アイスクリーム Love Scream！ その0

こんばんは。
青日タロウです。

愛について語るなら、真っ先にアイスクリームの話をしたいと思う。

春も、夏も、秋も、冬も。
全ての時節においてアイスは旬である。
暑かろうが寒かろうが、
アイスのことを嫌う人を見たことがない。
物心ついたより、アイスと共に育ってきた僕が、
これまでの食してきたアイス偏愛歴を叫び倒していこうと思う。
アイスLoverな皆様に届くことを願って。

まずは、初回ということで、
実家にいた頃のアイスエピソードをご紹介。

実家に住んでいる頃、
近所のスーパーは土日がアイスクリーム4割引の日だった。
必ず箱アイス（ファミリーパック、大容量アイスのことを僕はそう呼ぶ、ちなみに1個売りするものを個包装アイスと呼ぶ。）を2種類選んで買うことが許されていた。
個包装アイスを買うのは、機嫌のいい母が「あいすまんじゅう」を買うときだけ。
2種類を選ぶというのは、毎度のことながら悩む。
僕には4歳離れた弟がいるが、兄もこんなアイス好きなので、自然とそうなる。（好き嫌いは激しいが）
兄が1種類、弟が1種類ずつ選ぶ。
だいたいスーパーの順路的にアイスコーナーがレジ近くにあったため、
（色々なもの買って巡回していると、溶けちゃうからね）
まずスーパーに入ってから、母が野菜コーナーで物色している間に、
僕らは真っ先にアイスコーナーへと走る。
今週のラインナップを確認するために。

まずは個包装アイスの冷凍庫。
一面にびっしりと並んだ、個包装アイスを見るとテンションが上がる。
大量に積まれたハーゲンダッツを想像してほしい。
しかも味も10種類近くある。

天国だ。

この冷凍庫の中で眠りたいと何度思ったことか。
けれども、ハーゲンダッツを単品買いは許されない。
僕らに許されているのは、箱アイス2種類だ。
ハーゲンダッツにも箱アイスが売っているがこれまたが価格が高い。
いったい4割引の箱アイスが何個買えるのだと思っているんだ。
時々、2ヶ月に1度くらい、アイスクリームが5割引の日があった。
その時はハーゲンダッツのマルチパックが買える。

ヘヴンだ。

しかも2種類ルールはこの日は適用外となる。
母が食べたいから買うのだ。
余計に2種類選べる。
歓喜、最高、昇天である。
ありがとう、5割引。
ありがとう母親。
しかし、稀にハーゲンダッツじゃなくてあいすまんじゅうを買うこともあって、心底地の果てまで殴り飛ばしたくなる時もあった。
（それをしたらアイスを買ってもらえなくなるので出来なかったが）

ともかく、一般家庭の子供には箱アイスで十分である。
安い、うまい、多い。
少し小さくて、物足りなさも愛しい。
食後にぴったり。
僕のマイルールとしては本当に食べ過ぎてしまうから、
夕食後の1日1個、何か特別頑張った日はもう1個と決めていた。
次の週の買い出しまでに切れてしまう日が出てくる。
冷凍庫にアイスが入っていないなんて絶望。

地獄だ。
この世の終わりかなってくらいに悲しくなる。

個包装アイスを好きな時に、好きなだけ買えるようになった時、僕は大人になったなと感じた。
よかった、大人になって。
それでもいまだにアイスを食べるマイルールは徹底している。

個包装アイスの冷凍庫のチェックを終えて、
箱アイス冷凍庫へと向かう。
アイスクリームを製造している企業といえば、
江崎グリコ、ロッテ、森永乳業、明治乳業、赤城乳業あたりが有名だろうか。

グリコ：ピノ、パナップ、パピコ、など
ロッテ：爽、雪見だいふく、カルピスアイスバー、など
森永：チョコモナカジャンボ、パリパリバー、など
明治：スーパーカップ、うずまきソフト、角10棒アイスソーダ、など
赤城：ガリガリ君各種、ガツンとみかん、など

上記のようなものが冷凍庫には並んでいるんじゃないかと思う。
（もちろん、個包装ゾーンにも）
だいたいこの中から選ぶことが多いが、時たま出現する新顔に胸が踊る時もある。
いずれ、箱アイスや個包装アイスの一つずつの商品紹介兼、ラブレターをこの連載で綴るつもりなのでお楽しみに。

さぁみんなで叫ぼう 愛すくりーむ！

〜愛すくりーむこぼれ話〜

【ソフトクリーム・アイスクリーム・ジェラートの呼び名の違いは？】

A.法律上の分類でなく、独自の分類をつけたもの。

ソフトクリームは、アイスクリームを製造する上での工程上のひとつの呼び名のこと。
またジェラートは、成分によってアイスミルクだったり、氷菓に分類されたりする。

ソフトクリームは、フリーザーで-5℃～-７℃程度にフリージングされ、
アイスクリームのように固めないでそのまま食べるもの。
アイスクリームの食べごろ温度は-8℃～-14℃。
それに対してソフトクリームの食べごろは-5℃～-７℃と高め。
ジェラートは凍ったお菓子を意味し、一般的にイタリアではアイスクリーム類や氷菓をさしている。
食べごろ温度も-8℃～-10℃くらい。

出典：一般社団法人 日本アイスクリーム協会 

2020.04.16　青日タロウ