僕と君は、映し鏡 50
史:で、あの○○さんがどうしたの?
美:え、あ、あぁ
○○さんどこかで会った気がするの
史:どこかって、どこで??
美:いや、それが思い出せないんだよね
史:見間違えじゃなくて?
美:うん、たぶんだけど
史:ふ~ん
もし、どこかで会っているなら
そのうち思い出すかもしれないし
いまはそれでいいんじゃないの?
美:そう・・・・かな
史:そうだよ、それに私たちは
これから色々やることがあるんだから
変に悩んでいられないよ!!
プリンシパルもあるし
さっき、○○さんも言ってた
工事中の初出演もあるんだから
まずは、そっちを頑張らないと!!
美:・・・・・そうだね!!
史:それになんかの拍子で
思い出すかもしれないしさ!!
とりあえずこのお弁当をしっかり食べて
午後からレッスンを頑張ろ!!
お昼休憩も終わり
13時になった
再度、レッスン室に集まった3期生
○○:みなさん、
食事はしっかりとりましたか?
3期:はい!!
〇〇:ではさっそくですが
まずは、皆さんにこれを渡したいと思います。
名前を呼びますので取りに来てください。
ではまずは伊藤理々杏さん
理:はい!
そして次々に呼ばれていく3期生達
渡されたのはプリンシパルの台本だった。
台本をもらい、
一喜一憂する3期生
○○:台本はみんなに行き届きましたか?
3期:はい!
○○:では、今から
1時間ほど時間を取ります。
各自で台本を読んでください。
皆さんが読んでいる間に
自分は準備をすることがあるので
少しレッスン室を離れます。
10分ほどで戻りますので
用事がある人は自分が戻って来てから
言ってください。
何か質問はありますか?
梅:はい、質問いいですか?
○○:はい、梅澤さん
梅:読み合わせで読んでも
いいんですか?
○○:それは少し待ってください。
この1時間では各自で読んでください。
梅:わかりました。
○○:他は大丈夫ですか??
3期:大丈夫です!!
○○:では、開始してください
あ!
そうだ、吉田さんちょっといいですか?
突然呼ばれビックリする綾乃
綾:はい、なんですか?
○○:そんなに緊張しないで
って言っても難しいですね。
実はお願いがありまして
綾:お願いですか?
○○:はい、伊藤さん、坂口さん
そして、岩本さん
この三人が台本を読んでる際に
何か問題がありましたら
サポートをお願いしたいのですが
構いませんか?
綾:はい、そのくらいなら
大丈夫ですよ。
○○:では、お願いします。
自分も準備を早く終わらせ
戻ってきますので
そうに吉田に小声で伝え
レッスン室を出ていく○○だった
続く