5/1の蓮華寺池CSでベスト8を取ったマーシャルループ

 初めまして葵尋人という者です。

 主に静岡県と愛知県で活動しているDMPです。

 今回初めてCSでベスト8を取らせて戴いたので不詳の身ながらnoteをしたためていこうと思います。

まずはリストから

画像1

画像2

 スマホのスクショで大変見辛いかと思いますが、ご容赦下さい。

 まず既存のマーシャルループと大きく異なっている点として『ドンドン火吹くナウ』が採用されていることと『サザン・エー』や『回収TE-10』といったマナドライブ系のGRクリーチャーが多めに採用されていることだと思われます。

 次に何故そうなったか、その経緯についてご説明致します。

何故こんなものがマーシャルループに?

 まずマーシャルループというデッキですが、ドラグナーデッキが覇権を握っていた頃の環境のtier2~3くらいにいたマーシャル・クイーンという進化クリーチャーを利用したループデッキです。

 1ターン目に海底鬼面城を要塞化しドロー加速を行い、2ターン目にマーシャル・クイーンの進化元である2コストのスプラッシュ・クイーンクリーチャーをプレイし、3ターン目にマーシャル・クイーンを出しその効果を使い『超次元ジェイシーエイホール』、『深海の伝道師アトランティス』、『サイバー・I・チョイス』の3種類のカードを発動させS・トリガーを持つオーラを何回も使用し相手の山札切れを狙うといったデッキです。

 何故、これで勝てるのかは僕が説明するまでもなくGoogleさんで『マーシャルループ 回し方』で検索して戴ければ分かりやすい解説が載っていますのでそちらをご一読下さい。

 端的に言ってしまえば、最速3ターン目のループフィニッシュが可能なデッキということです。……ということでした。

 海底鬼面城の殿堂発表さえ無ければ 

 かくてマーシャルループは大きな弱体化を食らいました。とはいえ、このデッキタイプこれでは終わりませんでした。環境の覇者がオカルトアンダケインになり、赤青ヴァイカー覇道やドロマーオーラが台頭した環境でも海底鬼面城の抜けた穴を多種多様なカードで埋めたリストの入賞報告も上がっていました。

以下様々なカードの例

画像3

画像4

  他にも『サイバー・ブック』や『クリスタル・メモリー』などを採用している方もいました。

 ただ、僕はこれらを見て思いました。

どれもしっくり来ない

 そんな時、王来篇の新カードの状態が目に飛び込みました。

画像5

 これだ!

 マーシャルループは採用されているカードに高コスト帯のカードが多く採用されている為、受けとしてかなり優秀。

 何よりマナブーストを行うことで3ターン目のマーシャル・クイーン召喚からこのカードをプレイすることで到達する4ターン目のマナが5になること。これが本当に大きかった。

 海底鬼面城殿堂入り後のマーシャルループというデッキ、3ターン目にループに入ることがほぼ不可能であるにも関わらず、返しのターンにマーシャル・クイーンを処理されてしまうと出来ることが単純なドローカードをプレイするか進化元を出し直すか、『全員集合!アクア・三兄弟』を召喚するかくらいしかありません。

 ですが、ここにループパーツや他のシールドトリガーのドローソースを手札に引き込みつつのマナブーストが出来るカードが加わるとその弱点を補うことが出来ます。

 ということで僕は『ドンドン火吹くナウ』を軸にマーシャル・ループというデッキを組み立てていこうと考えました。

採用するオーラとGRについて

 前述したように『ドンドン火吹くナウ』を採用した場合の強みはマナが伸びることです。マナが伸びるとマナドライブ系のGRが使いやすくなるためGR召喚一回ごとのバリューも高くなります。その為、使用すると2回GR召喚が出来る『弐幻キューギョドリ』を採用しようと思いました。

 一回サザン・エーが捲れれば3ドローです。メカーネンが一緒に捲れれば相手に1ドローを与えますが、こちらは4ドロー出来ます。

 弱い筈がありません。

 それとオーラに『弐幻キューギョドリ』を取ることの強みとしてあげられるのがビートプランを取らなければならなくなったときに単純に1打点多くなることも見逃せないポイントです。

実際の使用感

 従来のマーシャルループとはまるで別物でした。

 実はベスト8を取った2週間前、王来篇発売日当日のCS(何故か新弾のカードも使用出来るレギュレーションだった)でも予選突破をしていたのですがその時の試合が、

・二度に渡って『ドンドン火吹くナウ』をプレイした為、マナが過剰に伸びた結果サイバー・I・チョイスを7コスト払って素出し。盤面に『激沸騰!オンセン・ガロウズ』もいた為ループ盤面を構築出来てしまった

・バーンメアもかくやというくらいの過剰打点を4ターン目には形成出来ていた為ループせずにビートダウンデッキ相手に殴り勝ってしまった

 というマーシャルループというデッキからはかけはなれた勝ち方を繰り返しました。

 そして来る5/1蓮華寺池CSでは予選5回戦のうち3回ドギラゴン閃と対峙。

 3ターン目『龍装チュリス』からの『蒼き守護神 ドギラゴン閃』や『ボルシャック・サイバーエクス』といった理想的な動きを『ドンドン火吹くナウ』『龍脈術 水霊の計』といった2種類8投のS・トリガーが台無しにしていき面白いように勝てました。

 間違いなく従来のマーシャルよりもよりビートに勝ちやすくなっているということが分かります。

 結局、当日一度も当たらなかった5c対面においても最近よく見かける『とこしえの超人』を自分の動きを通しつつ除去出来る為(『龍脈術 水霊の計』ではメタカードを潰すという行動に貴重なリソースを使ってしまう為旨味が薄い)、『ドンドン火吹くナウ』採用は強みになっていると思います。

最後に

 長くなってしまいましたがここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 また、今回紹介した構築は結論構築ではなくベスト8を取った後、採用されているカードに若干の変更が加わりました。

 気になる方は僕のtwitterにでもDM戴ければ幸いです。

〈了〉


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?