【閲覧注意】アプリで終わらせるべき宿題と意味のある宿題の見分け方、理想の宿題の出し方
(タイトルで予防線にしていますが、今回は多少ブラックな内容を含みます。閲覧注意です。)
<宿題のあり方>
最近流行りの「宿題の答えや、計算の答えを教えてくれるアプリ」
時代の変化に合わせて宿題,課題のあり方も変わりつつあるなあと感じます。
内容も本当に学校によって違いが出て、宿題がない学校も増えていますね。
今日は、
「宿題は、常に適切に出されているとは限らない」という考えを前提に、
”宿題のフリをしたナニカ”を見分けるお話です。
”適切でない”といっても全ての宿題ではないし、
集団の中では”自分にあってない”は起こりやすく、出しているのも”人間”ですから、ミスもある。
また悲しいけれど、よく考えてない人もいる。
少し強く言いますが、
そんなフィットしていなかったり、先生側の独りよがりで出されるナニカに時間を浪費するくらいなら、
「やらない」方がその人のためになると感じます。
(塾でも同じことが起こる可能性はあります)
そんな時代の中で救世主のように登場した。
「宿題の答えを教えてくれるアプリ」
正直おおすみは震撼しました。
すごい時代ですね。
必要に応じて上手に使いたい。
でも便利なものは使い方が難しかったりしますね。
大切なのは自己責任で行うことです。
「何が自分のためになるか」
これをしっかり考えることが大切です。
その考える力を養うために、
まずは「宿題の意味を見分ける目」を養って、
上手に時間を使って能力を伸ばしてくれたら嬉しいです。
(序文で確信されたと思いますが、今回はブラックな内容を含みます。閲覧注意です。)
<真剣にやる意味のない宿題リスト>
それぞれ記事が書けそうなくらい言いたいことがありますが(笑)
今回は簡単に。
▪︎答えや解説のない宿題
もう私としては
「意味のない宿題の筆頭」です。
【意図的に答えを渡さない = 自分で勉強させる気がない】
としか思えないので出くわすと、
「oh-Jesus!!!!!!!」と
若干怒るレベルの出来事です。
(うちの生徒さんは私の誰に向けてるのかよくわからない怒りを笑ってくれる子ばかりです。いつもありがとう。(ただの生徒自慢です))
そんな時にはアプリを全力で活用してください。
すぐにまる付け、解説を見る大切さは、
”鉄は熱いうちに叩け”
”丸つけをしない勉強は料理を作って食べずに捨てる様ななモノ”
とよくみんなに伝えています。
▪︎自分の目標、レベルとあってない課題
この辺に関しては、こちらの以前の記事をご覧下さい。
自分のレベルの計り方、やるべき課題のヒントになると思います。
自分のレベルを分析して判断して下さい。
あってる部分だけ真面目にやって、
あってない部分はサクッといきましょう。
▪︎量が多すぎる課題
これはその人のペースを考慮してください。
すべて完璧にやるのが難しければ
【奇数番だけは】【大問の(2)までは】
等、自分でラインを引いてしまっても良いです。
でも、頑張って少しづつやれる量を増やしてくださいね。
そこは少しづつトレーニングで成長につなげてください。
でも
▪︎高校3年次の使わない科目の宿題(AO推薦組以外)
という究極的に本当に何の意味や価値があるのかわからない課題やテストを出して真面目な生徒を苦しめる悪魔の様な宿題があります。(言い過ぎ?)
これには、どんな手を使っても短時間で終わらせることをすすめます。
<アプリ使用の注意点>
ここで、便利なアプリですが、
そのネガティブな点も考えてみてくださいね。
私が軽く考えただけでも、
この点はネガティブだと思います。
この件はまた別で記事にしますね。
<きちんとやるべき宿題>
一方、きちんとやるべき宿題はなんなんでしょうか?
基本的には「やる意味のないものの逆」です。
とにかく大切なのはなぜやるか、がわかっている事です。
▪︎復習は命
特に復習は宿題になっていなくてもやってくださいね。
人間は忘れる生き物です。
「忘れる」ということを自覚している人は強いです。
記憶は奥が深いです。
参考図書:ビジネス書ですが、ポップな絵で若い人にもみやすいと思います。「記憶」というものについて学んだことがない方はぜひ読んでみて下さい。
▪︎単語、計算練習、漢字、音読、ノートまとめ
こういう細々して毎日やることに価値のあるものは、宿題をしっかり活用していきましょう。
「めんどくさい」という気持ちに負けないために、外部からの強制力が役に立ちます。
<最後におおすみ式理想の宿題の出し方>
私の宿題の出し方は少し変わっています。
しかし、今の時代にはあっているかも知れません。
基本的に宿題は
【生徒に任せる】
様にしています。
授業の中で
「これをやるといいと思うよ」
「ここが出来てないからこういう勉強が足りないかも」
という話はもちろんしますが、
「□ページの⚪︎番〜△番を次回までにやってきましょう!」
という出し方をする子の方が圧倒的に少数です。
それよりも、
できるだけ長い時間軸で、
将来この時にこうなっていたいなら
その前のこのくらいの時期にはこういうことが必要だよね。
という計画を共有しておきます。
その中で、細かい部分の実行は生徒さん自身に任せます。
(結局ルーブリック評価方法に近い行為です)
だから授業は
「1週間なにしてた?、今日はなにやろっか?」
から始まることが多数です。
その方が、気づきが本当に多く、もちろん失敗もありますが、その試行錯誤が貴重です。
みんなの方から、
自分から勉強して、「先生見て、やったよ」って言ってくれたり。
受験が終わった後も、「なんかしないとまずいよね」って勉強を続けてくれたり。
やる勉強がなくて「何をやったらいい?」って自分から聞いてきてくれる。
そんな姿をみた時、みんなの事を本当に誇りに思えます。成長にうるっときます。
もっともっと世の中の授業の必要な部分がオーダーメイドになるといいなと思います。
どんなオチやねん。
以上です。
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