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20200902 満月は魚座にて
こんばんは。
青日タロウです。
暦が進んで、9月になった。
普段所属している会社のカレンダーのせいもあって、
9月からは下期に分類されて、
後半戦がスタートする、という気持ちが強くなる。
通常の1年で言えば下半期は6月からなのだけれど、
6月はまだ夏の盛りの前というのもあって、
折り返しという気持ちはあまり湧いてこない。
さて、そんな9月に入り、早速満月がやってくる。
満月は「振り返り・見直し・排出」のタイミング。
どのような雰囲気なのか、
星空を眺めながら、9月2日 14:22頃にピークとなる、魚座満月を読み解いてゆきたい。
魚座。
魚座の言い伝えには
美の女神アフロディーテと、
その子にあたる同じく性愛の神エロースが宴の最中に、
突如現れた怪物テュポーンから逃れるために
魚の姿となって川へと逃げた。
逃げる際に離れ離れになってはいけないとのことで、
2人は互いの尾を紐で結んだ。
その姿がそのまま魚座となったと言われている。
そんな魚座の守護星は海王星。
海王星が持つキーワードは夢や想像、アルコールやドラッグのトランス状態、癒し、母なる愛などが象意となる。
2区分は女性星座、3区分では水の星座で、4区分は柔軟宮。
このことから見えてくる、魚座は、夢や現・男女などの境界を超えて、母なる海を象徴するようなイマジネーション豊かで際限のない愛を手にした星座である。
そんな魚座のエリアで起こる満月のポイントをさらってゆく。
ポイント
①第2ハウスでの満月、守護星の海王星も同居
②魚座の月、乙女座の太陽、牡牛座の天王星の調停
③乙女座の水星、蟹座の金星、山羊座の木星、魚座の海王星のミスティックレクタングル
①第2ハウスでの満月、守護星の海王星も同居
第2ハウスは「お金」「所有」を司るハウス。
第2ハウスは牡牛座な特性を持っている。
そんなテーマのハウスで魚座の性格を帯びた月が影響する。
所有すること、稼ぐことにおいて、魚座的な広がり、どこまでも境界を越えて、
溶けて融合してしまうようなそんなイメージを抱く
そこに同居する海王星が語り掛けてくる。
想像力の必要性。
所有するということ、稼ぐというのは自分のものにする。
その自分のものとする時のイメージが変わってゆく。
人は想像することができる。
理解ができないと思っていたところを想像によって緩やかにつなぎとめることができる。
所有という確かなものを補強するように。
②魚座の月、乙女座の太陽、牡牛座の天王星の調停
牡牛座の天王星を頂点として、月と太陽と調停の角度を結ぶ。
個人の目標・生き方となる太陽と、内面・無意識の月が対立しているのが満月。
その為、”見直し”や”振り返り”をして自己の確認をしよう
というタイミングにあたるわけだけれど、
そこに天王星が調停に入ってくる。
天王星は改革や自由を司る星。
しかもその天王星は、感覚や所有との縁が深い牡牛座に位置している。
つまりは個人的な目標と、内面とのぶつかり合いの中で、
全然違うところから改革的な強大な力が働きかけてくることで、
今までは状況が異なる、新たな視点や価値観で自分と向き合うことになるような配置。
③乙女座の水星、蟹座の金星、山羊座の土星(冥王星)、魚座の海王星のミスティックレクタングル
ミスティックレクタングルは、先に述べた調停の形が複合的に組み合わさる配置。
対立しあう2組の星に、それぞれ調停を結ぶ星が作用して、相乗効果をもたらす。
乙女座と魚座、蟹座と山羊座の対抗星座。
浮かび上がるのは乙女座の個人的な追及志向と、
魚座の際限のない自己犠牲志向の対立、
蟹座の狭い範囲での身内を守る志向と、
山羊座の大きな社会の枠組み志向の対立。
それらは”個”としての壁が大きく取り払われた時に、
ある意味で自分と他者が同一になる瞬間が訪れる。
そして、自分の為に行うことが人の為となり、
人の為に行うことが自分の為になるという、
とても自然体で美しい志向と結びついてゆく。
これら3つのポイントから浮かび上がる、
今回の魚座満月のキーワードは、
「払う」
もがき苦しんだり、上手くいかないことが起こるのは、
正しくは当てはまっていない枠組みに、
自分という存在を押し込めてしまっているから。
けれど、その枠組み、言ってしまえば
目標でも、生き方でも、仕事でも、関係性でも、
自分を取り巻くありとあらゆるもののこと。
その枠組みにきちんとはまっているのだろうか、ということ。
ぴたりとはまっているのであれば、そこに違和感などは存在しない。
この「払う」という言葉には、
【本体にとって邪魔・不要・無益なものなどを、手や道具を用いて取り除く。除去する。】
という意味がある。
そして、もう一つ大事な意味が含まれている。
【ある目的のために大切なものを使う。費やす。】
「払う」という行為は、
不要なものを取り去って身軽になることで、
私が私らしくあるために、正しくエネルギーを使っていこうということ。
本当の意味で注ぐべきところに向かうべく、
この魚座満月ではあらゆることを「払って」いくことを意識して。
自分たちが考えている枠はさっぱりと取り払った時に、
どんな世界が待っているのかイメージしたことがあるだろうか。
想像してみよう。
今よりも、心地よく安心して過ごせる世界を。
きっと、この満月の光に照らされて、明らかになる世界は、
恐らく、想像を超えてくるかもしれない。
驚きと癒しを受け取ることになる。
自分自身が見ていた世界は、
どれだけ他人に定められていたのかを知る。
どれだけ決めつけられていたのかを知る。
きっと自分が見たいものだけを見ていた人は、
少しばかり容赦ない現実が降りかかってくるかもしれない。
けれども、悲観的にならなくていい。
想像力を豊かにし、本来あるべき光を見つめた時に、
美と愛が手を取りあう世界が訪れるはず。
要らぬものを払いのけて、
たおやかに、健やかに風の時代へと向かっていってほしい。
ついでのプチ占い
今回の満月は「払う」というキーワードに加えて、
「祓う」=「浄化」も一つのテーマである。
年に一度やってくる魚座満月は普段の満月よりも、
毒出しの影響度合いが強いとされる。
魚座が管轄する体の部位は「足・リンパ節」
足裏マッサージやツボ押しなどもおススメ。
疲れも一緒に取り払って健康体を意識して。
2020.09.01 青日タロウ
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