メンタルを病んでいるときのほうが筆が走る

定期的にメンタルがダウンする。
先週は特にそうだ。

というより、文字をたくさん書いたからダウンするのか、文字を書かなければいけない焦燥感が生じるほどダウンしているのか、因果関係は不明である。物書きには自殺者が多いから、そもそも自殺するようなほどに病む奴がたくさん文字を書く傾向はあるだろう。

だがまだ全然足りていない。当たり前だが、自殺するほどに病んではいないし、自殺も止む無しと思われるほど憐憫を掻き立てる文章も書けていない。憐れんで欲しいわけではないが、文章の意味の一つに共感はあるだろう。これから夏が終わり、秋が来る。これも昔、上司が言っていたことだが、年を取ると秋の物寂しさが身に刺さるらしい。そもそも夏にいい思い出はないし、暑いのが嫌いだから、上司の言っていたことは未だにわからないが、外はもう螻蛄(おけら)の鳴き声がする。秋はすぐそこだ。パソコンはすごい。おけらの漢字がすぐにわかる。だから何だという話でもあるが、スペースキー一つで未知に触れられるというのは、やはり過去の文豪からすれば魔法のような時代なのだろう。そんな時代だからこそ、文字の価値や文章の価値はなくなり、誰にも響くことがなくなっているのだろうが。

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