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地域の繋がりの大切さ 能登半島地震から学んだこと

こんばんは。
災害ボランティア団体 愛生(あおい)です。

私はこの1年間様々な活動をしてきました。
・こども食堂
・バスケットボール教室
・地域清掃
・高齢者向けの体操教室

そして、災害支援ボランティアです。
2月頭から開始して毎月の石川県に伺いました。

七尾市、珠洲市、輪島市、能登島などを回り
可能な限りボランティアに励みました。

その中で、初めに伺った石川県七尾市の避難所で感じたことのお話をさせて頂きます。

地震発生時より現地と連絡を取り合い、七尾市の避難所で活動を出来ることとなりました。

地震が発生して1か月が経過しており
雰囲気としては
『少し落ち着いているのかな』という印象でした。

ですが、実際は120人ほどの避難者がいて、自宅に帰る目途も立っていない方ばかりでした。

私は、整骨院を経営していることもあり、避難所の方を順番に施術させて頂きました。

皆さんと話をしながら情報を聞き出していく中で、皆さんが私にこのような事を話してくれました。

『こんな時、知り合いがそばにいなかったら気力が
尽きるよ』と。

その避難所は、割と顔見知りの方が集まっていたようで、避難所とは思えないほど皆さん楽しそうに
お話しされていました。

でも、中にはずっと一人で過ごされている方も
居られ、話しかけてみると

『家族も知り合いもいない。すごく心細い』
と、言われていました。

知り合いがいれば、避難所、地域、炊き出し
支援物資などの情報が自然と入ってくるのですが
1人だとすべての情報を自分で聞きださないと
いけない状態となります。

そして、何よりも
『辛い時に支え合える人がいないと本当にしんどい』
ということです。

『病は気から』ではないですが、災害時は本当に
疲弊します。

災害支援で私が一番感じたのは気の疲れでした。
どんなに力仕事をしても、何人施術しても1日寝れば回復します。

ですが、落ちた心はなかなか回復しませんでした。

そんな時、避難所の掲示板に書いてあった言葉が
災害ボランティア団体を立ち上げる一番のきっかけとなりました。

『たすけ愛』
『ささえ愛』
『ゆずり愛』 3つの愛でしあわせいっぱい
明日はきっといい日になる。

災害支援に行きながら、この言葉にどれ程救われたかわかりません。

この言葉は、大阪に帰ってきてからもみんなに伝えています。

そして、
『愛から生まれる支援』という気持ちを
持ち続けるために
災害ボランティア団体 愛生(あおい)
を設立しました。

勿論、災害ボランティア団体なので今後も日本各地で災害が発生した場合は行動していきますが
現在必要なことは
『この学びを地域に伝えること』と考え
色々な町内で開催される
避難訓練や学校主催の防災活動に参加し
少しの時間を頂き伝えるという運動をしています。

そして、来年に必ず開催する
『防災運動会』の概要を作成したり、こども食堂での
避難訓練の準備を進めております。

地域の方が、集まり顔を合わせることにより
現在より密な関係を築いて頂き、災害時にみんなで
『たすけ愛』『ささえ愛』『ゆずり愛』のできる仲で
あってもらいたい。

その為に自分ができる活動は全力で行なって
いきたいと思っています。

今後、発生すると言われている
『南海トラフ地震』がどんな被災状況であっても
地域の繋がりがあれば必ず乗り越えられると私は
信じています。

その為にも、私が発信者となり
『地域を一つの家族にしたい』という大きな思いを
持ち今後も活動を続けていきます。

皆様の応援が力となります。
皆様の愛で生まれる支援があります。

これを読んでくださった方、つたない文章で
申し訳ございませんでした。

気持ちが伝わり、私でよければできることをするよって方は手を挙げて頂けると幸いです。

今後も投稿を続けていきますので
応援の程宜しくお願い致します。

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愛生のつぶやき
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