2025.01.25 ぎふ葵劇場 葵陽之介誕生日公演②

昼公演 12:30 開演
第一部  お芝居『笹川の花会』

この外題は大衆演劇や講談、浪曲などで嗜まれてる『天保水滸伝』という作品の一節だそうで、他にもいろんなお話があるシリーズもの?らしいのだけれども初心者には人間関係がなかなか掴めずちょっと難しかった💦

【配役】

洲崎の政吉:葵陽之介
笹川繁蔵:葵好太郎
お吉:飛鳥姫乃
平手造酒:早乙女太一
飯岡一家の子分:葵智也、中村市之丞
笹川一家の子分:葵翔太郎、中村時太郎

【あらすじ】

飯岡一家に笹川繁蔵(葵好太郎)から花会を開く旨の通知が届く。勢力をつけてきた笹川一家を面白く思っていない飯岡の親分は体調不良を理由に出席を拒み、代貸である政吉(葵陽之介)が代理で出向くことになる。親分が義理の金を用意しなかったため政吉が金を工面し持っていくも、他の親分衆と比べると桁違いに額が少ない。このままでは親分の顔をも潰してしまうと絶望するが繁蔵の取り計らいにより窮地を脱する。
しかし面目を保った事で政吉に対する世間の評判があがってしまい、自分を差し置いて名を挙げたことに怒った飯岡は政吉を破門にしてしまう。
そんな折、飯岡一家と笹川一家の勢力争いが勃発。笹川には平手造酒(早乙女太一)という用心棒がいたが病に冒されていたため繁蔵は何も告げずに喧嘩場へ向かう。不安を感じた子分(葵翔太郎)が平手に助太刀を懇願。病をおしながら喧嘩場に向かうと破門されたはずの政吉が待ち構えており剣を交える。双方 顔見知りで互いに恨みはないが義理を通してせめぎ合う。そこに飯岡の子分達が駆けつけ2人に向けて発砲。銃弾に倒れる2人。最終的には笹川が勝利するが、親分に忠誠を尽くしていたにもかかわらず切り捨てられてしまった政吉の悲劇が際立つ。政吉の亡骸を目にし泣き崩れる女房のお吉(姫乃)を繁蔵らが見守りながら幕が降りる。

みたいな感じだったと思います!

【雑感】

これ、見終わってからザックリと調べたから理解できたけど、見てた時は誰が誰やら(笑)  
平手(太一さん)の初登場場面は 政吉(陽之介さん)が花会での窮地を脱した直後だったんだけど、突然 黒い長髪の人が現れて政吉に「命拾いしたな」と声をかけて去る、みたいな感じだったので「え、誰??」状態だった(笑)   ちょっと病みメイクだったので体調不良で出席できなかった飯岡の親分さん??とか思ってた😂

次に登場したのが繁蔵(好太郎さん)が喧嘩場に向かう直前。太一さんは白い着物で病床に伏せってるところを起きてきた風で、初登場時よりもさらに具合が悪そう😢 繁蔵がずっと「先生」と呼んでいるけど まだ何者なのか分からない(笑) 会話の中でようやく用心棒なんだなと分かったけど、ここまでだいぶ長かった(笑)  自分の脳内での手探り感すごかったw

平手造酒は、腕は立つが病に冒されててフラつきながらの立ち回りとか吐血とかオタクのための役でしかなくて「太一さん用にわざわざ用意した役」なのかと思ってしまった(笑)  あとからフォロワーさんに元々あった役なのか聞いちゃったからね!口元に血が滲んだままのお芝居やめて貰って良いですか…ぐらいオタク殺しな役でした😇 

あと政吉の女房のお吉(姫乃さん)が誰の身内なのか見失って混乱した(笑)  飯岡なのか笹川なのか。政吉が破門されたから離縁してお吉を里に返す流れだったから飯岡の方だと思ってたんだけど、最後の流れを見てたら笹川の方だった? それとも誰とも血縁関係なし? いまだ分からない(笑)

陽之介さんが姫乃さんに向かって「いつも女房の役とかやらせてすまないね。こんなおじさんの女房で。いつも申し訳ないなと思ってるよ」みたいなこと言ってて(笑)それを受けての姫乃さん。「何言ってるんだよ。私は嬉しいんだよ、呼んでもらえて。いつもありがとね」みたいに返してたの天使だった。優しい〜💕

また、これは人数足りないからしょうがないんだけど飯岡と笹川の子分が入り乱れててどっちがどっちの陣営か分からなくなってしまった。飯岡の親分が一生出て来ないから(笑)子分だけだと敵か味方がわかりづらい。智也さんと市之丞さん、子分のかけもちやってませんでした?(混乱)

今回は太一さんゲストとはいえ主役は陽之介さんだったので、脇役の太一さん新鮮だなぁと思いつつ見ていました。まぁ平手は人気の役なんだとは思いますけど!出番の割合とインパクトの比重が合ってないから(笑)  悲劇の剣客と知り、平手造酒主役のお話を太一さんで観てみたくなりました…

しかし陽之介さん、お誕生日公演なのに死んじゃうのー?!ってなりましたけど(笑)  めでたい日なのにバッドエンドありなんですね😇 
ラス前の親子殺陣は胸熱でした!

第二部 舞踊ショー  〜③につづく

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