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どろぶね「宇宙船なら沈まない」

とうほく学生演劇祭でどろぶねの「宇宙船なら沈まない」を観た。
Aブロックは全部観ようかと思ってたけど、目当てではない演劇を観て良い体験だったことがないし、ちょっと疲れていたので、どろぶねだけ観劇。

まずは大賞受賞おめでとうございます。全然知らない世界だけど、二連覇なことはたぶんすごいんだと思う。

昨年の受賞作がとても良かったので、今年も期待して観た。で、感想。

役者さんがみなさん上手で、観客に何度も笑いが起きていて、それだけでもすごいと思う。
内容の詳細には触れないけど、印象として、令和ロマンのM1優勝みたいな「こういう感じですよね?」という作者のちょっと引いた目線を感じた。気のせいかもしれないけど、ウケそうなところはウケていて、好きなところの反応は予想と違っていたりしそう。個人的には、やりたいこと、好きなことをもっと出していっていいと思う。まだ未完成の作品に見えた。

漫画の第一話を読んだような、それでこのあとどうなるの?って感じ。おじさんの目的も、轢いた生きものも、もっと謎でもいいのかも。逆に、ふたりの人格はもっと見えてもいい。
昨年のどろぶね作品も、別団体での作品も観たけど、作家本人が思ってるより、もっと削いでも大丈夫。
全国までにどれくらい再構築していいのかわからないけど、だいぶ変わるんだろうなと感じた。なんとなく「よっしゃー、獲ったぞ」って感じではなく通過点感あるんじゃないかって気がする。わかんないけど。

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