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今日のひと時(ゲン担ぎのゲンってなんだろう)
こんばんは。
あおはるです。
今日は軽めの投稿です。
なんかふと気になったことが頭から離れずに調べてしまうことってありませんか。
表題の「ゲン担ぎ」の『ゲン』という言葉。
私の脳にあるゲンの最有力変換は大工の源さんなので、あれ、このゲンってなんだろうってなって小一時間。
ちなみに次点はサガフロンティアのゲンさん。
おそらくこれは同一人物と思っていたのですが、公式的には否定されています。デザイナーさんはインスパイアされていたと思うんだけどな。
サガフロのゲンさん。風貌から「大工の源さん」が元ネタかとおもわれがちですが、関係ありません。酔っ払いの剣豪という時代劇ではよくあるネタ。名前は源二郎信繁、一般には真田幸村として知られる武将から頂いています。剣豪というと古いTVドラマ「天下御免」の林隆三さん。御冥福を御祈りします。
— 河津秋敏 (@SaGa30kawazu) June 11, 2014
(※ここわかってくれる方はどれくらいいるのだろうか)
というわけで、調べてみました。
せっかくなのでWikipediaよりはちょっと詳しく!
↓
ゲン担ぎの由来
験を担ぐと書くそうです。
元々は江戸時代。
「縁起を担ぐ」の「縁起」という言葉に対して、当時流行りの逆さ言葉にして、Engi→gien→genとなっていったとか。
縁起は仏教の言葉ですので、験も仏教に由来します。
仏教で修行する人のことを修験者と言い、別の言葉だと山伏のことです。
意味は「効き目」とか「効果」のようです。
<夏目漱石の「門」の用例>
午までこんな姑息手段で断えず額を冷やして見たが、いっこうはかばかしい験もないので、御米は小六のために、わざわざ起きて、いっしょに食事をする根気もなかった。
さて、ではゲン担ぎは本当に効果があるのでしょうか?
↓
ゲン担ぎとオペラント条件付け
ゲン担ぎを科学的に考えていくとオペラント条件付けという言葉にぶつかります。
パブロフの犬の実験が有名。
ある行動の前に特定の条件を設けることで、条件が発生すると特定の行動をするという結びつきが強まっていくこと。
つまり、良いことが起こる前に特定の条件(早起きをするなど)があることで、逆に特定の条件があると良いことが起こる気がするという流れです。
ただこう考えるのはオペラント条件付けの濫用とも書かれています。
パブロフの実験と違って、良いことというのは行動じゃなく出来事ですもんね。
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ゲン担ぎとgreedyアルゴリズム
じゃあなんで人はこんなに都合よく考えてしまいがちなのか、と調べていくとgreedyアルゴリズムという言葉にぶつかります。
これは貪欲法と翻訳されており、貪欲、つまり欲張りなアルゴリズム。
物事の最適化をはかるアルゴリズムで、考えうる中で最も良い解を求めるという手法です。
このアルゴリズムが働いているんじゃないかという考え方。
↓
で、結局、効果はあるの?
よくわからんくなってきた。
冒頭に軽めの投稿と書いて、調べながら書き始めたらなんだか難しい話になってきました(笑)
もういやだ、私はパンダになりたい。
要は、気の持ちようってことなんですけど、ただ、ただし、ですよ!
先ほどのgreedyアルゴリズム、要は最適解を考えようとすると自分にとって都合の良い選択を取るという話なんですが、都合が良いってどういうことかというと、過去に成功した体験がある道ってことを意味します。
つまり、二択の道があったとして、片方は以前に成功した道、もう片方は以前に失敗した道があった場合、人は自然と以前に成功した道を選びやすいということ。
もちろん次も必ず成功するわけじゃないですけれども、少なくとも失敗する道を選択してしまうよりはよいですよね。
ゲン担ぎをするというのは、自然と過去の良い経験に近づくことを意味しますので、あながち気分だけの話ではないのかもしれません。
ここからさらに、信仰心がある人とない人では信仰心のある人の方が成功確率が高まるといった研究まで話を広げようか迷ったのですが、冒頭の通り、軽めの投稿なので、今日はここまでにします。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
&今日もお疲れさまでした!