HPI (High Potential Individual) VISAの内容について:英国VISAの申請についての概要
noteを介して序盤の記事としてなにを載せようかと迷ったのですが、留学時だれしもが通るVISA申請について少しまとめることにしました。2023年1月に取得し、もう1年と半年が経っている状態ですが、なにか形に残しておかねばといった気持ちです。
私の場合、運良く偶然タイトルにあるHPI (High Potential Individual) VISAを取得できる状況でしたのでまだネット上にやや情報が少ないこちらの内容をお伝えしていきます。
注意点
英国に限らず、VISAの内容は年々変化しますので必ず初めにブログではなく、実際のVISAページを参照してから該当するものを見つけることをお勧めします。特にアカデミックでの留学の方は意外と多くの種類があります。
HPI VISAは2022年5月に開始された新しいVISAで私が留学などの準備を始めたのが2022年8月なのでまさに直近のものであり、ブログなどには全く情報は載っていませんでした。
HPI VISAのページはこちら
HPI VISAの内容
以前までで言うTire1と言われるもので、基本的には入国のためのスポンサーや金銭的証明書、就労制限などが(ほぼ)ない特殊なVISAです。配偶者・子供にも適応されます。
アカデミックに特化したもので、大まかには下記の内容です。
現状としては、修士あるいは博士をイギリスが認める世界の大学院を卒業して5年以内、ということが条件になっており、日本だと東京大学と京都大学が該当しています。世界大学ランキングトップ50に入っている大学ということのようで、毎年その選考内容が変化しているようなのでご注意下さい。
大学ではなく大学院での卒業となるので、日本の場合他国に比較して取得しやすいものかと予想はしますが、もともとこのVISAを取得するために東大・京大に入学する、という人は皆無だと思うので、実際は偶然大学院での研究を東大・京大で行うことにした人、だけが対象になる気がしています。
ちまたで無敵と言われる所以はやはり、就労制限がなく、バイトでも仕事でもやり放題ということかと思いますが、このVISAを使う人は留学生が多いと思うので、研究以外にそんな暇があるのか、という矛盾点も生じます。金銭的に厳しく助成金や奨学金以外にお金を稼ぎたい人は週末に働くことができる、という感覚でしょうか。VISAの延長もできず、別のVISAに切り替える必要があり、原則internationalな留学生を受け入れるための特殊なVISAというイメージです。
いちおう就労VISAのくくりではあるようなので、仕事探しにイギリスに来る方であればメリットあるかと思いますが、延長ができないことを考慮するといろいろハードルも高そうです。
1年たったところ、GOV.UKからメールが来ました。
HPI VISAを取得して入国している人にアンケート調査を行っており、そのうちの一部に直接あるいはオンライン上でのインタビューも行う予定と。生活が充実しているかどうかをチェックし、VISA継続の価値があるかを判断するということでしょうか。
Ecctisなど含めて、VISAの申請方法も載せようかと思いましたが、とんでもなく長くなることが予想されたのでその際は別記事にまとめます。
今回はこのあたりで。
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