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ムラサキシキブとコムラサキの実

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これはムラサキシキブ。
葉と実がほとんど同じ部分から出て、3mmほどの紫色の小さな実がまばらにつく。
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この後葉は黄色に紅葉していく。
鮮やかな紫色の実が美しい。メジロなどの小鳥が好んで食べるそう。

上はムラサキシキブ。
3mほどになる木らしい木で、素朴で野性味のある印象。

下は近縁のコムラサキ。
こじんまりした木で実が密生して華やか。

庭木や公園樹として植えられているものや、園芸店で「ムラサキシキブ」として販売されているもの、花材として流通しているものは、実際はほとんどが「コムラサキ」なのだそう。
それを知って見てみると、住宅地周辺で見かけるものは確かに「コムラサキ」だ。

ムラサキシキブ(紫式部:学名:Callicarpa japonica)
シソ科(以前はクマツヅラ科)ムラサキシキブ属の落葉低木。
花期は6~8月。
山地の湿地や森林に自生。
英名は Japanese beautyberry。
高さ2~3mで直立して伸びる。
葉の縁に全体にわたってギザギザがある。


コムラサキ(小紫、学名:Callicarpa dichotoma)
シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木。花期は6~8月。
観賞用によく栽培されているけれど、自生のものは少なく、都道府県によっては絶滅危惧種などに指定されている。
葉の縁は、先から半分くらいまでがギザギザがある。

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葉の付け根の少し上側に、実が密集してつくので華やか。
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高さ1~2mで、枝は柔軟で下垂することが多い。
小ぶりで華やかなので、庭木としてよく植えられている。

花はこちら



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