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「鼻」の不思議

今日は、「鼻」についての面白い記事を紹介します。

「鼻」には、吸った空気を『温め』『湿らせ』『きれいにする』役目があるのは、ご存知ですよね?
でも、「鼻」は空気の通り道だけではないのです。
この本に、その「鼻」の面白い働きが書いてありました。

私が驚いた「鼻」の秘密は、以下の3つです。
① 左右の「鼻」にはサイクルがある
② 鼻腔の粘膜は勃起性組織で覆われている
③ 左右の「鼻の孔」は自律神経支配が異なっている

① 左右の「鼻」にはサイクルがある

生きている人間の鼻孔は個々のリズムで脈打ち、花のように開いたり閉じたりして、気分や心の状態、そしておそらく太陽や月にも反応するのだ。・・・カイザーは患者の片方の鼻孔の内側を覆う組織がすぐ詰まって閉じ、もう片方の鼻孔が不思議と開くことに気づいた。そして、約30分から4時間後に左右の鼻孔が交替する、つまり「循環」するのだと。

② 鼻腔の粘膜は勃起性組織で覆われている

鼻の内部は勃起性組織で覆われていることが判明した。ペニスやクリトリス、乳首を覆っているのと同じ肉だ。鼻は勃起する。・・・人によってはセックスのことを考えただけで発作的に鼻がひどく勃起し、息苦しくなったり、くしゃみが止まらなくなったりする。・・・性的興奮が弱まって勃起性組織が柔らかくなると、鼻も弛緩する。

③ 左右の「鼻の孔」は自律神経支配が異なっている

右の鼻はアクセルだ。主にこの経路で息を吸っていると、血行が促進されて体が熱くなり、コルチゾール濃度、血圧、心拍数などが上昇する。これは鼻の右側で呼吸すると交感神経系が活性化され、「闘争か逃走」のメカニズムが働いて体がより高度な警戒状態・準備状態になるためだ。また、右の鼻孔で呼吸すると、反対側の脳、とくに前頭前皮質に多くの血液が送られる。ここは論理的な判断や言語、計算に関連づけられている部位だ。
左の鼻孔から息を吸うことには逆の効果がある。右の鼻孔のアクセルに対するブレーキシステムのような働きをするのだ。左の鼻孔は副交感神経系、つまり体温や血圧を下げたり、体を冷やしたり、不安を軽減する休息・リラックス系統とのつながりが深い。左鼻孔呼吸は血流を前頭前皮質の反対側に切り替える。それは創造的な思考、感情、抽象概念の形成、ネガティブな感情に関わる右側の領域だ。

ちょっと信じがたい話ですが、「鼻」が身体の中の重要な組織であることは確かなようです。

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