20201017 新月は天秤座にて
こんばんは。
青日タロウです。
秋が深まってきた。
通りの歩く人々の布地が増え、
装うことが楽しくなってくる季節。
皆さん、いかがお過ごしだろうか。
昼と夜の入れ替わりは1日単位のリズム。
月と日の曜日が入れ替われば、1週間単位のリズム。
月の満ち欠けは1か月単位のリズム。
太陽と月が織りなすリズムは、
この地で生けるもののリズムを生み出している。
調子が狂いがちな人は、自分の中にあるリズムを見直してみるといいだろう。
さて、今回の17日の4時31分ごろに迎える新月。
新月は、物事の始まり・リスタートのタイミング。
前回の満月は牡羊座でおこった。
牡羊座は天秤座の対抗星座。
ちょうど反対側に位置している。
この新月は、ちょっとドキドキするというか、
いよいよ避けられない大嵐の中を進んでいくかのようなスタート感を感じている。
のんびり平穏じゃない戦々恐々としたスタートに、
しっかり整った状態で挑むのか、
それとも好奇心の勢いを楽しむのか、
逆に怯え、震え、弱腰で臨むのかはわからない。
どういう風にタイミングを迎えたらいいのか、
一つのヒントになるように、月と太陽が織りなすリズムと星空を元に読み解いてゆきたい。
天秤座。
神話の中では正義の女神であるアストライアーが持っていたとされる天秤がもとになっていると言われる。
乙女座の新月でも触れたが、このアストライアーは争う人間たちに嫌気がさして
あらゆる神々が天空界へと帰っていく中で、唯一最後まで人間を見捨てようとしなかった女神。
その女神が持っていた天秤は人々の善悪を計るためものだったという。
天秤座を表す言葉は「I balance:私は調和する」
天秤の皿に乗せることで、どんなものでも善悪・大小を計ることができると言われている。
裁判所の象徴でもある天秤はありとあらゆる物事を公平に取り扱い、
主観を取り除いてむき出しにする。
計るための天秤はただそのものが大きいか小さいか、重いか軽いか、良いか悪いかを表すだけではない。
そのものが見事にバランスが取れるように
曇りなき調和の1点を見つけ出すことができる。
天秤座の守護星は金星。
牡牛座と同じ、美の女神ヴィーナスに愛されている。
天秤座は牡牛座の感覚的な美とは異なり、
構成美に重きを置いている。
それは天秤座が、牡羊座から乙女座までの個人星座の世界から飛び出して、
それぞれの個人が生きる他者星座の世界に生きているから。
12星座の中で唯一、天秤座は生けるものではなく、道具が星座となっている
(※みずがめ座は水瓶を持った美少年、射手座は弓を射るケンタウロス)
そんな人が使用する道具は個人の視点というよりも、
客観的で、自分というものがどこか無き者としての視点が強まる。
天秤座の色が濃い人は概して、とても他者の視点を気にしがち。
そんな天秤座の美は、自身が感覚でつかむ肉体的な美よりも、
一つ距離を置いた視点から見て取れる、様々な物事の関わりによる構成美だ。
I balanceといわれるだけあって、何かを釣り合わせる、調和させることにとても長けている。
品よく、ちょうどよく、洗練させられる。
それが天秤座の美しさ。
天秤座は、
2区分では男性星座、
3区分で活動宮、
4区分で風のエレメンツを持つ。
快活で、能動的で、知性を携えた星座。
ちょっと情緒という点からはかけ離れてしまうのが玉にキズ。
バランスを見出すことに特化しすぎて、
揺るがない強さを持ち合わせている。
頑固さが顔をのぞかせる。
そんな天秤座で起こる10月の新月はどんな風に映るのか。
ポイントは以下の通り。
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