全力で応援したいんです。

チームやライティングの仕事を通じて、そんなお手伝いができたら最高だな〜と思っています。


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