超速大逆転クイズ、最終問題は12000点!~第2期Σリーグ『ANC PURPLE BATS』第9節第2試合コータ選手視点


試合前

卓組

東家 『ANC PURPLE BATS』コータ選手🐖
南家 『麻雀以外麻雀じゃないの』柵@よーこ選手🎤
西家 『LogicArt』かなた選手🌈
北家 『Pleiades』ジョコラー選手🎾

麻以麻い所属のはずがなぜか一部でPleiades所属という噂(?)が流れている柵@よーこ選手。
LogicArtからはW魂天のエースかなた選手。
Pleiadesからは秋の四象戦覇者ジョコラー選手。
ラスを引いた直後に戦う面々としてはあまりにも重たいが、泣き言は言っていられない。今度こそ、コータ選手の力強い麻雀が見られるか。

前回のコータ選手

1試合目は全員が2万点台に集合する大激戦の末、わずかに競り負けて4着。悔しいままでは終われない。やれるか、コータ選手。

対局ハイライト

東1局~幸先不安?

起家スタートとなったコータ選手。

🐳「悪くない、678三色見えたり見えなかったり」

ところがあっという間にジョコラー選手が聴牌していた。
🍵「これは速い」
🐳「しかも5200、符もハネてちょっと高いな。まあこれはしょうがない」

いきなりガクッときそうなところだが気を取り直して東2局

あまりにもバラバラ。親の柵@よーこ選手から出た發はスルー。
🐳「ここまで悪いと發は鳴きにくいですね」

他の人も悪ければまだなんとかなったのかもしれないが……

🐳「ちょっとかなたさん良すぎない?」
🦇「ほんとだ」
🐳「ちょっと勝負にならないかなあ」

この局はサクっと聴牌したかなた選手が、わずか6巡でジョコラー選手から3900のロン和了。
🍵「速い展開が続いていきますね」

今度こそ失点回復なるか、東3局

🖋「ドラはないがタンヤオは見えそう」
🐳「さっきよりは比べ物にならないくらい」
APBあるある:好配牌の基準が壊れる

しかしこの局も速い。ジョコラー選手がサクッと發をポン。
🐳「みんな速いねえ」

そのまま7p8p待ちになり……

またしてもコータ選手から出あがり。
🍵「これは出ちゃう~」
🐳「速いよぉ~」
🍵「ハヤイヨー」
🐳「コータさん焦っちゃだめよ。辛抱強くいこう
🦇「落ち着いて落ち着いて」
3局で2度の放銃。ラスった後の半荘でこれはちょっとグラっときそうなところだが、コータ選手の持ち味は精神力。勝負はまだここからだ。

東4局~反撃の嚆矢

東4局、親のジョコラー選手から立直。待ちは47p。
🐳「さあコータさんどうする」

10巡目、1シャンテンにはなったが何とも悩ましい。
🖋「カン6mカン5pの1シャンテンに価値があるか……」

宣言牌のそばだがここは切っていく。
🦇「おお、行くぅ」
🐳「いくぅ」
🖋「ドラ重なれば価値ある🚩」

今回はいい方向のフラグを回収した。ドラを頭にして追っかける。
🐳「うおおおおおおお」
🍵「いい方きた~」
🖋「(カン6m)1対(47p)2」
🐳「頼む~勝ってくれ~」
🍵「お願い~」
🦇「ここ勝つとだいぶ気分が良くなるはず」

最後の6mをジョコラー選手が掴んでコータ選手反撃成功。裏も乗って満貫の和了となった。
🐳「よう頑張ったわ」
🍵「頑張った」
🦇「頑張ったね~」
🐳「調子のよかったジョコラーさんストップできたの大きい」

南1局~勇気?蛮勇?

ロン和了が乱れ飛んだものの、なんだかんだで競っている南場。迎えた2度目の親番。

1面子できているがなんとも悩ましい。
🐳「中は……使いようがないかねえ」
🍵「ですね~」

さらに悩みは尽きない。かなた選手から光速の立直。
🐳「うぅぅぅチョトマテチョットマッテ」
🦇「展開が速い」

11巡目、なんだかんだで追いついた。中を切り飛ばせば69m8sの聴牌だが、場に1枚も見えていない。
🍵「あぁぁぁぁ~……」
🐳「そうなるぅ」
🐖「……」
🐳「いやこれ勝負する価値あると思う。親だし」
🖋「ワルクナイヨ」

立直に刺さろうものなら事件だが、通ったときのメリットも大きい。
コータ選手の選択は……

打8sで迂回。
🐳「うぅ~ん」
🖋「いかない」
🐳「まあまあまあ、冷静ともいえる」

最終盤まで1シャンテンのまま粘りを見せたが、聴牌にたどり着けず流局となった。
🍵「まだまだわからない!」
🐳「耐えてはいる」

南2局~虹色手順

この局はかなた選手の手順が光る。

🐳「あれは…難しいやつですね」
🖋「5p引くとどうするんだってなるんですけど、6s切ると(萬子の556677or778899の)一盃口が見える」
🍵「お~なるほど~」
🐳「よく出るやつですね」

実戦ではツモ3m。かなた選手は9mを切ってタンヤオを見据えつつの進行へ。このあと柵@よーこ選手から出た5pをすかさずチーしてタンヤオで躱しにいく。
🐳「ここら辺もうまいなあ」

南家の2鳴きが入っていて怖いところだが、ここでコータ選手は生牌の南をぶった切る。ブタだけに
🐳「おおいったあ!」

そしてその後ツモ山から2枚連続で南。
🍵「みんな切り出したw」

そんなコントをやっているうちにかなた選手がツモ和了で局を流した。
🖋「まあまあまあ」
🐳「まあ先に聴牌入れると強いっすね」
5と6のシャンポン。あまりにも心もとない待ちだが、聴牌していればあがれる可能性が残る。その事実は実際強い。
自分で出した立直棒も回収して、かなた選手が頭一つ抜け出した。

南3局~手詰まり何切る

南3局は開始早々APBに強烈な逆風が吹く。

親のかなた選手が配牌から整っている。
🖋「かなたさんすげえ整ってる」
🐳「いや~コータさん追いつけ……」

そして手がいい人はここにもいた。柵@よーこ選手から立直。待ちは25s。
🐳「アイヤ~さくよこさんがぁ~」
🖋「これは勝負できないかなあ」

さらにラス目のジョコラー選手からもカン2m立直が飛んでくる。これは撤退するよりないか。
🍵「耐え、耐え」
🐳「耐えだけど……2mけっこう出ちゃいますよ」

10巡目。あまりにも厳しい手格好。
🐳「う~~~~~ん」
🦇「いや~~~~~」

2mが選ばれ、ジョコラー選手の和了となった。
🍵「う~~~ん出ちゃいますね~」
🐳「しょうがない」
🖋「裏乗んなよ」

🖋「ヨシ!🐱」
現場Lusyaba出現。珍しく悪いフラグを回収しなかった。

オーラス~二転三転

オーラス、1試合目に続いて胃が痛くなりそうな点差。
🍵「まだ2着目」
🐳「こんなギリな2着目ある?
🦇「さっきもこんな展開だったし」
🐳「ラス目が親なので流局の時は伏せるのが安全」

この局でも展開が厳しい。柵@よーこ選手から4巡で立直がくる。
🐳「アアアア~アブナイヨォ~」

一方、黙っているわけにはいかないのがジョコラー選手。副露を駆使して食らいつく。
🐳「(伏せてもあがられてもラスなので)なりふり構わずいきますね」

そしてカン3m待ちで聴牌にこぎつけた。
🍵「追いついた~」
🐳「うぇぇ~つっえ」

さらにこれで4m5m待ちに変化。
🖋「あっこれ現物だよ」
🐳「ジョコラーさんがいってるのはわかってる、けど」

親が押しているというのはわかっていても、立直の現物待ちというのはどうしても止めにくい。コータ選手、痛恨の3900放銃。
「「「「ああああああ」」」」
🍵「これは……出ちゃう……」
🐳「や~厳しいねえ」

まだ終わってはいない。巻き返せるか。正念場の1本場

🐳「あ~……七対子」
配牌で4対子。他の役を見るのも厳しそうか。

9巡目で七対子聴牌。
🐳「發狙い目、いこう!」

場に1切れの字牌。七対子の待ちとしては申し分ない。發単騎立直で勝負をかける。
🖋「2山」
🐳「とりあえずあがれば3着。ただね~、河濃いから安全にオリられたら發すら出ないはありそう」

しかし他3人もベタオリするだけではない。強者はギリギリまで粘りを見せる。かなた選手、コータ選手の現物6p待ちで聴牌。
🐳「いや~かなたさんくる」

しかしその鳴きで發がこちらにきた。渾身のツモ和了。
🍵「あーツモったー!」
🐳「ナイスー!」
🦇「ナイッスゥー!」
🖋「ウラウラウラウラウラウラウラウラ」

リーヅモチートイ裏裏。表ドラがなくても跳満が作れるのはこの役の強いところだ。
🍵「乗って、乗って……!」
🐳「え?ちょっと待って?これだと……?」

🐳「2着までいくね!
🍵「お見事~!」
4度の放銃、オーラスでのラス目への転落。精神的にかなりしんどいところもあっただろうが、それでも最後まで道筋を探って耐えきってみせた。2試合ともしんどい展開だったが、コータ選手の執念が最後に結実した。

時間にしてわずか20分強。あまりにも高速で決着した卓だったが、内容は非常に重厚だった。

試合後


🐖「あ゛ぁ~お疲れ様です~」
🐳「ナイス發単騎でした」
🐖「いや(チーでツモ山ずれて)助けられたっすね最後。うーん」
🦇「いや勝ち取ったんだよ
🍵「勝ち取りましたよ最後!」
🐖「あれはもうツモりにいける發だと思ったんで、いや展開速かったっすね」
🐳「みんな1段目であがってて」
🐖「だいぶ速かったっすよね」

🐖「オーラスの4mは立直警戒しすぎた。あれちょっと下手でしたね、すみません」
🍵「ジョコラーさんの押しが見事でした」
🐳「いくしかないのはいくしかないんだけど、めちゃくちゃきれいに押し返してた」
🐖「これがジョコラーさんの押しかあってひしひしと思って、さくよこさんもかなたさんも含め『うわすげえ~!』って思いながら打ってたっすね」
🐳「イイナーイイナー
🐖「ッハハハwww」
ひげくじら選手、超ハイパーアルティメット戦闘狂とかに改名した方がいいかもしれない。

🐖「(東4局)カン6mで押し返したのもね」
🍵「あれすごかったですね」
🐖「刺さったのはしょうがないってことで、メンタルはいつも通り打ってたので、あわてず騒がずチャンスを待ってって感じでした」

🐖「とりあえず4-4にならなくてよかった」
🐳「だいぶその未来見えてましたからね」
🐖「腰まで漬かってましたからねwあっぶないあぶない」

非常にタフな2半荘だったが、最後まで腕を振るって戦い抜いてみせた。これからも気の抜けない展開は続くだろうが、コータ選手の精神力ならきっと戦い抜けるはず。

ANC PURPLE BATS +57.5pt
現在、暫定5位。


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