4/30,000 、果てない旅路の交差点 feat.狂犬 ~第2期Σリーグ『ANC PURPLE BATS』第7節第1試合Lusyaba選手視点
控室配信
1試合目Lusyaba選手視点でわーわー言ってる人たち
始めにお読みください
この局ではAPBメンバー以外の人物が2人ほど出てきます。
🗡:Alf
🐺:狂犬まさGさん
この2人はLusyaba選手視点で、他家手牌を開けずにあーだこーだ言ってます。ちなみにまさGさんにはお酒が入っています。そのことを踏まえたうえでお読みいただけますと幸いです。
試合前
🍵🐖<配信お休みです
この節は日菜選手とコータ選手がお休み。少し寂しい雰囲気になるかと思いきや、今日は特別ゲストがいらっしゃった。
🐳「今日は何と、前期APB所属の武則輝海プロに来ていただいております」
🌺「はーいどうもー、よろしくお願いします!」
※絵文字は蓮の花にしたらどうかという提案をLusyabaさんからいただいたのですがPCだとうまく出なかったのでハイビスカス(仏桑花)にしました。
🐳「せっかくなんでね、いろいろ聞いていこうかと」
🦇「この人ほんとに優勝したんですか?とか聞いちゃう?」
🐳「自虐がすぎる」
卓組
東家 『ANC PURPLE BATS』Lusyaba選手🖋
南家 『Pleiades』比木丹いと選手✨
西家 『TEAM PANDAaaaZ』笹子ジュン選手🎋
北家 『Luna de esperanza』奈落の王選手👿
このメンバーについて、一番注目すべきは打数だろう。
この節が始まる前の段階でこの数字。年内にはゆうに3万を超えそうな勢いである。
何千、何万と打数を重ねたとて、1回のトップは嬉しいし、1回のラスは悔しいもの。ましてやチームのポイントに直結するリーグ戦となればなおさらである。1つ1つの半荘が、通過点でもあり特別な1戦でもある。
🖋「一度同卓してみたい対戦相手の方だったので嬉しいですね。笹子ジュンさんは前戦った時(2節)僕への放銃が続いてしまったのでリベンジに燃えているかもしれない。比木丹いとさんにはありがたいことに対戦したい相手として名前を挙げていただいたので下手な打牌しないようにしたい」
🐳「大丈夫、今のLusyabaさんならやれる。聖3昇段したし上昇気流に乗ってるということで内容もついてくるんじゃないかと」
🦇「奈落の王さんは言わずもがな強いし、トップ取ってって言っちゃった※し同点トップで帰ってきてください。ジュンさんにもちょっと気をつけて。高打点派だから」
※
🐳「僕も何度かジュンさんとMSリーグで対戦したことありますけどめちゃくちゃフルスイングな打牌してくるんで怖い」
🖋「✨🎋は腕振ってくるし、👿もあわてず騒がず無理せず、でも押すべきところはしっかり押してくるし、回して回してで復活してくる。言ってしまえば全員後手からでも怖いタイプ。弱気な選択せずに頑張りたいです。」
🌺「新しいチームメイトがどんな麻雀打つのか楽しみです」
チームの先輩にこう言われては頑張ろうという気にならない方が無理があるというものだ。Lusyaba選手、今度こそリーグ初トップなるか。
🌺「ところでLusyabaってどういう意味なんだろう」
🐳「たしかに」
🌺「意味があるかもしれないしないかもしれない」
🐳「響きが好きとかね」
🦇「お父さんお母さんが付けてくれたんだよ」
🐳「なかなかないよ」
由来の詳細を知りたい方は是非こちらのnoteをお読みください。
前回のLusyaba選手
前回は南場に痛恨の放銃が続き飛びラス。APBとしてもチーム初のラスになってしまった。
自身のためにもチームのためにも、ここらでスカっとするトップが欲しいところ。今期3度目の登板に挑む。
対局ハイライト
東1局~全速前進
東家スタート。まずはスタートダッシュといきたいところだが、手牌は……
🦇「いい感じよ~いい感じよ~」
これはかなりあがりに向かえそう。
🐳「まあさすがにこれは鳴いて258sで」
ダブ東を鳴きたかったところだが比木丹いと選手から早々に立直。こうなってしまったからにはやむをえない。白のみで聴牌を取る。
そのままあがりきってまずは700オール(+立直棒)の加点。
🦇「ナイスナイス~」
🌺「こういうの大事ですよ」
🐳「僕は前回東家スタートで波に乗れず沈んだので逆のことが起こってほしい」
続く1本場。
これもかなりいい手牌。形も打点も楽しみ。
🌺「456か234の三色にしましょう!」
Lusyaba選手は4pを早めにリリースしてこの格好に。
🐳「三色見ず1シャンテン」
🦇「広いよ~」
これに嚙みついたのが別室の男たちであった。
そんな声があったことは知る由もなく369m聴牌。これはさすがに立直。
🐳「いけいけいけー!」
🌺「6枚いますね」
🦇「じゅうぶんじゅうぶん」
🌺「僕が来たから負けたって言われたくないので勝ってもらわないと」
ところがここで比木丹いと選手が満貫聴牌。待ちはカン4s。
🦇「いとさんちょっと~きらきらしててますけど~」
しかし、聴牌してしまったせいで引くに引けなくなってしまった。3mはともかく6mは抱えきれない。
裏も乗って満貫。あまりにも大きい12000の和了。
🐳「裏も乗っていく~」
🦇「ナイスー!」
🐳「波に乗ってる男は違うぜ」
🌺「いいですね、裏乗ったのが大きい。全然違いますよ5800と12000は」
しかし比木丹いと選手とてやられっぱなしで終わるわけにはいかない。
続く2本場でカン4sを力強くツモあがって失点を回復。
🐳「あらあらあら」
🦇「強いわ」
🌺「よく立直しましたねこれ」
東2局~行くか退くか
開幕から派手な点数の移動があったなかで迎えた東2局。
Lusyaba選手の牌姿はなんとも微妙。
🌺「ひげくじらさんこの北どうします?」
🐳「僕はポンします」
🌺「36200あるからスルーっていう人もいそうなんですよね。ポンしといてホンイツ見ながら守り重視って打ち方もある」
ホンイツも見えるかというところで奈落の王選手から2pが出るが鳴かず。
🐳「うーん慎重派ですね」
🌺「そうですね」
その後ほどなくしてカン5mが埋まり、ここで4mを持ってくる。
ここで安全牌として持っていた白をリリース。
🐳「4m残すんですね」
🌺「北落としたりするんですかね」
最終的には笹子ジュン選手が比木丹いと選手からロン和了で決着となった。
勢いそのままに東3局。
巡目こそ深くなってしまったが親の笹子ジュン選手が立直にたどり着く。
🐳「あああ~親から来た」
立直で攻めて攻めて攻めるのが笹子ジュン選手の信条。力強い一発ツモとなった。
🌺「うわーすごい」
🦇「強いな~」
続く1本場は比木丹いと選手が軽く東のみで流して東4局へ。
東4局~動き方
ここはLusyaba選手が動きを見せる。
1枚目の東を鳴いて発進。
🐳「赤赤あって7s使えたらドラ3」
しかしこの進行には懸念点が1つあった。
🐳「これ赤5s単騎になるのか?」
東以外に対子がなかったので雀頭ができないまま進んでしまうリスク。これについては別室でも触れていた。
この9pを鳴けば5s単騎に取れたが鳴かず。
🐳「チーしない」
🌺「チーじゃない!」
🐳「単騎に受けたくないんだ、何かしら5sにくっつけて」
そして9p鳴かずの判断がなんとも意地悪な世界線を見せてくる。
🌺「チーしてれば5sツモってましたね~」
🐳「知りたくなかった」
なお別室の男たちは手牌を開けていないのでこのことについてはそもそも知らなかった模様。
とはいえLusyaba選手もなんだかんだ47s待ちで聴牌。高目満貫である。
残り4枚というところで引いた東はカンせずスルー。
🌺「嶺上開花!……しないか」
🐳「海底回ってきちゃいますね」
結局この局は流局となった。
🐳「ナイス聴牌」
🌺「筒子で頭作って索子待ちのイメージでしたね」
続く1本場。
發を使ってホンイツになればというところでもあったがこれはさすがに發を切って聴牌に取るところ。
そしてこのツモである。
🐳「ああ~~~痛い~~~」
🌺「他の人のところに行かなくてよかったということで」
そのままカン6sを続けていたところでなんともいえない状況に。
🌺「なんだあの8sはって感じですね~」
親にダブ東を含む2鳴きが入っていて最終手出しが8s。7sはかなり胡散臭い。
ここは打3pで迂回を選択。
しかしこの人はそんなことなど気にしない。笹子選手がまたしても攻める。
ところがここにも伏兵がいた。一気通貫を南単騎で待ち続けていた比木丹いと選手がここでロン和了。
🦇「わーすごい」
🌺「これは耐えました」
🐳「助かった」
笹子ジュン選手の独走とはならず。勝負は南場へ。
南1局~忍耐?ピヨピヨ?
迎えたLusyaba選手の2度目の親番は後手を踏む展開となった。
まずは比木丹いと選手から立直が入る。手格好的にもなかなか厳しい。
ほどなくして奈落の王選手からも追っかけ。
ここはいったんチー。
🐳「一発を消していく~」
続いて奈落の王選手から出てきたのは7s。
🦇「おっ鳴ける」
🐳「もういかないんじゃない?」
🌺「怖いですよね」
しかしここはスルー。
🌺「あれを鳴かないのは鋭い。鳴いちゃいそう」
🐳「我慢だな~」
一方別室の反応はいうと……
2人とも鳴くと思っていただけにこの反応である。
この局は奈落の王選手が悲しみの放銃に回る結果となった。
🌺「7s鳴かなかったから来なかった」
🐳「横移動で済んだのは耐えだな」
ここまで相互の視点で言ってること違うことある?
南2局~シュレディンガーのLusyaba
なんだかんだあったが気を取り直していきたい南2局。
この牌姿から北1枚目をスルー。
🌺「ホンイツあんまり見ないんですねLusyabaさん、こういう人もいる」
🐳「僕は秒で鳴きますね。ハハァ~ンつって」
そろそろ本格的にお酒が回ってきた頃かもしれない。
しかしツモ山は味方だった。まさかの自力で重ねる。
🐳「ああ~大正解です~」
🌺「遠い仕掛けはしていかない。北を安牌として考えているんでしょうね」
🦇「四暗刻教ではない?」
🌺「見てないと思います」
1シャンテンでホンイツを見るべきかどうかというところでこのツモ。これはスムーズにホンイツにいける。
🐳「ああ~嬉しい」
🦇「迷わないやつ」
この6sを鳴けば聴牌。問題は鳴き方だが……
ここはLusyaba選手きちんと正解を選択。カン6sで鳴くと369s待ちが残る。
🐳「偉い」
🌺「偉いですね、両面チーしてはいけない」
🦇「間違えそう~」
ほどなくして奈落の王選手が再び6sを掴み満貫放銃となった。
🌺「3巡目の1sとかがホンイツに見えませんね。素晴らしい」
🐳「いい内容でしたね」
🦇「らしさが出たね」
🐳「僕は2000点で終わってたかもしれん」
南3局~風雲急を告ぐ
先ほどの満貫和了で一気に笹子ジュン選手の背中が見えてきた南3局。
西も白も対子。どこから鳴いてもあがれそうな手格好。なかなか悪くなさそうな形に見える。
ところが先制立直にたどり着いたのは比木丹いと選手だった。
🐳「もっとやばい人いた」
🌺「ツモってもらったらジュンさんは捲る」
待ちの147pはフリテンだったが力強くツモ和了。裏も乗せて倍満。
🐳「う~裏裏だあ~」
🌺「ちょっとちょっと、聞いてないです」
🌺「目まぐるしい、123が逆になった」
これで一気に比木丹いと選手がトップ目に。上位争いが一気に混沌としてきたなかでのオーラス突入となった。
オーラス~上下が近い
トップも3着も近い状態。とはいえできることならトップを持ち帰りたい。そんななかでLusyaba選手の配牌は……
🐳「發鳴いてドラ単騎とかですかねえ。Lusyabaさんはやらなさそう」
🌺「あんまりやるイメージないですね」
🦇「前Cr7さんに牌譜検討してもらった時に、こういうのは鳴いてドラ単騎目指すことを考えようって教えてもらった」
打点のことを考えると東を残したいところではあったがここでリリース。3着目が近いというのも悩ましい。
🐳「あー東切った、さすがに」
なんだかんだであがり方次第では逆転もあるという聴牌にたどり着いたところで、ここまで終始苦しかった奈落の王選手から立直。
🐳「うぇあああああヤメテー」
🌺「怖い」
🐳「怒りの親リー」
結果は流局。笹子ジュン選手もしれっとダマで逆転手を入れていたが実らず。比木丹いと選手の1人ノーテンでトップと4000点縮まった。
🌺「いいぞいいぞートップの道が見えてきたぞ」
供託1本1本場、あがれればなんでもいいという状況で……
役牌が対子。他はバラバラだがこれは頼もしい。
🌺「ナイス初トップ!🚩」
🦇「早くもw」
とはいえあがりトップなのはこの選手も同じ。比木丹いと選手も仕掛ける。
🐳「いとさんもくるよね」
Lusyaba選手の手牌は愚形も多く雀頭もない。今のところ苦しそうだが……
急所のペン7pを引き入れる。
🌺「おぉ~よく引いた!」
さらに雀頭も完成。
🐳「おぉ~できた、頭」
わずか数巡で一気に良くなった。この1シャンテンなら勝負できる。
🌺「いいぞリャンカン、いける」
とはいえこの選手がおとなしいわけがなかった。笹子ジュン選手から立直。
🐳「そうだよな~ジュンさんこういう打ち方だもんな」
とはいえこちらも上がればトップ。勝負するしかない。奈落の王選手から出たカン8mを鳴いて聴牌。
そして聴牌打牌5mを比木丹いと選手がチー。
🐳「あぁ~ピタゴラスイッチ」
最後は比木丹いと選手がかわしきって決着となった。
🐳「あぁ~かわされたあ~」
🌺「でも2着か」
🐳「頑張ったよ」
🦇「ナイスファイトだったよ」
🐳「悪い流れをしっかり止めてくれた」
試合後
🖋「お疲れ様です」
🌺「ナイス2着ナイス2着!」
🖋「倍満かあ~」
🌺「いいオーラスでしたよ、だれがあがってもおかしくなかった」
🖋「トップ取りたかったですけど、ずっと逆連対続いてたんでなんとかプラス持ち変えれてよかったです」
🐳「14.9。いいプラスだ」
🦇「私もプラス取らなきゃ」
🐳「この流れならいける」
🦇「日頃の段位戦コテンパンだからね」
🌺「段位戦負けてるときのあんさんはリーグ戦強い。僕がAPBのときそうだった」
🦇「いつも負けてるだけですよw」
🌺「いや~でも面白いゲームでした」
狂犬の噛みつきもちょくちょくあったが、小さくない素点を持ち帰っての2着はじゅうぶん大きい結果。最近厳しい展開だったチームにとって、これはたしかな追い風だろう。この風に乗って、再びの浮上となるか。
ANC PURPLE BATS 27.0pt
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