ライターさんが去っていく日に考えること
先月から今月にかけて、何人かのライターさんがチームから去っていきました。
そして新しく、2人のライターさんがトライアルで入ってくれています。
新しい出会いに感謝しつつ、去っていくライターさんを見送るたび、どこか寂しい気持ちになります。
私たちのチームもウェブライティング業界の例に漏れず、ライターさんの入れ替わりは多い方です。
私自身、かつてはライターとして複数のチームを数カ月程度で渡り歩いていました。新しい場所で学びを得て、また次のチームでまた違った学びを得る...そんな経験をしてきたので、ライターさんの気持ちはよくわかるんです。
だから、「そんなものかな」と自分に言い聞かせてきた部分もありました。
でも、最近になって「これでいいのかな?」と思うようになってきています。
■ライターさんには困っていない、でも・・・
今、チームの状況はとても恵まれています。
雰囲気が良くて、専門家の方も多数いて、募集をかけると多くのライターさんが応募してくれます。正直に言うと、ライターさんが辞めても、新しい方を迎えることには困っていません。
■報酬じゃない、何か
報酬で来るライターさんは、報酬で去っていきます。
より条件の良い場所が見つかれば、自然とそちらに移っていく。
だから、本質的な解決は別のところにあるはずなんです。
■居場所感とチームの楽しさ
私が考えているのは、「チームで仕事をする楽しさ」と「居場所感」です。
チームで記事を作っていると、様々な方と深いコミュニケーションを取る機会があります。
税務会計の専門知識に触れたり、相手の説明の上手さに感動したり、時には仕事以外の意外な一面に触れて心が温かくなったり。
そういった喜びを感じる方は、長く一緒に働いてくれる傾向にあります。
特に興味深いのは、年齢による違いです。
30代後半以降の方は、「何を」するかよりも「誰と」働くか、「どこに」所属するかを重視する傾向があります。そういった方々は、私たちのチームの価値を高く評価してくれることが多いんです。
一方で、若いライターさんや駆け出しの方は、実績作りが目的で来ることも多く、数記事書いたら卒業...というケースもよくあります。
■正直な気持ち
結局のところ、ライターさんの入れ替わりは仕方ないのかもしれない。そう思いつつも、本音を言えばすごく切ない。
一緒に働きたいなって思った人としか契約しませんし、「長く一緒に働きたい」って心から思ってます。
正直なところ、年齢を重ねた方達の方がチームとの相性がいい気がしています。
それはそれでいいのですが、いろんなバックグラウンドを持った方や、いろんな年齢層の方と関わっていきたいなというのが本音です。
その方がチームとして強くなれるし、より遠くへ行ける気がするから。
去年もそうでしたが、年末になるとライターさんがたくさん入れ替わります。
来年の年末は、こんな悩みを抱えてなければいいなと願いながら、居心地のいいチーム、強いチームを目指して、また試行錯誤を繰り返したいと思っています。